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【データ予想】日本ダービー 2024

競馬の発祥地・イギリスのダービーを模して創設されたレース。
正式名称は東京優駿で、すべてのホースマンがダービーを目標に馬づくりをしている。
勝利した馬がその世代の代表となり、勝ち馬の名前で世代を呼ばれるようになる。

1番人気は2勝2着3回で、単勝回収値は33円とかなり低調。
勝利した2頭は、20@コントレイル・15@ドゥラメンテ。どちらも皐月賞馬だった。
1番人気で馬券外に沈んだ3頭の敗因は、サートゥルナーリアが初の東京でイレ込み&乗り替わり&出遅れ、ダノンプレミアムが皐月賞をスキップして距離不適、ワールドエースが皐月賞2着で押し出された1番人気となっている。3頭とも僅差の位置には来ているので信頼度は高いといえる。

2番人気での勝利は17@レイデオロのみ。掲示板には載るが勝ちきれない馬が多い。
3番人気での勝利は22@ドウデュース・16@マカヒキ・14@ワンアンドオンリーの3頭で、3頭とも皐月賞で掲示板に載っていた。連対率は50%と1番人気と同率。

連対馬の19頭が5番人気以内で、12番人気で勝利した19@ロジャーバローズは例外的存在といえる。

三連単の平均配当が33万円。19年に5番人気のワグネリアンが勝利して3着に16番人気のコズミックフォースが入り285万円と荒れて平均を引き上げている。穴を狙うなら3着に人気薄を組み込むと良い。

上位人気(想定)・・・ジャスティンミラノ、シックスペンス、レガレイラ、アーバンシック、コスモキュランダ

皐月賞組が17連対で他路線を圧倒。この傾向は過去にさかのぼっても変わらない。
ダービーは青葉賞組が勝てないという、とても有名なジンクスがあり、今年はシュガークンとショウナンラプンタが挑むことになる。
それ以外だと毎日杯・京都新聞杯組で、すでに勝ち馬を輩出している。
皐月賞 >>> 京都新聞杯 > 青葉賞・毎日杯

他レースは消し。

皐月賞・・・ジャスティンミラノ、コスモキュランダ、アーバンシック、シンエンペラー、レガレイラ、エコロヴァルツ、他

他レース(消し)・・・ゴンバデカーブース、シックスペンス、ダノンエアズロック、ダノンデサイル

皐月賞1着から連勝したのは20@コントレイルと15@ドゥラメンテのみ。
昨年もソールオリエンスが2着に敗れているように意外と連勝は難しい。
18年にはワグネリアンが皐月賞7着から巻き返した。勝ち馬から1秒以内であれば逆転のチャンスはある。

皐月賞1着・・・ジャスティンミラノ

皐月賞で1秒以上敗退(減点)・・・ミスタージーティー、サンライズアース、ビザンチンドリーム、メイショウタバル

毎年のように有力馬を多数送り込んでくるノーザンファームは当然として、ノースヒルズが2勝(20@コントレイル・14@ワンアンドオンリー)をあげている。
ノーザンファームの場合は前走5人気以内が目安。
一方、本家の社台ファームは昨年もソールオリエンスが2着に敗れて、なかなか勝てていない。

ノーザンファーム・・・ジャスティンミラノ、レガレイラ、シックスペンス、アーバンシック、ダノンエアズロック、シンエンペラー(※)、ミスタージーティー、他
※シンエンペラーは、隠れノーザンファーム

19@サートゥルナーリアの時に散々こすられたデータ。
昨年、ついにジンクスがやぶられて、タスティエーラがテン乗りでの勝利を達成した。

乗り替わり・・・レガレイラ、ビザンチンドリーム、コスモキュランダ、ゴンバデカーブース、シックスペンス、他

1・2着馬のデビュー戦成績

ダービーを勝ち負けするような馬はデビュー前から評価が高く期待に応えているケースが多い。
傾向としては、1着(ダービー)馬はデビュー戦が7~11月の芝・1800or2000mのレースで1番人気・1着。
デビュー戦で負けていたのは15@ドゥラメンテと14@ワンアンドオンリー。
デビュー戦で1番人気でなかったのは18@ワグネリアンと14@ワンアンドオンリー。
今年該当する馬は、レガレイラ・アーバンシックの2頭。
2着まで広げても、デビュー戦で3着以下になっていたり3人気以下だった馬は減点の対象。
ただし、3着馬に関しては上記のデータは関係ない。

