クイーンS(G3) [重賞最終見解]
2024年07月28日(日)
札幌11R クイーンS
過去2年のクイーンSで複勝圏内に好走した6頭は全馬が、近2走以内に1600m以下出走or3角5番手以内の先行経験馬という共通項。
また、この傾向に伴い血統的にもスピード指向の強いタイプは俄然有利。
昨年の勝ち馬ドゥーラの母父はキングヘイロー。一昨年の勝ち馬テルツェットの母父はDanehill Dancer。同年2着サトノセシルはフランケル産駒。
キングヘイロー、Danehill Dancer、フランケルの共通項は、全馬が芝1600m以下のG1レース勝ち馬であることと、ノーザンダンサー系種牡馬であること。
臨戦過程、血統的にもスピード指向が強く、中でもスピード指向の強いノーザンダンサー系血統馬が活躍する傾向も。
ウンブライルは、例年期待値の高い前走マイルG1レースからの距離延長ローテ。
ヴィクトリアマイルからの臨戦過程という意味では、一昨年の勝ち馬テルツェットと同じ。
血統構成はロードカナロア×ファルブラヴで、父も母父も芝1200mG1レースの好走馬を輩出したスプリント指向の強いキャラクター。
また母の父ファルブラヴは、近年の当レースで特に期待値が高いノーザンダンサー系種牡馬。
2012、13年のクイーンSを連覇したアイムユアーズもファルブラヴ産駒。
また本馬の全兄ステルヴィオは、クイーンSと同じ右回り&小回りコースの芝1800m重賞スプリングSの勝ち馬。
洋芝適性も高い一族で、勝ち切る競馬に期待したい1頭。
アルジーヌも、ロードカナロア産駒で近走先行経験馬と、近年の当レースで期待値の高いタイプ。
母キャトルフィーユは、2014年のクイーンS勝ち馬。
これまで自身の勝ち鞍4勝中3勝は右回り&小回りコースの芝1800m戦と、母に似た戦歴であることも今回の競馬へ向けては強調材料。
ボンドガールは、前走マイルG1レースからの距離延長ローテで、スピード指向の強いダイワメジャー産駒。
母コーステッドは、芝1600mG1のBCジュヴェナイルフィリーズターフ(G1)2着馬。
戦歴、血統ともにスピード指向の強いタイプで当レース向き。
推奨馬
ウンブライル
アルジーヌ
ボンドガール
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