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京都新聞杯傾向~この時期だからあの産駒~

5/9(土)に京都競馬競馬場で開催されるG2京都新聞杯(芝 2200m 3歳限定)の予想になります。

青葉賞がダービーで活躍する馬が出ないのに対しこちらは昨年2着のロジャーバローズがダービーを制覇したり2013年勝ち馬のキズナもこのレースの勝ち馬と次へも繋がることがあるだけに注目しておきたい。

まずはこのレースの傾向を探っていきたい。

枠順

Screenshot_2020-05-08 京都新聞杯の横型馬柱【2020年5月9日京都11R】 競馬ラボ

京都新聞杯傾向・特徴(過去10年)

種牡馬別成績

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ディープインパクト産駒が3勝を含めて馬券内好相性。外回りの京都コースというのは血統的には相性が良い。

また非根幹距離という事もありマンハッタンカフェ産駒が相性が良い点からわかる通り非根幹に強い血統や馬は狙い目になる。

騎手別傾向

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騎手移動禁止の兼ね合いによりデータが機能しない形となってしまった。

近3年で京都2200mに強い騎手という部分にポイントを置くと以下の通りになる。

川田騎手

5.3.5.13

複勝率が50%を記録する好相性の舞台

藤岡佑介騎手

3.5.1.14

複勝率39%とこのメンバー内では上位にあたる。

人気別傾向

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人気馬はそこそこ信用こそ置けるが穴馬の活躍も目立つレース。出世が遅れたメンバーによるレースなので実は弱かった、逆に実は強かったという現象から人気以下の凡走、人気以上の激走が起こる可能性は非常に高い。

枠番別成績

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極端な内と外の成績が悪いが今年の京都は例年以上に外差し傾向にあるので注意が必要。

その他

① この時期だからこそのディープインパクト産駒

過去10年の結果を分析するとディープインパクト産駒が以下に馬券になっているかが図の通り明らかにわかる。

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しかし、この産駒の京都2200m戦の成績を近3年で解析すると以下の通りになる。

2~3歳戦

4.3.4.16

勝率 14.3% 連対率 25% 複勝率 42.9%

3歳以上

5.1.4.18

勝率 17.9% 連対率 21.4% 複勝率 35.7%

4歳以上

0.3.4.14

勝率 0% 連対率 14.3% 複勝率 33.3%

この成績の推移を見るとわかる通り年齢と共に成績をかなり落としてしまう産駒であり決してこの距離が得意という事ではなく能力の絶対値にものを言わせることが出来るというのが大きい。

例年スローからの瞬発力勝負が大半のレースなだけにこの産駒の有力どころは狙いたいところ。

傾向から挙がる候補馬

ファルコニア(川田)

父ディープインパクトの血統的要素、騎手もこの条件に強い川田騎手という点でも押さえるべき一頭。

更に全兄のトーセンカンビーナは先週の天皇賞(春)5着や3歳秋に京都2200m戦の条件戦を勝利しており京都への適性が高いのは魅力。

アドマイヤビルゴ(藤岡康太)

ディープインパクト産駒の超良血馬。若葉Sを勝利しており小柄な馬体ながら強い勝ち方が新馬戦から続いている。新馬戦では後のフローラS3着のフアナに完勝しており決して過剰評価の1頭ではないと見る人が多いが果たして?

傾向まとめ

① この条件を苦手なディープインパクト産駒が買える数少ないレース

② 川田騎手の数字が良い。騎手の移動制限がかかり限られたメンバーでのレースなら猶更信用度が上がる

③ 人気以上の激走に注意

以上の点から予想をしていきます。よろしくお願いします。

推奨馬

有料エリア

本命

10 ファルコニア(川田) 2番人気

ここ2走は本来の走りが一切出来ていないにも関わらず1着、重賞で3着と差のない4着と好走している上で鞍上が川田騎手に強化された点をまずは評価しないといけない一頭で、他の兄弟同様に不器用な競馬しか出来ない点は変わらずだがその素質はこのメンバー屈指。全兄のトーセンカンビーナは3歳秋に同条件を勝利しているという点は大きい。

