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東京新聞杯&厳選レース予想~あの名馬って何番人気か覚えていますか?~

2/9(日)に開催される東京新聞杯(G3 芝1600m)の予想になります。

実はここ数年その後のG1戦線を賑わせる馬たちが出走する傾向にある隠れ出世レース。

昨年の勝ち馬は春秋マイルG1制覇のインディチャンプ、更にその前年は昨年度の年度代表馬リスグラシューと活躍馬が続いている。

しかし今年のメンツを見ると小粒?な印象がある。最も毎年このようなことを言いつつ後々活躍する馬が出てくるので今の段階では何とも言えないが・・・。

まずは過去の傾向を解析していきたいと思う。

枠順

過去傾向、特徴(10年分)

騎手別傾向

特に誰がいい悪いというのは存在しない。

意外にもルメール騎手はこのレースに2回しか過去騎乗経験がなく2着が一度あるのみ。

もちろん過去1年の東京1600mの騎手別成績を見るとルメール騎手が抜けている。

今年はレッドレッドヴェイロンに鞍上予定。

種牡馬別傾向

こちらも産駒が良いと特別推奨できる馬がいない。

しいて挙げるのであればディープインパクト産駒。

母父別傾向

今回この部分をあえて選んだのは理由がある。

それは母父ダンシングブルーヴの点。これについてはご存じの方も多いと思うがエリモピクシーを母に持つ馬の好走が多いため。下記の図を見てもらうとわかるがクラレント、レッドオルガはいずれも母エリモピクシーの子供に該当する。この馬を母に持つ一族は東京の1600mを好走する宿命にあるといってもいいくらいとにかく走る。それ以外にもい2010年、2013年好走のトライアンフマーチも母父はこれに該当する。

今回のメンバーではレッドレッドヴェイロンが該当。そしてこの馬もまたエリモピクシーの一族。

人気別傾向

1番人気~3番人気がいずれも複勝率40%と非常に信頼度が低いレース。この時期の東京のマイルレースはどこにも直結しなければ有力馬たちがわざわざ出走してくるわけでもないので賞金加算を狙った馬たちのレースになることから人気別通りに機能しないところがある。

後の名馬リスグラシューもこのレースでは3番人気というのだから面白いものである。

5番人気の勝率、複勝率が高いので決め手があったり馬場相性、調教状態など少し狙える理由があれば相手に加えるのもよさそう。10番人気以下は過去1度も絡んでいないので人気薄の一撃は期待しにくい。

枠別傾向

開幕2週目ということで内枠有利、外枠不利の傾向。やはり内枠のきれいなところを走れることに越したことはない。

もっとも去年の勝ち馬は出遅れたにも関わらず後方から追い込んできたインディチャンプ、2018年~2019年3着のサトノアレスは後方からの追い込み競馬なので逃げる馬を素直に買って当たるわけでもない。

やはりスローペースで位置についてヨーイドンとなればディープインパクト産駒を始めとした上り勝負に強い馬に分がありそう。

以上の点から今回は

① 東京マイルの実績が強い馬
② 5~6番人気候補の推奨馬
③ 内枠の有力馬

以上の3点より予想をしてまいります。よろしくお願いします。

推奨馬

本命

5 サトノアーサー(田辺) 予想 4番人気

2018年のエプソムカップ勝利の実績もある一頭だが長期休養を挟んだこともありその能力の現在の限界値が読みにくいところがある。

休み明けの2走は約1年ぶりの実戦でタイム差なし2着、前走は大雨で馬場が崩壊状態だったこともあり6着と負けてしまったが参考にならない。

とはいえ今回データ面では一番買いやすいレッドヴェイロンはあくまで軸としては買いやすい馬なだけで脚質面を考えても本命には挙げにくい。しかしこれといった決め手のある実力馬もいないということでここは賞金の加算が欲しいこの馬を抜擢。

前日の同条件節分Sでも触れたが東京の1600mで現在ルメール騎手の次に買える騎手は田辺騎手。騎手の調子は決して良くはないがこういう少し人気を落としたときの田辺騎手は買いともいえる。

このレースに相性の良いディープインパクト産駒の中でどの馬を選ぶか色々悩んだが重賞実績からこの馬を選ぶ形となった。

しかしいつも以上に本命段階で歯切れが悪い通り不安点が多すぎる。

①鞍上田辺騎手の状態が上がらない。関東の中堅騎手たちが次々に怪我で離脱しているとなると関東リーディング上位に名前が出てこなければいけないにも関わらず勝ち星が増えることもなければ2020年未だに重賞も勝てていない。

②エプソムカップでの東京実績こそあるが本質的には右回り向きの成績。

田辺騎手×池江厩舎という組み合わせはほとんど縁がないがこの辺もまた戸崎騎手などの離脱が絡んでの組み合わせなのかもしれない。

対抗

9 レッドヴェイロン(ルメール)予想 1番人気

東京1600mで好調のキングカメハメハ産駒、そしてこのレースを始めとした東京の1600m好走馬エリモピクシーの子供。

東京競馬場の実績もNHKマイルの3着、2走前紅葉Sではアントリューズ、モズダディー、ボンセルヴィーソといったメンバーを同条件を相手に勝利している実績も確かで今回も販路調教を50秒台で駆け抜けており安田記念を見据えて賞金加算が必須という態勢を作り上げた。

