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ジャパンダートダービー傾向~カフェファラオVSその他~

7/8(水)に大井競馬場で開催されるG1ジャパンダートダービー(2000m 3歳限定)の傾向・予想になります。

南関東クラシックの最終決戦は恒例の中央馬との激突。今年は中央勢に化け物が一頭いるだけにその馬VSその他の様相となりそうだが初のコースやナイターなど中央にはない点もあるだけに油断はできない。

まずは過去の傾向を探っていく。

※ 解説に入る前に

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枠順

コース解説

2000mは施行自体が数少ない大井競馬場の特殊コース。地方馬同士の重賞でも東京ダービーや大井記念などに限られる。

外回りコースを使用することからレースは基本的には前半でゆったり入り後半から一気に動き出す傾向なのだが、昨年の帝王賞や東京大賞典では前半からかなり速いペースでレースが動いたことで後半では先行した馬たちがまとめて差し切られてる展開も見られた。

対照的にスローでゆったりと流れた結果最後まで前が有利な競馬になってしまった今年の帝王賞は記憶に新しいだろう。

ジャパンダートダービー傾向・特徴

中央・地方馬成績(過去10年)

昨年3着のミューチャリーや2017年の勝ち馬ヒガシウィルウィン、2015年3着のラッキープリンセス、2014年の南関東3冠にわずかに手が届かなかったハッピースプリントなど近年は地方勢の活躍も目立つ。

2018年も東京ダービー2着馬のクリスタルシルバーが僅差の4着だったことを考えると中途半端な力の中央勢と地方勢のトップクラスの物差しの見極めが必要かもしれない。

種牡馬別傾向(過去10年)

帝王賞の際にも似たような話をしたが大井の2000mの大きなレースでは基本的にゴールドアリュール産駒とキングカメハメハ産駒が活躍しやすい。

先日の帝王賞でも勝利したのはゴールドアリュール産駒のクリソベリル、3着のチュウワウィザードはキングカメハメハ産駒と血統の傾向がそのまま出た形だった。

つまり中央よりパワーを要するダートに対応するためには血統面によるパワーの裏付けが必要になる。

主な該当馬

バーナードループ(ロードカナロア産駒)※キングカメハメハ後継種牡馬

出走馬大井2000m種牡馬別成績(過去5年)

参考にならないのでスルー。

騎手別成績(過去10年)

川田騎手が驚異的な成績を残しているが今回は不在。地方出身の戸崎騎手や内田騎手、岩田騎手も不在と今回は騎手の様相も異なる。

大井2000m騎手成績(直近1年)

毎回触れているが御神本騎手が強いのだが、今年は出走がない。それどころか森騎手や真島騎手なども不在と少々地方組は騎手に関しては物足りなさを感じてしまう。

人気別傾向(過去10年)

人気順当ではあるがその割には3連単の配当に妙味がある。今年はコロナウイルスの関係で地方競馬の売り上げ自体も良いので少し荒れるだけで通常以上の妙味の発生も期待できる。

基本的には地方馬が絡むと配当が荒れる傾向があるのでどの馬を選ぶかが重要な選択肢になりそう。

枠番別傾向

中央馬の自力勝負になりやすいので枠番に左右されにくいところはあるが基本的には後半に連れてペースが上がり外から被せてペースを上げて行ける馬が有利になりやすい大井の2000mレースなので狙いは外枠の差し馬勢。

東京ダービー馬のエメリミットは相性の悪い1枠、超人気筆頭のカフェファラオ入った2枠に至っては過去10年一度も馬券になっていない。もしこの馬が崩れる要素があるならここかもしれない。

天候情報

日曜日は雨が降ったり晴れたり非常に不安定。

月曜日は明け方に物凄い強い雨が降り一日を通して雨。この後は晴れる予定が特にないので馬場状態は重から重よりの稍重辺りが予想される。

よく勘違いされるのだが大井競馬場(南関東の競馬場全体に言えるが)は一度不良や重馬場になり回復途上が一番外の差しが決まりやすい。

その他

地方馬を知らない人のための解説

エメリミット(山口)

今年の東京ダービー馬。人気薄での激走ではあったが鞍上の山口騎手の騎乗が光った前走は非常に価値のある内容でとても重賞をこれまで一度も勝利したことがない騎手とは思えないパフォーマンスだった。(あまりに上手すぎて山口騎手が悪魔と契約でもしたとしか思えない内容)

