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[重賞展望]府中牝馬Sの傾向と平日推奨馬


近5年傾向Pickup

・スピード指向で、近2走以内にマイル重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬が走る(過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭が該当)

・特に人気薄は、前走1600~1800mの重賞出走馬か、前走の上がり順位馬が2番手以内の実績馬(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した10頭全馬が該当)

・非根幹距離実績も活きる、特に芝1800m重賞で3着以内orエリザベス女王杯で5着以内の実績馬(該当馬は過去5年で4勝)

・父か母父欧州型血統馬が走る、中でもノーザンダンサー系、キングマンボ系、ロベルト系(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した10頭中7頭が該当)

・父ステイゴールド系、ハーツクライ系、ネオユニヴァース系など、サンデー系の中でもスタミナ指向、非根幹指向の強い種牡馬の産駒も走る(過去5年で4人気以下で複勝圏内に好走した10頭中5頭が該当)

・父か母父ディープインパクト系も走る、特に芝1800m以上の重賞で連対実績を持つスタミナ型(該当馬は直近3年連続で複勝圏内に好走中)

総括

近年の府中牝馬Sは、マイル寄りのスピード指向が強い傾向。

過去5年で複勝圏内に好走した15頭中14頭は、前走が芝1800m以下の距離に出走していた馬。

2021年は、前走芝1600m重賞に出走していた当日単勝4番人気以下の馬が複勝圏内を独占して3連単の配当金も15万円を超える大荒れ決着に。

但し、血統的には重厚なタイプが走りやすい傾向も顕著。

過去5年で、当日単勝4番人気以下から複勝圏内に好走した10頭中7頭は、スタミナ指向に優れた父か母父欧州型血統馬というデータも。

以上を踏まえて推奨馬は下記の通り。

推奨馬

プレサージュリフト…前走の東京新聞杯(東京芝1600m・G3)が、上がり順位3番手の末脚で3着。過去5年の当レースは複勝圏内に好走した15頭中14頭が、近2走以内にマイル重賞出走馬or上がり順位3番手以内の末脚実績馬。いわゆるマイル指向の末脚が活きる傾向が強い当レースでは有利のローテーション。血統構成は、ハービンジャー×ディープインパクト。2018年の勝ち馬ディアドラは本馬と同じハービンジャー産駒。20年21年と2年連続4人気以下で連対の実績を持つシャドウディーヴァも、ハービンジャーと同系統の欧州型ダンチヒ系Dansiliを母父に持つ血統馬。戦歴的にはスピード指向が強く、血統的にはスタミナ指向が強いタイプが走りやすい当レース向きの典型と言える1頭。

ディヴィーナ…直近2走はともに芝1600m重賞で2着に好走。2走前の中京記念では上がり順位2番手の末脚を計測と、例年の当レースで期待値の高い臨戦過程。血統構成はモーリス×ディープインパクト。父は欧州型ロベルト系種牡馬。昨年12人気1着で今年も出走を予定するイズジョーノキセキも、欧州型ロベルト系エピファネイアの産駒。また、近年の当レースは父か母父がディープインパクト系血統かつ、1800m以上の距離で勝利実績を持つ馬も直近3年連続で複勝圏内に好走中。本馬は母父ディープインパクトで芝2000m戦の勝利実績馬。加えて、母ヴィルシーナ、兄ブラヴァス、近親シュヴァルグラン、ヴィブロスは全て左回りコースの重賞勝ち馬。G1レベルのサウスポータイプを多数輩出する超名牝系ハルーワスウィートも一族であることも今回の競馬へ向けては強調材料。

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