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共同通信杯・厳選レース予想~クラシックへの黄金ロード~

2/16(日)に東京競馬場で開催される共同通信杯(芝1800m 3歳限定)の予想になります。

ここ数年このレースを勝つとクラシックの好走鉄板条件と言われるレース。昨年の勝ち馬ダノンキングリーは皐月賞3着、ダービー2着と好走。2着のアドマイヤマーズはNHKマイル制覇、香港マイル制覇という豪華な一戦だった。

これまでの勝利馬好走馬にも後の注目馬が多いレースなだけに勝ち馬は今後も注目必須になりそう。

前日の傾向を見る限り外枠からの差しより内寄りの先行馬が優勢。おそらくスローの瞬発力勝負になるはずなので昨年のダノンキングリーのような競馬が出来る馬が勝ち馬に近づくのではないだろうか?

なお今回は買い目は3連単6点のみにします。どれを選ぶかは最後のお楽しみで。

枠順

共同通信杯傾向・特徴(過去10年)

種牡馬傾向

前日のクイーンSと違いこちらはディープインパクト産駒が強い。特にこのレースで好走したディープインパクト産駒はクラシック戦線で強いパフォーマンスを見せる傾向にある。

今回フィリオアレグロが該当する。

またハーツクライ産駒は2016年勝ち馬スワーヴリチャード以外は凡走。スワーヴリチャードは母はアメリカ系統の早熟東京特化型の組み合わせということで好走することが出来たがマイラプソディは疑問が残る。能力差でどこまで押し切れるか?

騎手傾向

蛯名騎手・戸崎騎手は戦線離脱中。福永騎手は騎乗予定なし。ルメール騎手は意外にも勝利がないということでこのレースにおける騎手面で推せる人はいない。

人気別傾向

3番人気の馬が非常に強い。これには理由がありこのレースは基本的にこれまでの実績から一番人気が過剰傾向にある。その馬が東京の適性がなく凡走してしまう中で条件戦から上がってきた東京適性の強い馬が好走するケースが多いため。そういう馬はだいたい3~4番人気に推される傾向にあるので馬券に絡みやすい。

馬券を買う側も最近はデータの充実化から適性があるなしがわかりやすくなっているためこのレースで人気しない馬はなかなか好走できない傾向にある。

枠番・馬番別傾向

こちらもクイーンC同様に馬場の真ん中どころが有利な傾向。近年は小頭数傾向にあるレースではあるので枠別のデータには気にしないほうがよさそう。

傾向まとめ

①ディープインパクト産駒が好走傾向
②実績馬の1番人気より東京適性の高い上位人気が本線
③下位人気は軽視

以上3点より予想をしてまいります。よろしくお願いします。

推奨馬

本命

7 フィリオアレグロ(デムーロ)予想 2番人気

新馬戦勝利後はしがらきで調整を進めての重賞挑戦。半兄にサトノクラウンを持つ良血馬でディープインパクトを種付けこそしているがどちらかというと今後の成長が期待されるタイプ。とはいえサトノクラウンも3歳時には弥生賞勝利やダービー3着など好走歴も多い。そして天皇賞(秋)2着など左回りと東京向きの馬だったことを踏まえてもここは本命を打ってもよいと判断。

このレース自体は先行して上りの使えるディープインパクト産駒が強いレースという事を考えても今回スローの上り3F瞬発力勝負濃厚のこのメンバーであれば真っ先に評価する必要がある。

鞍上のデムーロ騎手も年明け後完全復調とまではいかないものの一時期のやる気のない騎乗は解消されたように見える。そして堀厩舎とデムーロ騎手といえば先週の予想で触れた加藤征厩舎に次ぐ黄金ラインとしても有名。

昨年厩舎別トップの8勝を挙げた実績があり約半分の可能性で馬券にも繋がっている安定関係。現状デムーロ騎手はクラシックへ向けてのお手馬は不在という事もありここでこの馬での勝利が特に大事になってくる。

そして堀厩舎もサリオスのマイル戦線挑戦の関係で現状クラシックへ向けてのお手馬が不在。

2人の利害関係が一致しているだけにここは誰かさんではないが魂の騎乗を期待したい。

対抗

8 マイラプソディ(武豊) 予想1番人気(圧倒的)

いまさら話す必要もない強い一頭。

前走でも対抗評価を打った馬だが本命のミヤマザクラを完封。さらに3着以下を大きく置き去りにする圧巻のパフォーマンスだった。

とはいえこのマイラプソディという馬はなぜ買ったのか?という部分を考えるとある疑問が生まれる。

マイラプソディって武豊を凱旋門賞で乗せて制覇したいのでは?

と、なると果たしてこの馬はこの舞台に適合しているのか?という点が引っ掛かる。

確かに母系はアメリカ系の牝馬で父ハーツクライは今年東京のマイル~中距離戦線で好走馬が多いが基本的には晩成型の奥手血統でこの時期の東京特化型の早熟ディープインパクト産駒にはどうしても劣ってしまう。そして馬主のキーファズも積極的に凱旋門賞を始めとした欧州のレースを制する可能性の高い馬を古馬、新馬関係なく世界各地で集めている傾向にある。

そして冒頭でも触れたがこのレースはとにかく1番人気がよく負ける。それどころか1番人気を過去に2回馬券外にしたのも武騎手というのもどうも嫌なものを感じる。1倍台のオッズがオッズ通りに作用しないレースなので一本被りをするのがやや怖いところ。

