ハミングバードは彼の地にて君を待つ

初めましての人は、初めまして。そしてお久しぶりです。

夕立に笑う、ワンマンライブから約11ヶ月、
新しい曲が!!!できたぞ!!!!!
時間が掛かった!!!すまん!!

気付けばもうゴールデンウィークです。
例に漏れず、僕の働いている会社も4月頭からずっと休業しておりまして、家を満喫しております。


この数ヶ月の間、世間ではマスクがどうの、給付金がどうの、そういう頭を悩ませるようなことばかりで、正直距離を取っていました。

ライブハウスが最初の方に感染の出所というか、そういう不運に見舞われてしまったこともあって、沢山のライブハウスが営業の中止や休業、さらには閉店してしまう事態にもなってきました。
これがパチンコが最初の出所だったら、今全国で閉まってたのはパチンコだったのかな、とか考えたり。まぁわかんないけど。


まぁそんな中で、いろんな意見が飛び交っていて、ずーーーーーっと考えていました。
なんて言えばいいだろうな、とか。
簡単に口には出せないな、とか。
ただ、まぁ、これも、端的に言えば逃げていたんです。当事者になるのが怖かったのかもしれません。

流行った(というと語弊はあるけれど)「うたつなぎ」とそういった類似のバトン?リレー?バトンって古いか。
これも、あれやこれやの理由をつけて断っちゃいました。
それも心の奥の方で引っかかってた。(マックスごめんな)


知らぬ存ぜぬを通して、家でだらだら酒を飲み、U-NEXTで無駄に話数の多いアニメ見てみたり、積んであった小説を消化したり、無駄に凝った料理をしてみたり。
そんな風に過ごしている日に、オオカワリョウからLINEが来ました。(絶対コピペだった。あとなんか微妙な敬語がイラっとした)
内容は、「Tシャツを作って、売り上げを堺Tick-Tuckに寄付する」というもの。

(受付は終了してます)


彼らは彼らのやり方を模索して、自分たちの居場所を守るためにできることを考えたんだなって。そう思って。

自分に何ができるだろうか、何をするべきだろうか、なんてそんなことを考えて考えて考えて、出した答えがこれでした。

500円。
小さな力にしかなれなくとも、何かできることを探した時に、僕ができることで言えば、曲を作る、それだけでした。


別に頼まれた訳でもない。
ずっとライブをしていない僕に「元気か」と電話してくるこの箱と、そこにいる人たち。
何かをするには、理由はもうそれだけで良かったんだなって思う。



余談ではあるけれど、
2015/5/3、つまり5年前の今日。
「夕立に笑う」は初めてステージでライブを行った。
「Sunflower」で始まって「エンドロールはきっと」で終わったライブだった。

演奏はもちろん、とても褒められたものではなかったけれど、
「帰ってこれた」っていう感情でいっぱいだったのは、ずっと覚えている。
だからこそ、この日に、出そうと決めた。

はぎにも突然、ドラムとギターと仮歌だけの音源を送って、
「これを出したいから、なる早でベース弾いてくれ」と頼んで。

アルバム「Heart Beat」でピアノを入れてくれた佐原ヒロムにも「すまんが3日ほどでピアノを、、」と急なお願いなのに助けてくれた。

MIXどうしようかと悩んでいた時に手伝ってくれてバチバチの音源に仕上げてくれたまるおか君。(はぎの友達)本当にありがとう。



いつか、全部全部、心配事がなくなった日に。
この歌を、あの場所で、
いつまで経っても子供のままの店長と、
アホすぎるブッキングマネージャーと、
ex.桜キャ●ツの山口くんと、ハゲの前で。
大きな音で歌える日を待っていたい。

そうして暖かくなって戻ってくるハチドリのように、
またたくさんの人が、自分の思うままに、行きたい場所に、
そんな明日を待てるように、この曲がそのためのものになればいいと、

そう願って。



2020/5/3 夕立に笑う vo.gt ナカマケイタ


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