競馬ナイト+(プラス) 2024年2月号発行・文:鈴木ユウヤ
1.編集前記
耳にタコができるほど聞いたフレーズ「競馬は前有利」。これは多くの場合、「だから逃げ馬を買うべき」という下の句を伴って使われる。
確かに統計上、逃げ馬は好走率も回収率も高い。しかしそれは「結果的に逃げた馬」の話で、レース前の時点で「逃げそうな馬」を想像して買い続けるのが正解という保証はない。
保証がないという意味では、いわゆる「展開予想」にも同様のことが言える。「前残りになりそうだから前に行きそうな馬を買う」「差し決着になりそうだから差してきそうな馬を買う」という発想だが、果たしてこれは本当に期待値が高いのか。「~~そう」が二重になるわけで、よりマユツバな感じもするが。
そんなことを考えては、「でも確かめる手段がないよなあ」と諦めていたのだが、この前パソコンをかちゃかちゃといじっていたらポンと集計方法を閃いた。これが今回2章で取り上げる「『展開予想』の有用性はデータで立証できるか?」というテーマになった。鬼が出るか蛇が出るか。
そろそろ己の型を確立し、次のステージに上がりたい第5号。前置きはこのあたりにしまして。今回もぜひ楽しんでいってくださいませ。
2024年1月31日
鈴木ユウヤ
目次
1.編集前記
2.馬券の買い方研究
「『展開予想』の有用性はデータで立証できるか?」
3.GⅠ大予言 フェブラリーS
4.重賞レース「眼の付けどころ」
東京新聞杯~中山記念
5.地方もアツいぞ!
クイーン賞、雲取賞
6.「この騎手この条件」
関西のニュースター 西村淳也騎手を徹底分析
7.金脈発掘! 「コースのバイブル」
東京ダ1600mの攻略法
8.競馬クイズ「走る大捜査線」
9.お礼とあとがき
※複製・再頒布は禁止しますが、なるべく多くの方に紹介してもらいたい気持ちもあります。良識の範囲内でお願いします。
※出走想定などの情報は1月30日時点のものです。報道された情報に基づいていますが、変更される可能性もあります。ご了承ください。
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