力では間違いなく他馬より上なのであとは東京の馬場適性と瞬発力の有無が鍵。

3番手


6 ダーリントンホール(ルメール)予想 3番人気

これまでは比較的タフな馬場でのレースが続いた馬だが今回は東京の芝コースということで血統面ではマイナス評価になってしまう。

父ニューアプローチはガリレオの系譜。サドラーズウェルズ系の晩成型かつ時計のかかる馬場でこそ強みが出るタイプ。東京の馬場状態とは相反的といっていい。ゴドルフィンも日本での競馬事業拡大で色々な産駒の馬を購入し挑戦させているが今回はさすがに・・・。

冬の開幕したてのタイムが出やすかった中山競馬場のレースで1勝クラスを札幌3歳S3着という実績がありながら3着止まりだったことを考えても今回の東京の舞台も決して馬場が合うとは思えない。

他があまりに弱すぎるので相手には加えたが今回の結果次第で次の買い時を慎重に見極めたい一頭。

抑え

3 ココロノトウダイ(丸山)予想 5番人気

重賞では能力の足りないエイシンフラッシュ産駒だが万が一3強が崩れた時に相手として来るならギリギリこの馬まで。本来ビターエンダーを購入したいところだが鞍上が非常に残念な結果になってしまったので購入する意欲が失せてしまった。

この馬は早熟仕上げに定評のある手塚厩舎という点が気になる。これにより成長力の差でものを言わせることが出来れば・・・

また、丸山騎手が今年この条件にて調子がいいので馬場の読みどころがしっかり決まれば相手までなら・・・

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買い目

3連単

7.8→3.6→7.8

7→8→3.6

以上の6点のみです。これ以上買ってしまうと的中してもガミってしまいますし外したらそれまでと割り切るレースだと思っています。

本日の厳選レース

10R バレンタインS(OP ダート1400m)

枠順

推奨馬

本命

12 ドリュウ(デムーロ)予想 3番人気

タガノアムではないの?と思うかもしれませんが岡田騎手がまったく信用できないので東京競馬場にて圧倒的な実績を誇るこの馬をチョイス。

この馬最大の魅力は東京競馬場の直線を活かした末脚力。ここ2走条件と全く合っていない中山競馬場でのレースを強いられて上り最速の脚を使いながら馬券外という歯がゆい競馬が続いていたが遂に得意の左回りの東京1400mの舞台が整った。

明日は天気も悪くなり脚の鈍りが心配されるが、重馬場でも駆け抜ける力強さがあり凍結剤が撒かれてパワーが要する馬場も地方競馬場にて産駒が活躍しているタイムパラドックスと母父ゴールドアリュールという血統の組み合わせということでプラスに作用する。

近1年の結果を見てもらうとわかるが大野騎手の芸のない騎乗で4着が続きオープンクラスに昇格するのが遅れてしまい昨年の秋にようやくオープン入りを果たした。

その後はデムーロ騎手と合わないなりに中山競馬場でコンビを続けて今回も継続となったがこの舞台でなら活躍できる。デムーロ騎手も年明け以降復調気配にあるのもミルファーム×デムーロ騎手という異質コンビに訪れたチャンスかもしれない。

無論追い込み一辺倒なので差し損ないも充分にあり得るが、それは承知の本命ということで狙いたい。とにかくこれまで1ハロン短い競馬と直線の短い中山競馬場という不利な条件続きだった馬なだけにそろそろ報われてほしい。

対抗

3 ラプタス(幸) 予想 1番人気

前走でも本命推奨した馬。父ディープブリランテに母父ボストンハーバーという組み合わせでスピードに特化した非常に強い馬が出てきた。前走3勝クラス初挑戦ながらあっさり快勝しており今回のメンバーでは最も勢いのある一頭。

父はこの東京の舞台で芝のレースでダービーを勝利しているのでこれまで右回りを中心に使われてきたが左回りの馬場も苦にはしないはず。スタートさえしっかり決めることが出来ればあとはダート百戦錬磨の幸騎手の技量に委ねるのみ。

なかなか素質馬が出ずディープインパクトの後継種牡馬争いから脱落してしまったディープブリランテの子供だがここが一つの試金石になりそう。

1400m戦4.0.0.1と距離適性も万全で重馬場でも勝利歴がある馬なので明日の雨も特に問題は無さそう。

本命と脚質が真逆なのでツーパタンで馬券を組みたい。

3番手

2 ジャスパープリンス(松山)予想 5番人気

東京1400m戦は基本的にアメリカ血統が活きる。そして明日は天気も悪いということで先行勢は押さえる必要があるとなると鞍上の松山騎手の調子も考えてこの馬が気になるところ。

しかし、松山騎手は関東にほとんど来ないゆえに東京競馬場のダートコースの適性が皆無な点が気になるところ・・・。

穴馬

6 サヴィ(ミナリク)予想 8番人気

東京ダートは過去1度しか使われていないがこれまで下のクラスでは圧倒的人気で推されて勝ち上がってきた素質馬。しっかり先行する競馬さえ出来れば重たい馬場でも好走できるタイプなだけに強いパフォーマンスは期待できる。

鞍上の人は毎回書いているがダートスタートであればスタートに不安はそこまでない。中内田厩舎の素質馬が鞍上の人のせいで大きく人気を落とすのであればここは狙ってもよい一頭。

最後に人気の一角ではあるが外枠が不利になりそうな16ブルベアリーデを抑え評価で加えた5頭を推奨。

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買い目

馬連

3.12-2.12.16

3連複

3-12-2.6.16

補足

バレンタインSは本馬場入場時にperfumeのチョコレイトディスコが流れてそれに合わせて馬たちが入場していくので当日注目してみてください。

概要欄

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