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駅間所要時間算出システムと、最高速度の考え方

はじめに

架空鉄道でダイヤを作成する際に必須になるのが、駅間所要時間です。
考え方はこちらのサイト様を参考にしていただくとして、ここでは最高速度についての考え方について持論を述べます。この通りにするかは任せます。

最高速度の考え方

新幹線でも無い限り、在来線や私鉄の最高速度を130km/hと考える人が多いと思います。しかし、現実でそんなに速度出している区間というのは、意外と少ないと思います。速くても110km/hくらいではないでしょうか?地元路線の最高速度もこのくらいです。
最高速度の考え方は、2種類あると思います。
1. 種別関係なく、次の停車駅までの駅間距離によって最高速度を決定する。
2. 種別毎に最高速度を決定する(各停は遅め、優等は速め)
ここでは1番目のみ考えます。ご了承ください。ただ、2番目にも適用しようと思えばできると思います。

最高速度計測

架空鉄道における最高速度を計算する際、手っ取り早いのは、スマホのスピードメーターアプリを使って、現実の電車に乗って測ってみることです。私も地元路線で実際に測りました。
実際に測ってみると、出せる速度ギリギリまで加速することが多いのではないでしょうか。ここに関して注意点がありまして、鉄道会社によっては、省エネ目的で、所要時間をできるだけ増加させず、あえて最高速度を抑えて惰性速度で走行する時間を長くしているところがあるかもしれません。
実際に測ってみたところ、下記のようになりました。

駅間最高速度(左:駅間距離)

この表では、最高速度110km/hを想定しています。遅延回復時速度設定というのは、その名の通り、通常時より速度を出して遅延を回復できるようにする設定です。これの設定は個人に任せます。惰性速度は遅延回復時速度-5程度で設定しています。駅間距離が1.0km未満だと、加速しすぎると惰性速度での走行時間がマイナスになってしまう計算になることから、駅間距離の目盛りを細かくしています。逆に1.5km以上だと、最高速度を速くしても余裕が生まれてくるため、最高速度130km/hを想定するなら、ここの速度をいじってあげればいいと思います。

駅間所要時間算出システム

以上を踏まえ、自作の、「駅間所要時間算出システム」を紹介します。
Excelファイルのダウンロードは不要で、入力欄に数値を入力するだけで勝手に計算してくれます。この仕組みを作るの、検算が厄介でちょっと頑張ったのでぜひ使ってください!
※注意事項は上記サイトに乗せているのでそちらをご覧ください。


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