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【データ予想】大阪杯・2024

阪神競馬(芝・右内)2000mでおこなわれる、春の古馬中距離王決定戦。
G1に昇格したのは2017年とまだ歴史が浅いが、G2時代から多くの名馬が春の始動戦として出走してきた。
92年にはダービー以来だったトウカイテイオーが持ったままで後続を突き放して7戦7勝とした。
最近は高額賞金のドバイや香港にトップホースが出走して、レースレベルは昔ほど高くない。
(ドバイ >>>> 大阪杯 > 香港)

G1昇格後の7年のデータのみを扱う。

1番人気は2勝2着1回。連対率43%と古馬のチャンピオンレースにしては低い。
馬券外に沈んだ2頭は、ともに前走が有馬記念・美浦所属の4歳馬という共通項があった。
2番人気は2勝2着1回とほぼ同じ数値。
3番人気は2着が1回あるのみで、4番人気が複勝率が57%で狙い目になっている。
勝ち馬の5頭が4人気以内、連対馬の12頭が7人気以内になっている。
8番人気で勝利した22@ポタジェや19@アルアインは、いわゆる人気の盲点になっていた。
チャンピオンホース不在の混戦になりやすく、上位人気の信頼度は中程度。

上位人気(想定)・・・タスティエーラ、ローシャムパーク、べラジオオペラ、プラダリア、ソールオリエンス

連対馬の14頭中13頭が4・5歳だった。
単勝を狙うなら5歳。
6歳以上で馬券になったのは17@ステファノスのみ。基本的には4・5歳の争いと見たい。

牝馬は【2-3-0ー7】。上位人気であれば高確率で馬券になっている。

5歳・・・ジオグリフ、スタニングローズ、プラダリア、ローシャムパーク、キラーアビリティ、エピファニー、ルージュエヴァイユ、リカンカブール

牝馬・・・スタニングローズ、ハーパー、ルージュエヴァイユ、ミッキーゴージャス

6歳以上(大幅減点)・・・ステラヴェローチェ、ハヤヤッコ、カテドラル

金鯱賞を経由した馬が3勝と活躍。
有馬記念から2頭が連対しているものの、エフフォーリア・ブラストワンピースが着外に沈んでいて判断が難しい。

金鯱賞・・・ハヤヤッコ

有馬記念・・・タスティエーラ、ハーパー

馬券になった21頭中19頭が前走で3人気以内に支持されていた。
22@ポタジェは4人気、19@アルアインは3人気と前走では上位人気になっていた。
意外と使えるデータなので必ずチェックしておきたい。

前走3人気以内・・・ソールオリエンス、べラジオオペラ、プラダリア、ミッキーゴージャス、ルージュエヴァイユ、エピファニー

前走5人気以下(減点)・・・タスティエーラ、ステラヴェローチェ、ハーパー、カテドラル、リカンカブール、スタニングローズ

継続騎乗の馬が6勝をあげている。乗り替わりで勝利したのは19@アルアインで、主戦の北村友一騎手が落馬負傷により一時的に柴山騎手に乗り替わりを挟んだものだった。実質的には勝ち馬のすべてが継続騎乗だったことになる。

継続騎乗・・・プラダリア、べラジオオペラ、ハーパー、ハヤヤッコ、ステラヴェローチェ、エピファニー

G1昇格後、美浦所属馬で勝利した馬はまだいない。
昨年、スターズオンアースが美浦所属馬で2着になった。
数々の人気馬がこのジンクスに苦しめられてきたので注目したい。

美浦所属(減点)・・・ソールオリエンス、タスティエーラ、ローシャムパーク、エピファニー、ジオグリフ、ルージュエヴァイユ、ハヤヤッコ

昨年は連勝がストップしたが、ノーザンファーム生産馬が5勝と活躍。
同牧場の馬を必ず馬券に組み込みたい。

ノーザンファーム・・・タスティエーラ、ローシャムパーク、スタニングローズ、ハーパー、ジオグリフ、ステラヴェローチェ、他

3年連続でG1未勝利馬が勝利。
21@レイパパレはG1出走歴がなく、ポタジェも前年の天皇賞秋で6着があるだけでGⅠレースは2走目だった。
今年もこのトレンドが続くのか注目したい。

阪神(芝・内回り)2000mは、最後の直線が300メートルほどしかないため前目につけてピッタリと折り合うレースセンスの高さが必要となる。差しタイプでギリギリで、追い込みは消し材料になる。

先行・・・ハーパー、プラダリア、ステラヴェローチェ、ジオグリフ、他

G2時代を含めた過去10年の馬番別成績。
15番から勝利した18@スワーヴリチャードは途中からまくって動いた。基本的には1~9の内枠が有利。
ダッシュ力のある先行タイプならそれほど問題ではないが、外枠の差し・追い込み馬は外々を回されて距離ロスが大きくなる。

1~9番・・・ミッキーゴージャス、ローシャムパーク、タスティエーラ、ハヤヤッコ、スタニングローズ、ジオグリフ、ハーパー、プラダリア、ステラヴェローチェ

まとめ

栗東所属馬で上位人気になりそうなのがべラジオオペラとプラダリアの2頭。両者とも前走が京都記念というのが若干気になるが、他の有力馬よりはデータから推せる。
ディープインパクト産駒が【3-2-4-23】の成績もあり、5歳馬のプラダリアが上位になる。
次点に京都記念2着のべラジオオペラ。
G1未勝利馬が3連勝中というトレンドにも合致。
穴は牝馬が1頭は馬券になりそうなので、ノーザンファーム+栗東所属のハーパーとスタニングローズ。
ただし、外枠になったら予想を変更する

推奨:プラダリア
次点:べラジオオペラ
穴:ハーパー・スタニングローズ

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