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ぼくの生きる意味

ちょっと前に見た映画で政治家のセリフが印象深かくて。
その人は支持率が下がりつつある政権の大臣か何かだったと思うんですけど、もう解任されるかもって状況で話してました。
「せっかく信任してもらったのだから、入ってきた時よりも少しでも良くして去りたいのよ。」
解任間際でも信任に報いようと励むのは、なんだか美しい気がします。

それで、ぼくは人生そのものにも同じことが言えるんじゃないかと思ったわけです。
ぼくたちはなんだかよくわからないけど、この世界にジョインしました。いつ去るのかは自分で選ぶこともできるけど、多くは偶発的かなって思います。
そこで、せっかくこの世界にジョインしてきたのだから、去るその時が来るまでは、この世界を少しでも良くしてみたいなって思うんです。

何が良いのかは人それぞれだし、絶対的な正義なんてものはない。それなら開き直って、関係ない人を傷つけないように、自分と近しい価値観の人たちを幸せにすることができれば、それを良しとしませんか?

もしも人間が一生に享受する幸せが100だとしましょう。
不治の病の治療法を発見する研究者や、他人の人生を変えるような作品を作り出すようなアーティストは、一気に50くらいの幸せを、一人ひとりに配れるかもしれない。
けど、ぼくは何か特別なスキルがあるわけでもないから、一生かけても0.001くらいの何かしかできないかもしれない。
それでも1万人に配れれば、人間1人分を幸せにしつくしたことになりませんか?

みんながちょっとずつ見えない誰かのために頑張ることで幸せになるのかなって思います。
正に「情けは人の為ならず」ですね。

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