スワンS(G2) [重賞最終見解]
2023年10月28日(土)
京都11R スワンS
3年ぶりに従来の京都競馬場で実施されるスワンS。
京都競馬場で行われた直近3年のスワンSは、複勝圏内に好走した9頭中8頭が、近2走以内に1600m以上の距離に出走していた馬。
また、この傾向に伴い、血統的にも中距離寄りのスタミナ指向に優れたサンデー系種牡馬の産駒、あるいは欧州血統馬の期待値が高い傾向も顕著。
2020年11人気1着カツジは、ディープインパクト産駒。
2019年4人気3着マイスタイルは、ハーツクライ産駒。
2018年8人気3着グァンチャーレは、欧州型ロベルト系スクリーンヒーローの産駒。
尚、前述したカツジ、マイスタイル、グァンチャーレは、全馬が芝1600m以上の重賞レースで連対実績を持っていた馬という共通項も。
ルージュスティリアは、前走府中牝馬S(東京芝1800m・G2)7着からの距離短縮ローテ。
その前走は3角3番手の先行経験。
京都開催の直近3年は、距離短縮ローテで前走3角3番手以内の先行経験があった馬が3年連続で複勝圏内に好走。
相対的な体力に加えて、1400m重賞にも対応できるスピードを兼ね備えていることもポイントに。
父ディープインパクトは京都開催に限らず、近年のスワンSで特注系の種牡馬。
阪神開催の一昨年、京都開催の2020年も当種牡馬の産駒が勝利。
京都開催の近5年の勝ち馬5頭中3頭もディープ産駒。
また、2代母Wandestaは米国の芝中距離G1レースを3勝した名馬。
母方がスタミナ指向の強い牝系であることも、当レースへ向けては強調材料。
ウイングレイテストは、距離短縮ローテで、前走先行経験の該当馬。加えてマイル重賞の連対実績馬。
スタミナ指向の強いレースだけに、父が欧州型ロベルト系スクリーンヒーロー産駒であることも強調材料。
尚、ロベルト系は当レースに限らず日本の芝1400m重賞では常に期待値の高い系統。
2018年8人気3着グァンチャーレは、距離短縮ローテで前走3角3番手以内の実績に加えて、マイル重賞の勝利実績もあったスクリーンヒーロー産駒と、本馬とほぼ同様のキャラクター。
また、生涯を通じて実に7度、芝1400m重賞で3着以内に好走したかつてのサンカルロもロベルト系シンボリクリスエスの産駒。
デビュー以来初の京都芝1400m戦出走ともなる今回は、重賞で結果を残した前走以上のパフォーマンスも想定できるシチュエーション。
アヴェラーレは、短縮ローテでマイル重賞の勝ち馬。
先週の菊花賞、先々週の秋華賞然り、ディープインパクト産駒が走るレースに強いドゥラメンテの産駒。
母アルビアーノは、2015年のスワンS勝ち馬。
そのアルビアーノも距離短縮の臨戦で当レースを制したように、距離を詰めることでよりパフォーマンスを上昇させやすい牝系。
推奨馬
ルージュスティリア
ウイングレイテスト
アヴェラーレ
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