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2023年 チャンピオンズカップ(GI)全頭診断 血統・厩舎編

チャンピオンズカップの全頭診断をしてゆきます。

チャンピオンズカップ基本データ
・基本的に荒れるレース。過去10年間の3連単平均配当103,548円
・馬齢は6歳までが活躍
・8枠の成績が悪い
・前走3番人気以内

1枠 1番 メイクアリープ
血統
父シスターミニスターは、ダートの勝ち馬の平均距離が1,525mマイル前後の距離が得意。産駒はほぼダートで活躍しており、ダート適性は高い。母父スペシャルウィークも、ダートでの勝率は1割を超えており、適性は高い
騎手
幸騎手は関西の中堅騎手。今年もすでに49勝とまずまずの成績。中京ダートは得意舞台なので、軽視は禁物か?
厩舎
栗東の大根田厩舎は、今年7勝と活気がないが、2着は15回あり、惜しい競馬が続いている。メイクアリープは厩舎の看板馬なので、ここは期待したいところかもしれない

2枠 2番 メイショウハリオ
血統
父パイロは地方で圧倒的な強さを見せている種牡馬。中央でのダートの勝ち馬の平均距離は1479mと、若干短距離に寄っている傾向。母父マンハッタンカフェは、イメージと異なり、芝、ダートともにこなす種牡馬。ダートの勝ち馬平均距離が1656mとなり、中距離適性も高い。
騎手
浜中騎手は関西の中堅騎手。今年は39勝とあまり元気はないが、大舞台での強さは、池添騎手と双璧をなす。ここでの一髪はあるか?
厩舎
栗東の岡田厩舎は、今年12勝と活気がないが、2着は18回、3着も16回あり、惜しい競馬が続いている。ノーザンファームの馬がほとんどいない厩舎の中で、オープン馬を何頭も作っている厩舎力は侮れない。

2枠 3番 ジオグリフ
血統
父ドレフォンは、ダート勝ち馬の平均距離が1547m。ダートでの勝率が高く、ダート種牡馬の主流になりそうな勢い。。母父キングカメハメハはダートの勝ち馬の平均距離が1689mとなり、中距離もこなす血統。血統的には申し分ない
騎手
ビュイックは、短期免許で来日中の外国人騎手。今年もイギリスのリーディングになった名手。今回の来日は、先週と今週の2週間のみとなり、超短期の来日となっている。このレースも本気度が高いのでは?
厩舎
関東の木村厩舎は、言わずと知れたイクイノックスの厩舎。そして、このジオグリフは、イクイノックスに土をつけた2頭のうちの1頭。調整に抜かりはないはず

3枠 4番 テーオーケインズ
血統
父シスターミニスターについては、メイクアリープ参照。母父マンハッタンカフェはメイショウハリオを参照。ダート適性は高い。
騎手
栗東の松山騎手は今年106勝とブレイク中。3着内率も高く、芝、ダートともに追える騎手となってきた。外国人たちがいる中で、一矢報いたいところ
厩舎
栗東の高柳大厩舎は、今年26勝と過去最高成績を狙える位置にいる。複勝率も32%と安定感もかなり上がっており、さらに、ダート馬を育てるのが上手い印象

3枠 5番 ドゥラエレーデ
血統
父ドゥラメンテは芝もダートもコンスタントに走る種牡馬。ダートの勝ち馬平均距離は1634mと中距離向きとなり、母父のオルフェーブルはダート馬を出す種牡馬。血統的にはかなりやりそう。
騎手
ムルザバエフ騎手は、昨年に続きの来日。今年はフランスで騎乗して、あまり良い成績ではなかったようだが、今週からフル稼働。日曜日は中京で11鞍に騎乗予定。さすがに疲れないのか??
厩舎
栗東の池添学厩舎は、今年31勝。複勝率も33.6%と高い。ただ、活躍馬の多くは芝でよく走る馬の印象。ダート馬の育成については、どうなのだろうか

4枠 6番 グロリアムンディ
血統
父キングカメハメは、ジオグリフの母父を参照。母父ブルーエアフォースは、ヨーロッパ血統でロベルト系。ダートのドバイ ゴドルフィンマイルを勝っているが、それほど目立った活躍はない
騎手
ルメール騎手は、今、一番信頼をおける騎手。ただ、ダートになると、少しポカもある。
厩舎
栗東の大久保厩舎は、今年29勝。ダートはよく走らせるイメージはあるが、なかなかGIを勝ち切るイメージがない。これは管理馬のディープボンドのイメージからなのだろうか

4枠 7番 ウィルソンテソーロ
血統
父キングカメハメは、ジオグリフの母父を参照。母父ブルーエアフォースは、ヨーロッパ血統でロベルト系。ダートのドバイ ゴドルフィンマイルを勝っているが、それほど目立った活躍はない
騎手
ルメール騎手は、今、一番信頼をおける騎手。ただ、ダートになると、少しポカもある。
厩舎
栗東の大久保厩舎は、今年29勝。ダートはよく走らせるイメージはあるが、なかなかGIを勝ち切るイメージがない。これは管理馬のディープボンドのイメージからなのだろうか

