2023有馬記念 予想

消す馬

ホウオウエミーズ ディープボンド
アイアンバローズ ヒートオンビート ウインマリリン

この5頭は消す。有馬記念は「6歳以上0-0-1-31」という厳しいデータがある。菊花賞組、海外組、秋古馬G1組が集まる有馬記念はメンバーレベルが高くなる。その中で能力が下降線に入っている高齢馬はかなり厳しい。

プラダリアも消し。過去10年で単勝20倍以上で馬券内に入った馬はディープボンド、シュヴァルグラン、クイーンズリング、トゥザワールド、サラキアの5頭。そのすべてに中距離G1の連対経験があった。上記の通りメンバーレベルが高いこのレースにおいてG1級の能力を持たない馬は馬券内には来れない。プラダリアは良い馬だが現状G2レベルだと判断。

スターズオンアースは勇気の消し。現役最強クラス+ルメールの最強コンビではあるが、過去1頭たりとも馬券内に来たことのない大外枠は明らかにマイナス。ルメールは正直な人間で、枠順抽選会の時露骨に嫌そうな顔をしていた。そもそも中山芝2500mは外枠が途轍もなく不利なコース形態。更にスターズオンアースは直線が長いコースを得意としている馬。小回りで行われたフェアリーS、秋華賞、大阪杯は馬券内にこそ入っているが勝ち切れていない。血統面では「父ネイティヴダンサー系0-3-0-30」というマイナスデータが存在する。馬券になった3頭はサートゥルナーリア(ホープフル+皐月賞を勝ち中山2戦2勝)、レイデオロ(ホープフル+オールカマー勝ち、中山4戦3勝)、トゥザワールド(弥生賞勝ち、皐月賞2着)と中山が得意な馬だった。スターズオンアースが勝ったレースはどれも直線が長いコースで小回り適正が高いとは思えない。馬券内に来たら素直に称賛するしかない。因みにルメールは大外の成績がかなり良い騎手なのだが・・・・。

スルーセブンシーズも良い馬だが消す
実力も中山適正も素晴らしい馬だが8枠は明らかにマイナス。
血統的には「母父クロフネ」は中山2500mと本質的に合わない。しかも5歳牝馬。今年のトラックバイアスは内が例年よりも悪くない。宝塚記念は差し有利な展開だった。今回が先行有利だとすれば厳しいのではないか。恐らく引退レース、無事に。

ハーパーも消し
過去10年で馬券内に来た牝馬はクロノジェネシス、リスグラシュー、ジェンティルドンナ、サラキア、クイーンズリング、ジェラルディーナの6頭。ジェンティルドンナを除いた5頭は宝塚記念かエリザベス女王杯で連対経験があった。3冠を取るほどの強豪か、非根幹に相当な適正がある馬じゃないと厳しい。ハーパーはオークスで2着の実績は有るがエリザベス女王杯では3着までで非根幹適正は現状あるとは言い辛い。さらに3歳牝馬にとって2500mはかなりタフな条件。メンバーレベルも格段に上がるここではどうか。ハーツ産駒なので古馬になって期待したい。

買う馬

ドウデュース
この馬は明らかに叩き良化型。ローテーションはダービーや朝日杯FSを勝った時と同じく叩き3走目で問題ない。
イクイノックスが勝った宝塚記念とドウデュースが勝った京都記念を比較する。宝塚記念はディープボンドを除けば1~8着まで全て初角11番手以下で差し有利な展開だった。だがドウデュースは本来パフォーマンスが高くない休み明け+先行有利なトラックバイアスなのにも関わらず差しで圧勝。私はスルーセブンシーズやジャスティンパレスよりもドウデュースの方が小回り適正があると判断した。2500mをこなせるかどうかは分からないが、「長距離は騎手で買え」という言葉がある。大ベテラン武豊の折り合いの技術は一級品。折り合いさえすれば距離はこなせると信じる。筋肉量が増えてマイラーのように見えると言われているが急坂コースではその豊富な筋肉量がプラスに働く。イクイノックスを倒した数少ない馬。復活を期待する。

ジャスティンパレス
この馬はフィエールマン2世。ディープ産駒で母父欧州型ノーザンダンサー。春天を勝利→秋天では上り1位で2着。面白いくらい似ている。
本質的には小回り向きではないと思うが、ピークを迎えた今なら馬券内を期待しても良いだろう。中山が得意な横山武史騎手ならルメール騎手じゃなくても不安は無し。

ソールオリエンス
中山2-1-0-0と安定感がある。手塚厩舎は関東圏のレースを得意としている。毎回差してくる馬だが川田騎手への乗り替わりで中団くらいには付けれる可能性が出てきた。この馬は意外とスタートが悪くない。
川田騎手は長距離の成績が悪い騎手で知られているが、有馬に関しては毎回外枠に入れられていた。川田騎手は外枠の成績が悪くここが正念場。


タイトルホルダー
宝塚をレコードで勝つのは尋常ではない。小回り適正、距離適性どちらも現役トップクラス。ただオールカマーやJCを見たときにピークは過ぎていると感じた。大好きな馬だし勝ったら嬉しいが、ここでは紐にとどめておく。引退レースなので怪我無く。

ライラック
エリ女2着→4着と非根幹実績は良いが、牡馬との対戦で良いところが無い。中山はパワーが必要になるが馬体重がかなり軽い。勝ちきれるイメージは湧かない。
シャフリヤール
消す予定だったが超小回りのサンタアニタでオーギュストロダンの3着は素晴らしい。距離が持つかどうか、初中山がどうか、ピークを過ぎてるかどうか、不安点は余りあるがジェンティルドンナしても不思議はない。ドバイで日本の強さを証明してくれた馬。頑張ってほしい。

タスティエーラ
ソールと悩んだが、外枠な事、成長分ではない馬体重増加(最終追切から8㎏増加)、父サトノクラウンでさえ惨敗した「父ノーザンダンサー系」であること。(好走馬は稍重だった時のブラストワンピースのみ)
世代上位の実力があるが今回は紐まで。



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