麻雀店でチヤホヤされるために先輩巨乳女を丸裸にして撃破した話①
わたしに麻雀を教えてくれたのは、お父さんでした。
当時のわたしにとって、それは唯一の親とのコミュニケーションツールで。
いまのわたしにとって、麻雀は――――
――――男にチヤホヤされるための道具です。
進学のために地方から上京!
そこからノーバンで大手麻雀チェーン店へ!!
履歴書持参したら面接レスで即バイト採用!!!
麻雀界隈なんて、まだまだ女子に飢えた業界。
雀荘スタッフに女の子が入ったとなりゃ、客従業員諸共もろ手を挙げて喜ぶこと必至。
さあさあ異性と縁もゆかりもありゃしない男性諸君、
今日から君らの毎日を、仮初のバラ色で染め上げてみせますよ!
オタサーの姫ならぬ雀荘の姫として、蝶よ花よとチヤホヤされ、わたしは都会での青春を謳歌します!!
そんな期待で無い胸を膨らませた、初出勤日。
しかし、わたしは――――とんでもないものを目の当たりにしたのです。
「あ~。今日から新しく入った子だよね?」
フワフワと弾むような高い声。
ふわふわと弾むような豊満な…………、なんだあれ?
その豊満は従業員用エプロンを押し上げていることから、大きな体積を有しており。
ゆさゆさと音を立てて揺れることから、よほどの重量感を持っていることが伺えます。
わたしの目の前のあれは、いったいなんなのでしょう?
いえ、話には聞いたことがありました。
ただ、わたしの人生で、この日まで、あれに相当する物と出会う経験がなかったものですから、一瞬だけ混乱してしまったのです。
…………巨乳です。
巨乳が服を着て話しかけてくる。
「ここのバイト、女の子ひとりだけだったから嬉しい~。これから よろしくね~」
なんということでしょう。
あろうことか、この麻雀店には、わたしよりも先に女性スタッフが――――巨乳が働いていたのです。
「……よ、よろしくお願いします」
これは、麻雀店でチヤホヤされるためにアルバイトを始めたわたしが。
その目的の障害となる巨乳女を、丸裸にして撃破したときのお話です。
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