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【データ予想】皐月賞・2024

中山競馬(芝・右)2000mでおこなわれる、三歳牡馬クラシックの第一関門。
単純なスピード能力だけでなく器用さやタフさも求められる。
速い馬が勝つといわれる皐月賞だが、燃え尽きる傾向のあるダービー馬よりも息の長い活躍をする馬が多く、近年は最強馬登竜門的なレースになっている。

1番人気は2勝とあまり勝てていない。この傾向は過去を遡ってもあまり変わらない。
近年は前哨戦が多岐にわたり力関係の把握がむずかしく人気が分散するため複勝回収値は80円台と悪くはない。
2番人気は3勝2着1回と似たような数字。
1~3人気までは連対率30~40%で並んでおり、そこまで差はない。
5~9人気が4勝しており、単勝を狙うなら中穴になっている。

10番人気以下で馬券になった馬は17@ダンビュライトのみ。
二桁人気馬は大幅な減点が必要。

三連単の平均は17万円。17年には9人気のアルアインが勝利して、100万円を超える配当となった。

上位人気(想定)・・・ジャスティンミラノ、レガレイラ、シンエンペラー、ジャンタルマンタル、ビザンチンドリーム

共同通信杯組が5勝と他ステップレースを圧倒。
昨年はファントムシーフが3着にやぶれたが、ダービーを目標に素質馬が集まるレースなので必ず注目したい。
ホープフルSから勝利した2頭はともに1番人気に支持されていた。
同コースで行われる弥生賞は、近年は勝ち馬が出ておらず2着止まりになっている。
昨年はソールオリエンスが京成杯から勝利してデータを覆したが、基本的には別路線組はマイナス。

共同通信杯・・・ジャスティンミラノ、ジャンタルマンタル、エコロヴァルツ

ホープフルS・・・レガレイラ

クラシック第一冠だけあり、前走重賞で1着か2着の馬で占められている。
前走2着から優勝した3頭はいずれも勝ち馬との着差は0.2秒以内だった。
理想は前走重賞で1着の馬としたい。

絶対にダメというわけではないが、前走3着以下の馬は減点となる。

重賞1着・・・レガレイラ、ジャスティンミラノ、ビザンチンドリーム、コスモキュランダ、メイショウタバル、ダノンデサイル

3着以下(減点)・・・エコロヴァルツ、シリウスコルト、ルカランフィースト、ウォーターリヒト

最近は逆算してレースを使ってくる馬が多く、馬券になった馬の多くがキャリア3~5戦で占められている。
キャリア6戦以上で連対した馬はいないので大幅な減点が必要。

キャリア6戦以上(減点)・・・コスモキュランダ、ホウオウプロサンゲ、ウォーターリヒト


1・2着馬で、着外が2回あったのは18@サンリヴァルのみ。
ダービーと同じく完成度の高さが求められるだけに、4着以下を2回以上経験している馬は大幅な減点となる。
サンリヴァルにしても4着が2回で、6着以下の経験がある馬は17@アルアイン(シンザン記念・6着)のみだった。

4着以下が2回以上(減点)・・・ダノンデサイル、ミスタージーティー、メイショウタバル、シリウスコルト、サンライズジパング、ホウオウプロサンゲ、ウォーターリヒト

6着以下あり(減点)・・・コスモキュランダ、ミスタージーティー、シリウスコルト、サンライズジパング、ルカランフィースト、ホウオウプロサンゲ、ウォーターリヒト、アレグロブリランテ

当日に馬体重が4キロ以上増えていた場合は危険信号
G1なのでギリギリまで絞って仕上げてきている馬の好走率が高い。

もはやおなじみのデータだが、ノーザンファーム生産馬が圧倒的に強い。
かならず馬券に組み込みたい。

該当馬・・・レガレイラ、ジャスティンミラノ、ビザンチンドリーム、ミスタージーティー、アレグロブリランテ、アーバンシック、ホウオウプロサンゲ、サンライズアース

逃げて2着に粘ったのは21@タイトルホルダーのみ。
中山競馬場は2014年に馬場改修されて以降、高速馬場に拍車がかかっており、それ以前と以降では全く別の傾向といえる。
連対率でいえば先行脚質の馬が27%で、決めてのある差しタイプの馬が5勝をあげている。
追い込み馬は多頭数で外を回されることもあり、正直厳しい。

最初のコーナーまで距離がかなりあるため枠順の有利不利はない。
大外の18番枠から勝利したのは16@ディーマジェスティ。1枠1番から勝利したコントレイルはうまく外に出せたのが大きかった。実力のある馬なら真ん中から外ぐらいのほうが馬群に揉まれることなくスムーズに走れる利点がある。
連続開催の最終週に行われることもありインコースが荒れやすく、当日のトラックバイアスには注目したい。
7番の連対率だけ70%と高い。

7番・・・ルカランフィースト

まとめ

当日、ジャスティンミラノかレガレイラが1番人気になりそう。
両馬はノーザンファーム生産馬であり、重賞1着とデータをクリア。問題はどちらを推奨馬に選ぶかだが、前走重賞かつ前走1番人気だった馬は【5-5-4-20】のデータがあり、牝馬のレガレイラを上位と見たい。
次点には朝日杯の勝ち馬で共同通信杯2着だったジャンタルマンタル。これは1・2人気の決着は望み薄というデータから。

穴は中位人気になりそうな馬の中から京成杯2着のアーバンシックをあげる。同馬はノーザンファーム生産馬かつ戦績も【2-1-0-0】とデータをクリア。とくに大きな減点がない。

ジャスティンミラノについては、先週の桜花賞のクイーンズウォークと同じキズナ産駒で微妙に危険な香りがする。クイーンズウォークも2月東京のクイーンCを勝利していたがさっぱりだったように、当時の東京の馬場がキズナ産駒に合っていた可能性がある。

推奨馬:レガレイラ
次点:ジャンタルマンタル
穴:アーバンシック

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