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エプソムC(G3) [重賞最終見解]

2023年06月11日(日)

東京11R エプソムC

時期的な関係もあり、近年のエプソムCは過去5年中4年が良馬場以外での施行に。

これに伴い、近年の当レースは、タフな馬場に強い欧州血統馬が圧倒的に有利の傾向も顕著。

良馬場開催の一昨年を除く直近4年のエプソムCで、当日単勝4番人気以下の立場から馬券に絡んだ9頭は、全馬がキングマンボ系、ノーザンダンサー系、ロベルト系の何れかに該当する父か母父が欧州種牡馬という共通項も。

尚、良馬場開催時の一昨年は父ディープインパクト系の血統馬が馬券圏内を独占。

タフな馬場であれば欧州血統馬、通常の良馬場コンディションであれば、日本の王道血脈のサンデー系といった馬場コンディションによっての思考の転換も問われるレース。

レインフロムヘヴンは、前走の府中S(東京芝2000m)が3コーナー4番手の位置取りから抜け出して1着。

直近5走連続で上がり順位3番手以内の末脚を計測。

近年のエプソムCは、近走先行経験馬、上がり上位馬の期待値が高いレース。

この何れかの条件を満たす馬は、過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当、うち3頭は9人気以下の大穴。

純粋に、これまでの勝ち鞍4勝が全て東京競馬場であることも強調材料。

血統構成は、キングマンボ系ドゥラメンテ×ロベルト系Loup Solitaire。

近年の当レースは、父か母父欧州型の中でもキングマンボ系、ノーザンダンサー系、ロベルト系の期待値が高い傾向も顕著。

父か母父に当系統を持つ馬は、道悪開催の近4年で当日単勝4番人気以下の立場から複勝圏内に好走した9頭全馬が該当と、特に良馬場以外の馬場コンディションでその能力を発揮しやすい傾向も。

先行力のあるキングカメハメハ系種牡馬の産駒という意味では、2020年の勝ち馬ダイワキャグニー(9人気)にも近いタイプ。

フィアスプライドは、直近2走連続で上がり最速の末脚を計測と、買いの臨戦過程に合致。

血統構成はディープインパクト×Kingmambo。

父ディープインパクト系は過去5年で合計6頭が馬券に。馬場不問で注目の系統。

Kingmamboを父に持つキングカメハメハの産駒も過去5年で2勝。

昨年8人気2着で今年も出走を予定するガロアクリークも本馬と同じ母父Kingmamboの血統馬。

全姉ソフトフルートは、道悪馬場で施行された2020年の秋華賞(G1)3着馬。

タフな馬場になってもパフォーマンスの上下幅が少ないタイプで、梅雨時期に施行される当レース向きの典型。

マテンロウスカイは、昨年の勝ち馬と同じロベルト系モーリスの産駒。

中距離戦で先行力のあるモーリス産駒という意味でも、昨年の勝ち馬ノースブリッジと類似性の高いタイプ。

推奨馬

レインフロムヘヴン
フィアスプライド
マテンロウスカイ

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