鞍上の川田騎手は騎手別解析でも触れた通りこの条件で近3年複勝率50%を記録しておりこの馬を管理する角居調教師は兄のトーセンカンビーナを管理しているノウハウもあり、管理する馬でのダービー挑戦はこれがラストチャンスとなることが濃厚なだけにここは突破してほしい。

最終追い切り

栗東坂路 53.9-38.4-24.4-12.2

タイムも良く終いのタイムからわかる通りしっかり伸び切っている点からも状態は良好。血統的には古馬になってからの方が良さが出る可能性があるのでここである程度仕上げてここでお釣りがない競馬をする可能性も。

不安点

この2走を見てわかる通り競馬が下手くそなタイプの馬。兄トーセンカンビーナは出遅れ癖が酷く出世が遅れた馬の弟だけあって仕方ないところはあるがどうしても勝ちきれない可能性が残る。

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川田騎手はNHKマイルの騎乗を捨て明日は重賞がないことを考えてもこの馬で勝負気配になる。

対抗

6 ディープボンド(和田)5番人気

このレースを制してダービーの勝利を勝ち取ったキズナを父に持つ。2走前にはフライライクバードと0.1秒差の競馬をしており先週そのフライライクバードを本命推奨した自分としては評価しないわけにはいかない一頭。

皐月賞→京都新聞杯というローテはここを目標にしてきた馬たちに比べるとデキ落ちをしてしまう点はマイナスだが、今週の追い切り内容が非常によく前走を最初から捨てたレースでここを目標にしていたのであればデータを覆してくる可能性も充分に秘める。血統的にもディープ系なので上記で触れてきた血統の傾向とも合致し父キズナにはストームキャットの血を内包するのも切れ味を求めれれる競馬場で良さが出そう。

最終追い切り

栗東 CW 6F 81.5-64.9-50.5-37.0-11.8

全体時計もさることながら、終いのタイムが非常によく仕掛けてからのスピードの良さは動画でも伝わるほど。和田騎手も追い切りに好感触を掴んでいるということで期待したい。

不安点

皐月賞で大きなところを使って大敗してしまった反動。ディープインパクト産駒は基本的に一度大きく負けるとメンタルが崩れるだけにここで調教ほど走れるのかやや疑問が残る。

3番手

8 アドマイヤビルゴ(藤岡康太) 圧倒的1番人気

血統的、能力的、実績面で特に否定することはない強い馬でメンバーがこれだけ弱いレースとなると勝って当たり前という風潮があるが、個人的にはこの馬は新馬戦時から評価をしていないだけ過剰評価になるのであればそこまで印を重く打つ必要も感じない。

ダービーへ出走することが前提のように話が進んでいるが、新馬戦後に馬体の成長を促すために若葉Sに合わせて調整してきた馬にも関わらず結果マイナス体重で前走に挑んでしまっただけに当日の体重次第では期待に応えらえない凡走の可能性も。

血統的には買わないとダメな馬なだけに押さえてはおきたいがそこまで飛んで高配当になるなら大歓迎なところ。

これ以上馬体が減ると420kgエリアに突入するだけにダービーを目指すのであれば次への余力と輸送のことを考えてかなり仕上げを緩くする必要もあるのは懸念点でもある。

正直なところ血統的な部分以外は不安点しかないので単勝1.5倍前後というのは違和感でしかない。

相手候補

11 マンオブスピリット(北村友一) 3番人気

非根幹距離かつ2200mは血統的にも強い馬が多いだけにこのメンバーで外から差してこれる展開になれば。

Screenshot_2020-05-09 種牡馬ルーラーシップ京都芝2200mの産駒成績まとめ|競馬リスト


12 サペラヴィ(秋山)8番人気

一体どこに適性があるのかすらよくわからないローズキングダム産駒なので逆に考えると訳が分からないこういう条件で外から差してこれるなら面白い一頭。

Screenshot_2020-05-09 京都新聞杯の出馬表【2020年5月9日京都11R】 競馬ラボ

買い目

複勝

10

ワイド

10-6.11.12

3連複

8-10-6.11.12

もしこの予想を読んで的中した!大きな何かがあった際にはぜひお願いします。 図々しいかもしれませんがサポート大歓迎お待ちしております。