5枠 8番 アーテルアストレア
血統
父リーチザクラウンはダート勝ち馬の平均距離が1517mでマイル前後に適性がある。母父ワークフォースは日本ではあまり成功したとは言えない種牡馬だが、ダートの勝ち馬平均距離は1829mで中長距離に適性がある。血統的には持ちそう
騎手
横山武は関東のリーディングを争うジョッキー。ダートは芝に比べると成績がやや落ちるが、ダート複勝率は38.4%あり、しっかり追える印象
厩舎
栗東の橋口慎厩舎は、今年はキャリアハイの31勝をすでに挙げていて勢いがある厩舎。芝、ダート問わず、勝ち星は半々だが、若干複勝率はダートの方がいい。

5枠 9番 クラウンプライド
血統
父リーチザクラウンはアーテルアストレアの章参照。母父キングカメハメハについては、ジオグリフの章参照。ダート適性は問題ない
騎手
川田騎手はダートの勝率は芝よりも悪いが、複勝率が62.7%と驚異の数字。ダートでも信頼がおける騎手
厩舎
新谷厩舎は、今年11勝と今年はあまり元気がないが、管理馬は、スマシングハーツ、リメイク、サトノロイヤルなど、ダート馬が多く、本馬にもそのDNAが受け継がれている

6枠 10番 ノットルノ
血統
父ハーツクライのダート勝ち馬平均距離は1697mと中長距離適性はある。ダートは芝に比べて、若干勝率が落ちるが、イメージほどダートがダメということはない。母父トニービンは芝の方が成績が良い
騎手
松若騎手は、今年35勝だが、複勝率は21%あり、最後までしっかり追ってくれる騎手という印象。そのため、よく穴を開けるというイメージ。GIではどうか
厩舎
古豪となる音無厩舎は今年も21勝とそれなりの成績を残している。最近は短距離馬を育てるのが上手いという印象。

6枠 11番 ハギノアレグリアス
血統
父キズナはダート、芝どちらも走れる種牡馬。ダート勝ち馬の平均距離は1686mと中距離向き血統。母父ジェネラスは英国馬で、イメージとしては芝の方があう。
騎手
岩田望騎手は関西の若手ホープ。今年104勝のうち、芝、ダートともに52勝とどちらも対応できる騎手。父のように、鋭いイン突きができるようになるとリーディングもみえてくるか
厩舎
元騎手の四位厩舎は今年21勝と活気がある。そして、前半には及ばないものの、複勝率は32.2%と優秀な成績を収めている厩舎。

7枠 12番 セラフィックコール
血統
父ヘニーヒューズは言わずと知れたダート種牡馬。勝ち馬の平均距離は1446mと短距離傾向。母父マンハッタンカフェはメイショウハリオを参照。
騎手
Mデムーロ騎手は、今年42勝。一時期の勢いは無くなってしまったが、芝よりもダートの方が若干成績がいい。追えるというか、追いすぎるきらいもあるが、要注意な騎手
厩舎
栗東の寺島厩舎は関西の中堅厩舎。今年も30勝を挙げていて、そこそこの成績となっている。ダート馬を育てるのが上手いので、本馬も注目の存在。なんといってもノーザンファーム生産馬は無視できない

7枠 13番 ケイアイシェルビー
血統
父ディープインパクトは、言わずもがなの大種牡馬。芝もダートもGI馬を多数輩出。母父というよりも、母のケイアイガーベラはダートの短距離の追い込み馬。距離がどうかだが、ダートは合う。
騎手
藤懸騎手は今年20勝。そのうち14勝をダートで挙げており、また、複勝率もダートの方が高いので、ダートの方が上手い騎手となる。
厩舎
栗東の平田厩舎は今年14勝と活気がないが、以前はゴールドドリームなどのダートの一流馬を育てていた厩舎。厩舎力はある。

8枠 14番 アイコンテーラー
血統
父ドゥラメンテはドゥラエレーデ参照。母父ケイムホームはダートの勝ち馬の平均距離が1400mと若干短距離向き
騎手
モレイラ騎手は今年44勝。短期免許でこの成績はすごい!そして、複勝率は56.3%!ダートだとさらに上がって、61.1%。無視はできないか。
厩舎
栗東の河内厩舎は今年13勝と活気がないが、複勝率は27.7%。ノーダンファームの馬がほとんどいない中で、この成績は優秀。厩舎力は思っている以上に高い。

8枠 14番 レモンポップ
血統
父レモンドロップキッドはダートの勝ち馬の平均距離が1550m。思った以上に距離は持つイメージ。母父ジャイアンツコーズウェイはアメリカの第種牡馬。ダートの勝ち馬平均距離は1664mとなり、中距離適正がある。
騎手
坂井騎手は今年95勝の若手のホープ。特に前に行く馬に乗った時に上手い騎乗をすることは有名。勝率、複勝率共にダートの方が成績が良い
厩舎
関東の田中博厩舎は今年26勝。複勝率は31.1%と高く、若手のホープ。こちらも若干ダートの成績の方がよい。あとは枠だけか。。

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