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府中牝馬S(G2) [重賞最終見解]

2023年10月14日(土)


東京11R 府中牝馬S

近年の府中牝馬Sは、マイル寄りのスピード指向が強い傾向。

過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭は、前走が芝1800m以下の距離に出走していた馬。

2021年は、前走芝1600m重賞に出走していた当日単勝4番人気以下の馬が複勝圏内を独占して3連単の配当金も15万円を超える大荒れ決着に。

但し、血統的には重厚なタイプが走りやすい傾向も顕著。

過去5年で、当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した10頭中7頭は、スタミナ指向に優れた父か母父欧州型血統馬というデータも。

プレサージュリフトは、前走の東京新聞杯(東京芝1600m・G3)が、上がり順位3番手の末脚で3着。

過去5年の当レースは、複勝圏内に好走した15頭中14頭が、近2走以内にマイル重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬。

いわゆるマイル指向の末脚が活きる傾向が強い当レースでは有利のローテーション。

血統構成は、ハービンジャー×ディープインパクト。

2018年の勝ち馬ディアドラは、本馬と同じハービンジャー産駒。

20年21年と、2年連続4人気以下で連対の実績を持つシャドウディーヴァも、ハービンジャーと同系統の欧州型ダンチヒ系Dansiliを母父に持つ血統馬。

戦歴的にはスピード指向が強く、血統的にはスタミナ指向が強いタイプが走りやすい当レース向きの典型と言える1頭。

ディヴィーナは、直近2走はともに芝1600m重賞で2着に好走。

2走前の中京記念では、上がり順位2番手の末脚を計測と、例年の当レースで期待値の高い臨戦過程。

血統構成は、モーリス×ディープインパクト。

父は欧州型ロベルト系種牡馬。

昨年12人気1着で今年も出走を予定するイズジョーノキセキも、欧州型ロベルト系エピファネイアの産駒。

また、近年の当レースは、父か母父がディープインパクト系血統かつ、1800m以上の距離で勝利実績を持つ馬も直近3年連続で複勝圏内に好走中。

本馬は、母父ディープインパクトで芝2000m戦の勝利実績馬。

加えて、母ヴィルシーナ、兄ブラヴァス、近親シュヴァルグラン、ヴィブロスは全て左回りコースの重賞勝ち馬。

G1レベルのサウスポータイプを多数輩出する超名牝系ハルーワスウィートの一族であることも、今回の競馬へ向けては強調材料。

ルージュスティリアも、芝1800m以上の距離で勝利実績を持つディープインパクト産駒。

前走マイル重賞からの距離延長ローテも期待値の高いパターン。

推奨馬

プレサージュリフト
ディヴィーナ
ルージュスティリア


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