正直あれをもう一度やれというのは酷な話で馬のレベルを考えても中央馬には少々厳しいと見る。(というよりあれを山口騎手がもう一度やるなら翌日冷たくなって発見されそう)

ゴールドボンバー(矢野)

なんでクラシックにも出走していないこんな馬が出ているのか不思議でならない・・・矢野騎手が騎乗している以前に力が足りない。

リコーシーウルフ(真島)

以下同文

ブラヴール(本橋)

南関東クラシックの羽田盃を2着後に管理をしていた佐藤賢二元調教師の急死に伴い佐藤裕太厩舎へ移籍した前走は期待を背負った弔い合戦の当日朝にまさかの出走回避でダービーを獲り逃してしまった。

それ以来の実戦となる今回はダービーで力を使い切りお釣りなしのレースとならなくなったのをプラスと判断するか、前走から間隔が空いてしまった負傷明けをマイナスと見るか非常に難しい一頭。

同じように佐藤賢二厩舎から移籍した南関東牝馬2冠のアクアリーブルは中央馬を相手に2着と好走をしているだけにこちらもパフォーマンスをしっかり発揮できれば馬券内の可能性は0ではない。

ガミラスジャクソン(鴨宮)

中央競馬にも積極的に参戦をしているいまいち何を考えてるのかわからない陣営の元で実戦を積んできた一頭。今年のレベルの低い兵庫クラシックシリーズでも好走歴がないだけにここでもさすがに実力は不足。

鴨ちゃんを大井で拝めるためのレース。

コージーサンラッド(本田)

だからなんでこんな馬が出て来てるのか・・・?

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と、記入してきた点からわかる通りなのだが南関東クラシック戦線で好走していた馬の大半がこのレースを今年は回避している。

一例を挙げると、東京ダービー組では2着のマンガン、3着のティーズダンク、4着のブリッグオドーン。

羽田盃組では勝ち馬のゴールドホイヤー、3着のファルコンウィング。

更にクラウンカップの勝ち馬ウタマロなどとにかく重賞好走馬が片っ端から回避をしていることから地方勢を応援したいこっちとしても「お前らでは・・・」という馬が揃ってしまった。それだけ今年は中央馬が強いということなのだろうか・・・?

以上の傾向を基に予想をしていきます。よろしくお願いします。

推奨馬

本命

2 カフェファラオ(レーン) 超超超1番人気

お前嘘だろ!?と思うかもしれませんがこればかりは仕方ないと思う(´・ω・`)・・・

前日段階の馬場の回復途上なら翌日にかけて外差しが決まる馬場が望めたのだが、せっかく乾いたところに当日更に雨が予想されまた外が伸びにくく内が伸びやすい逃げ先行有利の馬場傾向となってしまう可能性が高い。これだとむしろ危険な馬が変わってしまうので当日の馬場状態と天気をギリギリまで判断した上ではあるが能力的には他の馬との決着も済んでいることから今更語ることは特にない。

今更良い点について触れる馬でもないのでぎっしり詰まっている不安点を書いていく。

不安点

① 内枠に入ったことで砂を被ってスタートで馬が進んでいかず向こう正面から無理やり仕掛けるようなちぐはぐな競馬になった場合に最後の直線が長い大井競馬場で伸び負けする可能性がある。また、大井競馬場の2000mは外から被せたり捲りに行きやすいコース形状をしておりこれまで捲る立場にあった馬が捲られる経験もないことからその辺の対応がどうなのか?

