2024年 第19回ヴィクトリアマイル(GI)【出走馬全頭診断[2]】

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5枠9番 テンハッピーローズ

【馬主】天白泰司
【生産】社台ファーム
【厩舎】高柳大輔(栗東)
【騎手】津村明秀
[父]エピファネイア
[母]フェータルローズ
[母父]タニノギムレット

最終追い切り【調教評価C】
栗東・坂路・稍重 55.0-40.3-26.3-12.7(調教助手)

左回り良し。右回りでの競馬と左回りの競馬を見る限りは、どちらでも勝利をあげているものの、「左回り」の方がレースがしやすそうなタイプで、東京は良い。課題は折り合い。前向き過ぎるところがあるため、小回りではなく、直線の長いタフな東京マイルとなると、やや距離が長いか。ベストは1400mくらいまでで、それ以上は集中力をもたせるのが難しい。リステッド競走勝ちもあるだけにオープンクラスでも上位の力はあるが、牝馬同士とはいえ、さすがにGIとなると相手が強い。もう少し楽なメンバーならば府中でも好勝負できるだろうが、距離も含めて難易度が高い。

6枠10番 ナミュール

【馬主】キャロットファーム
【生産】ノーザンファーム
【厩舎】高野友和厩舎(栗東)
【騎手】武豊
[父]ハービンジャー
[母]サンブルエミューズ
[母父]ダイワメジャー

最終追い切り【調教評価A】
栗東・坂路・稍重 54.0-39.1-24.8-12.0(調教助手)

ドバイターフでは僅差2着の好走を果たし世界に通用するところを示した。帰国後のレースということで、海外遠征後の中5週は間隔こそ無理はないが、十分とは言い難い。それでも昨秋からの成長度は本物で、いまはまさに充実期。富士Sで東京マイルでの重賞勝ち実績があり、この舞台では2勝。舞台適性は申し分ない。マイルCSで初GI制覇。返す刀で臨んだ海外の香港マイルでは道中に力んだこともあって3着に敗れたが、世界に通用するところを2走続けてみせてくれているだけに、現役のマイル路線ではトップに君臨する馬であることは疑いようがない。父ハービンジャーの仔という血統面をみると、東京の速い決着が必ずしも向くとは言い難いところもあるが、この馬の血統の魅力は牝系にある。母サンブルエミューズは桜花賞6着とクラシック路線でも上位候補の存在であったが、ダイワメジャー産駒らしくスピードに優ったところがあり、古馬になってからは1200m戦で勝利をあげている。母の血が色濃くでていることもあり、スピード勝負もそこまで心配することもなさそうだ。折り合うことが前提での末脚勝負。武豊騎手の手には合いそうで展開がはまるかどうか。

6枠11番 ルージュリナージュ

【馬主】東京ホースレーシング
【生産】信岡牧場
【厩舎】宗像義忠厩舎(美浦)
【騎手】横山和生
[父]スピルバーグ
[母]パンツァネッラ
[母父]ルーラーシップ

最終追い切り【調教評価B】
美浦W稍重   69.7-53.4-38.1-23.9-11.5(調教助手)

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