対話師さんとの出会い

【妊活日記】
2021.07.14

先日伺ったバースハーモニー助産院で、流産してしまった今回の子と対話をしてはどうか?とアドバイスをいただき、先生を紹介していただいた。

半信半疑で不安だったけど、お話を一度聞いてみようと思い、勇気を出して電話をして予約して訪問。

場所はアパートの一室。

助手さんがいて、最初は助手さんが対応。

その間、先生は奥のお部屋でパソコンをいじっているような感じ。

問診票に今日の体調や、話をしたいことなどを書いて、待っていると、助手さんがハーブティーを入れてくれた。

少し経つと呼ばれて、先生がいるお部屋へ。

1人掛けのソファーっぽい椅子に促されて座り、先生はパソコンが置いてあるデスクの椅子に座って、向かい合う形で対話の始まり。

先生はお腹の子にも自己紹介をしてくれていた。

問診票を確認しながらいくつか質問され、これまでのことを簡単に話す。

赤ちゃんの魂は子宮にはもういないらしい。

ママのすぐそばにいるよとのこと。

すると、突然、「あ、そういうことなのね。」と。

赤ちゃんが私の代わりに何か話したらしい。

先生は私との対話の途中で、突然他の誰かに返事をする。

返事は日本語でするんだけれど、どうやら聞き取ってる言葉は日本語ではないらしい。

通訳して私に伝えてくれる。

赤ちゃんはどうしても私たちの元に来たかったんだと言っているらしい。

手を繋いだ卵がイマイチな卵だったらしくて、これじゃあ長く過ごせないことはわかっていたけれど、私たちのところにどうしても行きたくて、短い期間だってこともわかってたけど、伝えたくて無理してでも来てくれたらしい。

そして、ちょうど仕事をやめて妊活を始めた話をしていた時だと思う。

「お仕事しなくていいの?」と聞いて欲しいとのことだった。

ママの本音を聞きたいらしい。

私的にはやめたことは後悔していないし、前職をまたやりたいとは全く思っていない。

その旨を伝えると、、、

働き方はともかく、自分の人生の経験を踏まえて人と関わりながら教えていく、伝えていくような、他の人の人生をサポートするような仕事は私にとって大切なことらしい。

だから大切にして欲しいと言っているそう。

これが一番伝えたいことだそう。

なんとなくわからなくもない。

妊活を生活の中心に置いていると、自分は何のために生きてるのか…今までしてきたことは何のためだったのか…色々考え過ぎてしまうことがある。

かと言って、前職に戻りたいわけでも、辞めたことを後悔してるわけではないんだけど、やりたいことをやりたいなーと思うことはたまにある。

バイト程度でいいけれど、そういうことは少しずつでもできたらいいなぁとは思っていた。

どんな形かはわからないけれど、いつでもできるように準備はしておこうかな。

二つ目に伝えたいことは、私が我慢していることがあるそう。

私が生まれてくる時に我慢したことがあって、それがまだ体に記憶として残っていて、それが居心地悪くしているらしい。

先生に自身が安産だったかどうかを聞かれた。

三人兄弟の中で一番楽だったって言われてた気がするので心当たりはない。

何のことかさっぱりわからなかったけれど、よくよく考えてみると、そういえば、臍の緒が絡まって生まれてきて、すぐに泣かなかったんだっけ?保育器に入れられてたんだっけ?

と思い出し、それを先生に伝える。

未だに、タートルネックとか窮屈なネックレスはつけると苦しくてつけられないことも伝えた。

すると、先生はがんばったんだね〜と言ってくれた。

がんばったんだね〜と自分を労ってあげて欲しいとのこと。

スポーツをやってきている人は我慢することが得意だけれど、自分のことをちゃんと労って欲しいと言われた。

確かに、自分の身体をマッサージとかに行ってケアすることはしていても、自分の心を労わることはしたことなかったかもしれない。

我慢するのは得意技。

子宮の中に我慢したことや悲しみが残っているから、次の子のためにそれを退かすために来てくれたらしい。

お腹が蜘蛛の巣はってて汚いから掃除しにきたとかじゃなくてよかったって心の隅で思った。

この子は今まで妊娠反応があった子たちとは違う子らしい。

また会えるのかとかはわからなかった。

会えないのかもしれないけど、8週間しか一緒にいられなかったけど、心拍が点滅してるのしか見てあげられなかったけど、でも本当に出会えたことに感謝したい。

いつ出てこられるかはわからないけど、手術になるかもしれないけど、お家で自力で出てこられるように頑張ってみるそう。

でも力が残ってないかもしれないみたい。

手術ギリギリまでいてくれそうな気もする。

いのりもギリギリまでいてくれたから。

でも、もし自力で出るときは家にいるときにお願いねっていうわがままなお願いをしておしまい。

どうしてもこのチャンスに前の子のことも聞いておきたくて、15分延長。

延長したことは夫には黙っておこうかな笑

いのりちゃんは、まずはごめんねって言ってるらしい。

卵との相性とかは悪くなかったんだけど、成長していく中で、爆発的なパワーがなかったらしい。

8週くらいまで妊娠に気がつかなかったことを話したら、どうやら妊娠したことを私に伝えたかったけれど、伝えられるほど、命の力が大きくなかったそう。

だけど、私たちのところにきたかったし、会いたかったし、がんばったけどダメだったらしい。

はっきり言ってまだまだ子どもな私に伝えたいことがあったそう。

2人とも自分のことでいっぱいだったから、次に来る子のために、次の命を大事にするために、そして、私が自分の命を大切にするためにいのりちゃんは必要だったらしい。

私が自分を労わり、夫とお互いの存在を労われるようになることが必要だったらしい。

いのりちゃんのことがあって私たちはすごくたくさんのことを学んだ。

それがいのりちゃんが伝えたかったことなのかを先生に確認した。

その通りとのこと。

いのりちゃんの件で、夫ともたくさんぶつかりたくさん話した。

これをして欲しかったらしい。

あっという間に1時間15分は過ぎておしまい。

自分が感じていたことは合っていたし、それ以外にも気づきが少しあった。

自分を労わること、これついつい忘れちゃう。

でもでもとにかく、2人とも、どうしても私たちのところに来たくて、たくさん頑張ってくれたことがわかってよかった。

信じるか信じないかは…

って感じだけれど、2人との思い出も大切にして、また次のチャレンジしてみよっかなーって思えた。

さりげなく背中を優しくプッシュしてくれるようなそんな感じ。

こんな時は一度くらい対話師さんとお話してみるってのも一つだなと思った。

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