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函館競馬場概論

函館競馬場のコース特徴、芝の特徴、ダートの特徴について説明します。

コースの特徴

直線距離は262.1mで、JRAの全競馬場の中で最短コースの小回り競馬場。

芝1200mのポケット地点あたりが2コーナー、その後3、4コーナーにかけてスパイラルカーブがある

高低差は3.5mでJRA全競馬場の中で3番目に大きな高低差がある。

上記図をた見ながら、コースの起伏についてまとめる。ゴール板から2コーナーまではゆるやかな下りが続く。2コーナーから3コーナー途中にかけてダラダラとした上りが続く。
2コーナーの下り切った地点と3コーナーの上り切った地点の高低差は3.5m
4コーナーには直線に向けてなだらかな下りがある。この特徴に加え3、4コーナーにかけてスパイラルカーブがある。
その後の最後の直線は262.1m(Aコース、Bコース使用時)

◎スパイラルカーブとは?

入り口は広く、出口は狭い曲線によって構成されるコーナー。函館競馬場の他、小倉競馬場、中山競馬場にもある。
入り口は広く出口に向かって徐々に狭くなるため、スピードを落とさず曲がれるが4コーナー直後は馬群が広がる傾向がある。
よって、コーナー後に馬群が広がるので差し馬にもチャンスがある作りになっている。
ただ、函館の最後の直線は262.1mと短いので、逃げ•先行馬が有利な傾向もあるということは忘れないでおきたい。

芝の特徴

函館競馬場は札幌競馬場と同じく洋芝を使用した競馬場。
違う点は、函館競馬場は札幌競馬場よりも水捌けが悪く、雨が降ったり開催後半になると芝が痛みやすいという点だ。そうなると時計がかかり、タフさが求められる。そうなると差しも決まりやすくなる。(Aコース最終週等)

ダートの特徴

コースのアップダウンは芝コースと変わりなし。芝コースと同じく小回りのため、コーナーリング、立ち回りの性能がとても重要。

まとめ

・3.5mの高低差
・洋芝(芝コースの場合)
・小回り
であることを踏まえ、欧州型の血統をもったタフさとスタミナを兼ね備えている馬が好走しやすい。また小回りの競馬場のため、コーナーリング性能や立ち回り性能も重要となる。

洋芝という特徴があることで、他の競馬場とはタイプの違う馬が好走することもしばしばみられるので、その点も楽しみながらレースを予想していきたい。

またコース別の特徴について今後記事を追加する予定です。

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