とはいえ少し買いにくい点としては脚質が後方から直線競馬で33秒前半の脚を使って上がってくるタイプ。このタイプは東京新聞杯では好走することはあっても勝ちきれないところがある。開幕2週目の東京競馬場の芝の恩恵も強く先行した馬の差しそこないも充分にありえる。

レースレベル自体は決して高くないので2着、3着への滑り込む可能性が一番高い馬という事もあり軸としては一番手堅い。

3番手

2 ヴァンドギャルド(福永) 予想 2番人気

現在3連勝中の上り馬のディープインパクト産駒。母方に成長晩成型のサドラーズヴェルズを持つ血統の組み合わせだが2歳時から重賞で好走してきた素質馬。

昨年の春にクラシック路線を諦め休養に入ると秋以降その素質が開花し一気にオープン入りを果たし今回重賞初制覇へ向け調教も積み万全体勢を整えてきた。

とはいえ今回レベルが低いG3レースではあるが過剰人気は否めず相手なりに乗る福永騎手の鞍上というのも気がかり。先行しきって前で競馬が出来ればいいが中段から内枠に進路を求めようとすれば内で詰まらせる恐れも高い。(前日の節分Sの田辺騎手のアントリューズのようなパターン)

また昨年こそ成績が良かったが実は福永騎手は東京の1600mの成績が悪い。全盛期状態のプリモシーンや最強マイラーのインディチャンプといった馬に恵まれた昨年は良化傾向だったが果たして?

穴馬

3 モルフェオルフェ(江田) 予想 10番人気

前走愛知杯では理由がわからないが江田騎手から丹内騎手に直前で乗り替わりが決まり期待値0で大敗。

今回舞台は東京に移り適性はデータ面では考えにくく江田騎手の東京競馬場のこの条件もイマイチと特別推奨できるものはない。

それではどこを推したのかという点だが今回同型の逃げ馬が他にいないということで馬場の一番伸びる2分どころを取れれば最後粘り込みを謀る競馬が出来ればというかすかな希望に賭けてみた。江田騎手というのはそういう騎手でもあるため。

この馬の距離適性は1600mにあるのはデータ面では唯一推せる点?

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買い目

単勝

5

ワイド(本線)

5-2.9

3連複

5-2.3.9

今回はいつにないほど自信もないレースなので金額セーブでいきます。

本日の厳選レース

10R 白嶺S(ダート1600m)

枠順

本命

1 フォギーナイト(ルメール) 予想1番人気

休み明けではあるがこの馬は基本的に一度使うと次を使うまでに非常に時間がかかる体質面の弱さがある。しかしその一方で1戦、1戦への馬の全力度が尋常ではない。

2歳新馬デビューで明け6歳にも関わらずなんとこれが8戦目。しかしこれがポイントと自分は見ている。父tpidはアメリカの大種牡馬だがこの血統はとにかく東京のこの条件が強い。この馬自身も東京の1600mにて3勝をしているが産駒の通算成績も非常に優秀な血統。

またtpid産駒のマイナス点としては成長が早すぎるゆえに枯れるまでもあっという間という部分があるがこの馬は上記でも触れた通り6歳にしてキャリア8戦目という競馬への新鮮さも魅力。

過去のレースを見ても休み明けで鉄砲が利く(むしろ使い詰めができないので当たり前の話ではあるが)にも関わらず「休み明けの一番人気なんか買えるわけない」と嫌われて単勝が3倍台後半でつくのであれば鞍上ルメール騎手という部分も含めて配当的は旨味も。

これまで日本人騎手では馬券にならず馬券は全て外国人騎手という辺りもこの馬の操縦性の難しさを感じる。これもまたtpid産駒の気性の悪さや気難しさが出ているのも特徴的。

対抗


5 ヴァイトブリック 予想 8番人気

地方重賞2着の実績はある馬だが古馬を相手にするようになってからは目立ったレースが出来ていない。

今回推奨した理由としては凍結剤散布により東京の馬場状態がパワーを要するタイプになったという点。園田競馬場は地方のダートコースでも特に砂が重たい部類にある競馬場ということでそこでかつて好走できた実績がある馬というのは人気薄になる今回狙ってみても面白いとみた。

昨年の今頃は同条件ヒヤシンスSでも2着になっており芝スタートのこの条件も苦にしない。天栄帰り初戦のここは相手の一頭には加えておきたい。

3番手


3 バンブトンハート(田中勝春) 予想 3番人気

珍しくこの有料予想で推奨する騎手が鞍上だが先ほど話した通り凍結散布剤が撒かれた馬場であれば地方競馬の砂に強いタイプかつ東京実績のある馬が1つのポイントになるのであればサウスヴィグラス産駒のこの馬は是非とも押さえる必要がある。

近走の成績を見てわかる通りこの馬は芝スタートでスピードをつけて前に行ける東京コース向きに対してスタートからダートの中山競馬場ではなかなか好走できないでいる。特に現在の東京競馬場のダートコースはなかなか後方からの組が差し損ねるシーンが続いており先行5~6番手から抜け出しを決める競馬が出来れば勝利も充分にあり得る。

過去3勝はいずれもこの条件。3番手ではあるがオッズ次第では単勝で買ってもいい一頭。

その他

逃げ粘りが期待できる7カレンガリアード、14 デターミネーションが候補

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買い目

単勝(直前のオッズ次第 3.5倍超えるなら前者、それ以下なら後者)

1.3

馬連(本線)

1.3-3.5

3連複

1-3.5-5.7.14

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