キャロットクラブ(2022)1歳馬募集分析① 父:ロードカナロア
種牡馬:ロードカナロア産駒の特徴
かつてはディープインパクト産駒だった募集番号1、近年はロードカナロアの時代になっています。ロードカナロア産駒はキャロットクラブ、POG分析などで毎年行う上位種牡馬になりますし、今年もズラリと良質の母馬と配合された1歳馬がラインナップされました。特徴を分析しながら傾向を探ります。
種牡馬:ロードカナロア産駒の産駒回収率
まず初めに
現役馬が多数いますので、回収率に変動があることはご承知お願いします。
キャロットクラブのロードカナロア産駒といえばサートゥルナーリアが代表産駒になります。そしてその夢を追うことも一口馬主生活の醍醐味でもありますので一概には言えないことを前提で以下の通りの分析となります。
歴代募集馬を成績を「獲得賞金/募集金額」で計算すると、
2022年7月現在 回収率は76%となり、代表産駒であるサートゥルナーリアが374%になり、サートゥルナーリアを外すと50%まで下がります。
ロードカナロア産駒は種付け料が高額ですので、どうしても募集金額が高騰しやすく、回収率が上がらないということが分かります。
まずは、
ことが大前提としておきます。
種牡馬:ロードカナロア産駒 狙いの母系統は⁉
回収率上位の母系統は下記の通りです。
374% スペシャルウィーク
294% スペシャルウィーク
224% ディープインパクト
207% ジェネラス
207% フレンチデピュティ
152% フジキセキ
149% ジャングルポケット
148% ネオユニヴァース
101% エリシオ
と続きます。
注目点は母父スペシャルウィークになりますが、全てがサンデーサイレンス系統でない点も特徴になります。サンデー系統全体的にみると、母系には重厚感が必要かと考えます。今、一番ダート戦線で活躍が期待できそうな ジレトールも母はサンビスタでスズカマンボ産駒、重厚です。
さらには、サンデー系統は募集額が高額になりやすいですが、非サンデー(特に母父:Northern Dancer系統)で狙いを立てるのも良いと考えます。
・スペシャルウイークを除くサンデー系統 回収率 40%
種牡馬:ロードカナロア産駒 産駒の距離実績
回収率の高い産駒の距離実績を確認すると、特徴が見えてきます。
それは、
です。この特徴からもロードカナロア産駒でクラシック路線を目指すのは難しいということが分かってきます。
種牡馬:ロードカナロア産駒の狙い方 まとめ
初年度産駒でアーモンドアイ、2年目産駒でサートゥルナーリアの2頭の印象が強いのでクラシック路線でこそと考えますが、ここは父:ロードカナロアの実績を基に短距離~マイルと路線での活躍を期待できる馬を狙うべきだと考えます。
2022年 キャロットクラブ1歳馬募集 ロードカナロア産駒の結論は
と結論付けてみます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?