安田記念 2024

 初めまして、姜と申します。もともと競馬はしていたのですが競馬をする仲間が欲しかったり、他の方の知識や考え方を取り入れたいということで、今年の春に入会させていただきました。毎週例会で会員の皆さんと議論するのは楽しく、とても勉強になります。また、この前は関西の他大学の競馬サークルさんとの交流会があり、いろんな方と交流できて楽しかったです。先輩方も皆優しく教えてくれますので、競馬に興味がある方は是非入会して、一緒に楽しみましょう。

 さて、今年の安田記念ですが、2連覇していたソングライン、3年連続馬券内のシュネルマイスターが引退したこともあり、今年は大変混戦なメンバーになったと思います。先週までの東京の芝はパワー型の馬の台頭も目立っていましたが、今日の東京の芝レースの傾向としては、時計が早い、早い上がりが出せる、直線のみの追い込みも届く、内外フラット(やや外有利か)といったような感じで、例年のこの時期の軽い東京の芝のように感じました。気になるのは明日の雨予報です。記事を書いている今現在(土曜日夜21時)ですが日曜日の13時ごろから3mm/hの雨予報となっておりメインレースまでやむことはなさそうなので、稍重〜重馬場でやや外有利の馬場を想定します。しかし、東京競馬場の水捌けの良さは異常なので、レース直前まで、雨が降っているかどうかはチェックしたほうが良いかと思います。

 さて、予想に移ります。前走稍重にしてはペースの早い逃げを打ったドーブネ、スプリントで番手にいったウインカーネリアンの2頭が逃げ争いをしその後ろにジオグリフ、パラレルヴィジョン、フィアスプライド、ヴォイッジバブルなどの先行馬がいて、早い上がりが出せる終いにかけたいタイプもあまりいないので、ペースはミドル寄りで流れるのではないかと思います。馬場が悪いことも考えると、ペースが流れると馬場に対して、相対的にハイペースになって前の馬には厳しいですが、後ろすぎると荒れた馬場のために早い上がりが使えず届かないということになってしまいますので中団ぐらいにいる馬の中で持続力のある馬を買っていきたいです。
 それでは印の紹介です。

◎ ガイアフォース この馬の魅力は高い基礎スピードからくるハイペースへの耐性と持続力です。去年のマイラーズC、安田記念と好走し、チャレンジカップでは好走できなかったように11秒代前半を持続させることに長けた馬で、また前走初ダートでしたが2着と好走したようにこの府中のワンターンマイルには高い適性があると思います。去年の安田記念でも強いメンバー相手に僅差の4着と打点はかなり上位だと思うので、頭まで期待しています。ややストライド寄りの馬なので内枠よりは外枠で気分よく走らせたかったですが周りに先行馬がいないので、先行馬のポジションかやや1段後ろで構えてロンスパさせて直線馬場のいいところを走らせて欲しいです。

○ ジオグリフ 前走はスローペースの中馬は行きたがっていたのに、押さえ込まれて5番手ぐらいをだらだら走り最後は伸びたものの、末脚でどうこうできる馬ではないのでそのまま5着ということになってしまいました。前走行きたがっていたようにマイルへの短縮はいい方向に向きそうです。中山記念で早いペースを先行して粘ったように今回想定しているミドルペースへの適性はあり、基礎スピードがそこまであるわけではなく、また他馬の上がりが出にくくなり差しにくくなることなどから雨は向くと思います。ダートをずっと使われていましたが、元々芝での打点は上位で、ここ2走で復活したように走る気は無くなっていないので先行させて粘り込みを期待しています。どちらかというと機動力寄りの馬ではあるのですが、雨と短縮が向きそうな点、またオッズもつくことから対抗にしておきます。

▲ ステラヴェローチェ 他に買いたい馬があまり見当たらなかったので3番手はこの馬にしました、前走は残念な競馬となりましたが力は示しました。過去不良競馬で勝っていることからスタミナはありそうなのと、トップスピードに秀でた馬ではないので雨はよいのかなと思います。ペース耐性を示せていないこともあり、ペースが上がった時に外枠で先行していると厳しいかもしれないので中団ぐらいに構えてスタミナを活かして差してきて欲しいです。

以下、人気馬の短評を書いておきます。(以下常体で失礼します)

ソウルラッシュ このメンバーの中でマイルの打点は上位であるが、安田記念では過去2年好走できていない。足が短いのとトップスピードがないことが原因か。雨でトップスピードの不安は解消されるのは良く、調教もかなり動けていたし、去年までよりはメンバーレベルも落ちることから今年こそは馬券内を期待しても良いのかもしれないが、やや過剰人気なので紐まで。

セリフォス 高い基礎スピードとトップスピードが持ち味、しかしトップスピードがありすぎるためか足は長くない印象。折り合い難のため、前に壁があった方がよく18番枠は歓迎ではなく、また先行するとペースが早い中外外を回ることになるため厳しいが、後方に下げて届くような末脚が使える馬場なのか、また後ろになった時に折り合いが大丈夫かなど不安要素が大きいのでかなり試練の枠になったと思う。川田騎手の記者会見の際の顔は馬券内に来るときの顔だった。

ナミュール 打点は上位であるが、トップスピードが使えない馬場になると厳しそう、去年も雨が降ったヴィクトリアマイルで伸びあぐねていた。そもそも追い込みの馬は厳しいと思っている。

ロマンチックウォリアー 打点が最上位であることは間違いないが、マイルでペースが上がった際の追走力への疑問などから1番人気の信頼は置けないのではないかと思う。好走したら諦め。

以上見解となります。読んでくださりありがとうございました。皆様の馬券が的中することを願っております。

以下会員の印です。

安田記念 2024



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?