② これまで間隔をあけて調整をしてレースに出してきた馬が今回中2週とタイトなことからあんまり調整自体は上手くいっているように感じない。最終追い切りでも首が高く行きたがるそぶりを見せており前走と比較してもあまりよく見えない(今回特に単走な点も含めて)

今回

前走

単走でアップになっているのでそう見えるだけかもしれないが個人的には前走の動きが良く見えただけにマイナス評価に感じた。

③ ナイター競馬

これは中央馬を語るうえでいつも話しているがナイター競馬の戸惑いでポカるというケースは稀にあるだけに輸送を含めてパドックでの状態が気になるところ。

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実力超圧倒的+馬場状態最適なのでほぼほぼ間違いなく楽勝だとは思うが不安点は実は結構多く鉄板とか確勝と根拠もなく語っている人には正直嫌気がさすところではある。

対抗

12 ダイメイコリーダ(池添) 4番人気

確実に先行できる脚を持っている一頭で明日のように前止まらない内が有利な馬場であればスタートを決めて内に進路を確保して2~3番手から競馬が出来れば最後の直線で後続の追撃をかわすこともできる。本来この馬が個人的には一番危険な先行勢だと思っていたのだが馬場状態が見込みと一変したことで評価を再考し逃げ~先行脚質を有利と見て評価を大きく上げることにした。

前走では古馬(2勝クラス)を相手に先行して粘りこんでの2着と差し馬が台頭したレースでの内容となると脚質がますます向く中での競馬となれば面白い一頭。

ただし追い切りがポリトラックで軽く締めた点は疑問が残る。CWで負担をかける調教しないもしくはできないという事なのだろうか?

そして今回最大の問題点は鞍上の池添騎手。元からダートレースがあまり上手ではなく南関東の重賞制覇は2004年の川崎競馬場で開催される全日本2歳優駿の1勝のみで大井競馬場では重賞勝利すらなくJDDで馬券になったのは2006年に2着のバンブーエールがあるのみと本来ほどの勝負強さが欠ける印象がある。

3番手

3 バーナードループ (ルメール) 3番人気

この馬が評価としては一番読みにくいところがある。その理由としてはカフェファラオと新馬戦で大差で負けている2着にも関わらず重賞を制覇しているという点。勝ったレースの2着のダノンファラオ、3着のサンデーミラージュは次のレースでそれぞれ大敗をしており兵庫チャンピオンシップ自体のレベルも疑問符が残る。しかし、ダノンファラオは気性面やコース条件などかなり注文がつくタイプで負ける時ははっきり負けるところがあるだけにその一戦だけでこの馬も弱いと決めつけるのは少々酷。

父ロードカナロアはこのレースに相性の良いキングカメハメハの後継種牡馬にあたり先行できる脚質、距離不安がない、重~不良でも父系に入っているストームキャットがプラスになるなど好材料も多いだけに相手には加えたい一頭。

本当に兵庫チャンピオンシップのレベルが低いなら大負けもありえる。今回がその試金石となる。

当日判断

11 ミヤジコクオウ(幸)2番人気

当初の対抗評価。

変更の理由は前述の通りせっかく乾いた外差し馬場が前残りの雨馬場になることが想定されるため。

雨が降らないなら現状の外が差しやすい馬場に加速がかかり内で走りあぐねるカフェファラオをまとめて差し切る展開も望めたのだが、これで更に水分が入るとなると今度は差し自体が届かなくなり外を回すこと自体が非常にタブーとなるだけに当日午後以降の馬場で取捨を決める必要がある。

半兄に地方重賞を絶頂期に数多く制覇したエスポワールシチーを持ち、あの下手くその塊ことミナリクという人間が騎乗しても馬券になるだけの馬のポテンシャル自体は認める。とりあえず馬券には入れておいて必要ない時は早めに追記します(購入者には通知がその際届くので確認お願いします。)

追記

当日の朝の点を見る限りは陽が出ているのでこのまま買うのが濃厚です。(ただし風がものすごく強いのが気になります)

※これ書いた後から大雨突入・・・(# ゚Д゚)

以上です。3頭+1頭でいきます。

☑のミヤジコクオウは当日の馬場による。

買い目

3連複

2-3-11.12

ミヤジコクオウは天気次第。どっちにしても3連複は押さえです。

3連単

2-11.(12)-3.11.(12)

朝起きてバーナードループの2着は考えにくく省きました。

天気状況を見てここからミヤジコクオウを3着だけにするか抜くか追加で決めます。

最終結論

晴れたり降ったり忙しいのですが外差しが決まりそうなのでこのかたちで馬券は組みました

資金を分けないとガミるので人気と一致しない額面は気にしなくでください(別に自信がある部分とかではありません)

もしこの予想を読んで的中した!大きな何かがあった際にはぜひお願いします。 図々しいかもしれませんがサポート大歓迎お待ちしております。