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【データ予想】目黒記念 2024

東京競馬(芝・左)2500mでおこなわれる、4歳以上の重賞レース(G2・ハンデ)。
11月に行われるアルゼンチン共和国杯と対で、いちおう宝塚記念の前哨戦位置づけ。
2006年からダービー同日の最終レースで行われるようになった。

1番人気は1勝2着2回、連対率は30%。
2番人気も連対率20%。1~4番人気を合わせても5勝とハンデ戦らしく人気があまりあてにならない。
8番人気以下の馬が5勝をあげているように人気薄でも十分馬券圏内にくる。
三連単の平均配当は23万円。ちなみに同じ条件のアルゼンチン共和国杯は4万円。

上位人気(想定)・・・サトノグランツ、シュトルーヴェ、クロミナンス、マイネルウィルトス

連対率では、4~6歳がほぼ互角。
単勝回収値だと7歳が100円を超えている。
8歳以上だとさすがに苦戦となる。

牝馬は【1-1-2-5】。3年連続で牝馬が馬券に絡んでいる。

8歳以上(減点)・・・マイネルウィルトス、ダンディズム、シークレットラン

54~55キロのハンデ馬が連対の半数を占める一方、近年は実績馬の斤量が優遇される傾向があり、重いハンデ馬の好走率が上がっている。

58キロ以上・・・ヒートオンビート、シュトルーヴェ

前走3勝クラスの馬たちが通用している一方、前走G1レースだった馬が苦戦している。
実績上位だからといって過信は禁物。

前走G1・・・メイショウブレゲ

ダービーが行われる影響もあって栗東所属馬の遠征が多い。美浦所属馬は人気を裏切る傾向にあり、馬券の軸は栗東所属馬から選びたい。

栗東所属・・・ヒートオンビート、サトノグランツ、マイネルウィルトス、ジューンアヲニヨシ、シュヴァリエローズ、他

東京コースは大型馬が好走しやすいのだが、このレースに限っては小柄な馬でも勝負になっている。
むしろ520キロを超えるような大型馬は馬券になっていない。

ダービーと目黒記念で連動性がないか調べてみたがとくに見つからなかった。
連動性がないのが連動しているともいえる。

過去6年の1・2着馬の11頭は同年の日経賞に出走していたか、年内の2200m以上の3勝クラスのレースで1着になっていた。例外は22@マイネルウィルトス。同馬にしても日経新春杯(芝2400m・G2)・6着だった。

日経賞・・・シュトルーヴェ、クロミナンス、マイネルウィルトス、ヒートオンビート

年内3勝クラス(2200m以上)1着・・・ジューンアヲニヨシ、シュトルーヴェ

ダービーの直後に行われる目黒記念は面白い傾向があり、ダービーが前残りの決着だとハイペースになりやすく、逆にダービーが差し追い込み決着だとスローペースになりやすい。
あくまでなりやすいという傾向だが覚えておいて損はない。

東京2500mはダービーのスタート地点から100m後ろに下がった場所からスタートする。
基本的には内有利の傾向だが、外枠もそれなりに馬券になっているイメージ。

まとめ

年内の2200mのレース実績の項目を見てわかるように、日経賞で負けた馬の好走が目立つ。これが目黒記念の波乱傾向を強めている。
つまり馬券的に狙うのは日経賞の勝ち馬ではなく、負けた馬。
マイネルウィルトスは年齢の項目で引っかかる。
よって推奨馬は栗東所属で年齢的にもギリギリセーフのヒートオンビート。59キロを背負うことになるが、それで人気を落とすようなら逆に美味しい。
次点には、同じく日経賞敗退組のクロミナンス。
穴は、4歳で前走・3勝クラス1着のジューンアヲニヨシが良さそう。

1番人気になりそうなシュトルーヴェは、とくに減点はないのだが、波乱傾向が比較的高いレースだけに無理に狙う必要はないと判断。もしダービーでモレイラ騎手が勝利するようなら、勢いに乗っかるのはありだが・・・。

推奨:ヒートオンビート
次点:クロミナンス
穴:ジューンアヲニヨシ

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