「Lの探偵~序章~ 2億5000万分の1の"七"」という短編映画を撮りました(その6)
(続き)
声の代役の話
るるさんが出演してるシーンの撮影は一日で終わり、声も同時録音した。
録音状況は悪くない感じだった。
ちなみに自分は出演者兼撮影者だったので、会話のシーンは自分が声を出している。
しかしながら台詞回しのプロではない自覚があるので、編集時に自分の声は全部カットして字幕処理する予定だった。
で予定通り、編集時に自分の声をカットして台詞は字幕処理とした。
第一回目の講評時に、音の状態が良くないので録り直した方が良いと言われた。
確かに背景の音ごと消してるので音が凸凹しているなと思った。
よし、じゃあ直そう。
これはつまり、現場で録ったるるさんの台詞は背景の音と一緒なので分離出来ない。
すなわち背景音を新たに用意して台詞は全てアフレコにするということ。
シナリオから台詞の部分を抜き出して書き出し、るるさんに事情を説明して、iPhoneの録音機能で良いので台詞だけを録って貰えますかと頼んだ。
るるさんは快諾してくれた。
12月中旬くらいにお願いし、お正月休みとかもあるので1月中旬までにお願いしますと自分的には余裕を持ったスケジュールでお願いした。
つもり、だったのだが…
るるさんから体調を崩したという連絡を頂いた。
どうやら風邪っぽい。
締切に間に合わないかもしれないとのことだった。
まあ、待つしかない。
待った。
しかし、締め切りを過ぎても治ったという連絡は来ない。
締切は迫っている。
俺はある行動に出ることにした。
(続く)