該当馬・・・レガレイラ、アーバンシック

12番人気で勝利した19@ロジャーバローズはリオンリオンが暴走気味に逃げて良いカムフラージュとなり、2番手を追走ながら実質スローペースの逃げに近い形になっていた。
最近は中団後方につけて直線で差し脚を伸ばす(瞬発力)タイプの活躍が目立つ。
とくに人気馬が早めに前を捕まえに動くとそこで一気にペースが上がって、差しが決まりやすくなる。
追い込みタイプだと上位3人気に支持されているような実力が必要。

逃げ・・・メイショウタバル

毎年Cコースに仮柵を移動して行われるため傷んだ内側がカバーされて内枠有利の傾向が強くなる。
1枠1番は19@ロジャーバローズが12番人気で勝利するなど、黙って買っておいたほうがいい。
18@ワグネリアンが17番枠から勝利したが外枠だとスタートから出していって前で折り合うレースセンスの高さが要求される。

1番・・・サンライズアース

まとめ

19日時点で、枠順は発表されていないが、青葉賞組のシュガークンとショウナンラプンタはだまって消し。2・3着ならあるかもしれないが、これは20年以上ずっと継続してきていることなので、来たら事故ぐらいにあきらめる。ちなみに去年のスキルヴィングも冒頭で消してた。

そして、毎年問題となる皐月賞馬をどうするか問題。皐月賞馬が当日1番人気に支持されていた場合、【2-3-1-1】の好成績。唯一馬券外に沈んだのは、19@サートゥルナーリア。同馬はテン乗り+レース前に入れ込み+出遅れと、むしろ負けて強しの内容だった。ジャスティンミラノは継続騎乗のため、馬券圏内はかなり堅そう。
ただし、共同通信杯の勝ち馬は、01@ジャングルポケット以来、日本ダービーを勝てていないという、裏ジンクスがあり、まさにジャスティンミラノが該当する。共同通信杯で負けた、ドゥラメンテ(2着)やシャフリヤール(3着)がダービーを制しているので、問題ないといえば問題ないのだが、共同通信杯の勝ち馬の中には、21@エフフォーリア、16@ディーマジェスティ、15@イスラボニータ、12@ゴールドシップなど、皐月賞馬が5頭。
他にもダービーで1番人気だった22@ダノンベルーガ、07@フサイチホウオーや、後にジャパンカップを勝利した06@アドマイヤムーン、15@リアルスティールなど、名馬がゴロゴロ。これらがすべて負けたことはデータとして見逃せない。
しかも、これらの馬の共通点は、共同通信杯を勝ってるので、東京はむしろプラスだよね、というレース前の評価だった馬ばかり。蓋を開けてみると、ゴールドシップのように、実は東京より中山のほうが得意だったというパターンもある。
あと、ジャスティンミラノはデビュー戦と皐月賞で2番人気だった点も微妙に引っかかる。
(皐月賞馬が)皐月賞で1番人気だった場合は過去38年で【6-0-1-2】と好成績に対して、2番人気だった馬は【0-4-0-1】と2着止まりになっている。
過去10年に1番人気馬が2勝止まりというのも、あまり良いデータとはいえない
以上の点から、馬券圏内は堅そうだが、取りこぼす可能性がありそうということで次点。

逆転があるとすれば、同じ皐月賞組で1秒以内に負けていた馬。中でもノーザンファーム生産馬で、デビュー戦のデータに該当するレガレイラとアーバンシックが該当。ルメール騎手は過去10年で【1-2-1-4】の成績。これを前走が皐月賞組に絞ると【1-2-1-1】で複勝率80%となる。唯一の着外は18@ステルヴィオ。同馬は後にマイルCSを勝つように2400mは長すぎた。牝馬でのダービー勝利は07ウオッカのみだが、ホープフルSですでに牡馬相手にG1勝利があり、かつ皐月賞も僅差なので、同馬を推奨馬にしたい。

穴は内枠に入ることが条件だが、逃げるのが確実のメイショウタバルと皐月賞で10着だったミスタージーティーをあげる。

推奨馬:レガレイラ
次点:ジャスティンミラノ
穴:メイショウタバル・ミスタージーティー

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