セントライト記念とオルフェ産駒

9/16に行われる菊花賞トライアルG2セントライト記念には、3頭のオルフェ産駒が出走します。

せっかくなので、簡単にオルフェ産駒の成績を載せたあとで、3頭について少し語りたいと思います。長くなると思いますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
とは言ってみたものの、オルフェ産駒はセントライト記念に出走するのが初めてなんです。父のオルフェーヴルも、菊花賞の前のレースは神戸新聞杯を使っていました。

ということで、適性が試されるというわけなのですが、父は有馬記念を2度制覇している馬ですし、皐月賞馬エポカドーロもいますので、競馬場との相性が悪いとは考えにくいでしょう。

しかしながら、有馬記念の時の芝の傷み具合と、今の時期の芝の傷み具合とを比べると、明らかに、今の時期の方が傷んでいないです。

先週も、ハンデ重賞とはいえ、破格のタイムで大逃げからの止まらない展開に持ちこんだ馬が圧勝というシーンがありました。

この早い馬場に対応できるオルフェ産駒はいるのでしょうか。
少し不安ではあります。

軽い馬場だと、勝負にならなかったりや人気を背負って凡走するのがオルフェ産駒。

雨でも降らねぇかな、と思っていた矢先、中山競馬場のある船橋市の9/16の天気予報を見てみると、なんと、雨なんですね。
これは応援し甲斐がありそうではないか。

というわけで、ちょっとしたデータ。

稍重、重になると、複勝率が30%前後とそこそこの高水準なんです。加えて連対率も良馬場が約15%なのに対し、稍重では約20%、重では約27%あるんです。やはりパワー型でダート向きにもでる馬がいるだけあって、タフな馬場では普段以上の成績を残してくるようです。どうにかタフな馬場、展開になってくれ、と願うばかりです。

さて、かなり前置きは長くなりましたが、ここからが本題。


セントライト記念に出走する3頭のオルフェ産駒についてです。

オルフェ産駒有力1番手は

エングレーバー

母父シンボリクリスエス(ロベルト系)
母母父トニービン
この馬は新馬から中距離を使われてきている。
プリンシパルSでは今回有力馬のザダルにクビ差。
なんといっても血統が良さげ。
同じく夏に地道に条件戦を戦って上がってきて秋華賞でも有力視されるであろう、エスポワールと母父、母母父が同じ。
オルフェ産駒の中でも将来を見込める血統だと思うし、パワーとタフさが求められる中山でこそだろう。
※個人的には、オルフェ×ロベルト系はいつかバケモノを出すと思っています。

オルフェ産駒2番手は

オセアグレイト

母父Bahri(ネヴァーベンド系)
母母父サドラーズウェルズ
未勝利から2勝クラスを3連勝で突破。
こちらは3歳ながら長距離を使われてきた。
徐々に距離を伸ばしてきたことからも菊花賞を意識しているように思える。
ただ、重賞未経験の上がり馬だけに、春のクラシック路線のメンバーとの強弱関係を見定めるのは難しい。
ここで賞金を積んで菊花賞に出走したいだろうし、ある程度勝負してくると思う。
ここで馬券に絡むには、スタミナを活かせる展開になることが必須。

オルフェ産駒3番手は

タガノディアマンテ

母父キングカメハメハ
母母父トニービン
春はクラシック戦線を戦って大きくは負けてない印象ですが、3歳馬の中ではある程度実力差が見えてしまっているだけに、なにか強調材料が見当たりにくい1頭。
後方からの競馬が多く、先行しても何か物足りない感がどうしてもある馬ですし、休み明け初戦というのも、ここを取りに来ているという気配は感じないというのが本音です。
とはいえ、菊花賞を狙うには賞金加算or優先出走権が欲しい立場ではあるので、ヒモには入れておいてもいいかもしれません。(この馬よりも馬券に組み込む優先順位の高い馬はいると思います)


結論 ここで積極的に馬券に入れたいのはズバリ、「エングレーバー」です。

※ひそかにオルフェ丼を期待してるオルフェバカでした。

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