採用に苦戦している企業が採用できるようになるための5つのポイント
私はこれまで約13年間、企業の採用に携わる仕事をしてきました。
その中で、常に希望に適う人材を採用できている企業がある一方で、採用できないどころか応募すら全くないという企業もありました。
もちろん給与や休日といった条件の差によるものもありますが、同じ様な条件や待遇にもかかわらず一方は採用ができ、もう一方は採用ができないというケースもよく見受けられました。
当初は、「たまたまだろう、時期やタイミングの違いかな」と思っていました。
しかし、企業の採用に携わる機会を重ねていくうちに、そうではないことに気づいたのです。
どういうことかというと、採用がうまくいく企業というのは「あるポイントを押さえた採用活動を行っている」のだということです。
採用や求人というと、「募集要項を求人媒体に出して応募があったら面接をして可否を決める」ものだというイメージかと思います。
それは間違いないのですが、採用力がある企業は採用を入念に設計(デザイン)して行っているのだということを、企業の採用に携わってきた中で分かったのです。
そのため、このnoteでは私がこの13年間で300社以上の企業の採用に携わってくる中で得た知見を基に、「採用力向上メソッド」としてまとめました。
ここに記していることは、大小問わず採用成功した企業が行っていた求人や採用の方法です。
そのため、もし以下のようなことで困っているのであれば、状況を改善して採用に結びつけられる可能性が高まるはずです。
●求人を出しても全く応募がない
●求人を出しても希望に適う人からの応募がない
●内定を出したにもかかわらず辞退されてしまう
●採用できたにもかかわらず、すぐに辞めてしまう
まず、採用とは”5つの要素”から成り立っており、これが採用を行う上で見直すべきポイントになります。
・採用ターゲット
・求人の出し先
・求人の打ち出し
・面接
・教育/育成
そして採用成果を高めるためには、この5つの要素=ポイントを考えて求人を行わなければいけまん。
ということで、ここからは順にそれぞれについて説明していきます。
1.採用ターゲット
採用において、「どんな人が欲しいのか?」ということを明確にすることはとても重要です。
この「どんな人が欲しいのか?」=採用ターゲットを明確にすることが、採用活動を行うための第一歩となり、採用ターゲットによってその後の採用活動(以下)を左右します。
・求人出稿する媒体の選定
・求人の打ち出し方
・面接で行う質問内容
・入社後の教育期間や育成方法
しかし、多くの企業では採用ターゲットを明確にすることなく、「とりあえず営業希望の人」や「〇〇業界で経験のある人」というように曖昧に募集を始めてしまうのです。
そのため、採用におけるミスマッチ(企業側と求職者のニーズにギャップがある状態)が起こり、早期退職や双方の不満の表出など、採用した企業も入社した個人も後悔する結果となってしまいます。
では、どのようにして採用ターゲットを明確にすればいいのでしょうか?
そのためには、以下のことを考えてみることです。
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