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ホラーゲーム『Kraven Manor』を遊んでみた。

ホラーゲームは苦手ですが、面白いと先が気になって仕方なくなり、泣き叫びながらでも遊ぶ心意気です(

そんなこんなで、友人に「ホラゲ、やろ……?」と誘われ、ホイホイとホラーゲーム『Kraven Manor』を遊んできました。

半泣きになりました。
しかし、泣きそうになりながらも凄く面白かったので、自分用の記録に、と、noteに書き残して置こうと思います。
 

『Kraven Manor』は、タイトル通り、クレイヴン氏のマナーハウスに閉じ込められて、そこから脱出するホラーゲームです。

ヒントや説明やストーリーコンテンツが全編英語で展開されるため、ちょっとテンパりながら遊びました。
我が友は英語が得意ですが、途中目をつぶってたりしたので役に立ちません。最悪です。

そんなわけで、自分のへっぽこ英語力を信じ、ストーリー解説&プレイ序盤の感想といきたいと思います。

『沙那の唄』のときよろしく、友人に「ホラゲは一人で遊べない」と呼び出され(私も一人では無理だ……)、並んでPCに挑みます。
プレイヤーはもちろん友人です。

友人「全編英語らしいけど、私がばっちり読むから任せろ(o^-')b !」
有里「おう、いつもと違ってすっごい頼もしいな!」
友人「……あ゛?」
有里「なんでもない」

敵はいつも隣にいます。

ヘッダーを観れば分かるかと思いますが、大変グラフィックが美しいゲームです。
学生が卒業製作に作ったゲームらしいんですが、もうそういうレベルじゃないよね、これ。

主人公は雷鳴る良いお天気の日、クレイヴン氏の屋敷に入ってばっちり閉じ込められます☆
わー、ホラーゲームみたいー。

お出迎えする美しいお屋敷。
上に表示される操作方法(全部英語)。流石に読める。
(でも、ゲームパッドで遊んでたのであんまり関係なかった)

FPS方式の視点移動がより恐怖を煽る素敵仕様です。

お屋敷の玄関フロア。
真正面には大階段。

その上にある人影☆

有里「……誰か居るねぇ」
友人「……ごめん、プレイ代わって」
有里「早いね!?」

というわけで、プレイヤー交代。

せっかくなので、人影に突撃☆

友人「え、なにやってるの、バカなの!?」
有里「明るいうちから襲い掛かってくるやつがあるかよ!!」

明るいところでは敵は襲ってこない。
ホラーゲームの鉄則です。

人影の正体はマネキンでした。
金属製のマネキンがあるのかは知りませんが。

一通り玄関フロアを探索して、マネキン鎮座する大階段の左下にある光っている物品をチェック。
こういう誘導があるとダレなくて遊びやすいですね。

そこで、友人に腕を引かれます。

友人「な、なんかマネキンこっちみてる」

見れば金ぴかなマネキン先生、我々の居る階段左下をガン見。
が、最初近付いたときにマネキンがどこ見てたなんか記憶になく。まぁ、確か正面向いてた気がするんだけど。

仕方ないので、右下に回り込んでみる。

首がぐるん。
おお、こっちみてる……!!

友人「ゴメン無理。ほんと無理」

友人、顔覆って下向いちゃう。
英語できないぽんこつ、英語のゲーム相手に孤軍奮闘の始まりです。

階段左下近くにある探索ポイントの近く、唯一空いてるドアに侵入。
マネキン先生の視線はばっちり追いかけてきていますが、マネキン本体は追い掛けて来ないので無視。

入ると暗い図書館(?)。
本があったり、新聞記事があったり。
そういうものにカーソル向けると英文が表示されて詳細が読めるんですが……

有里「解説を……」
友人「無理……」
有里「お前のゲームだろが」
友人「無理……」

友人の魂が離脱気味なので、独力で読める範囲まで読んでみる。
屋敷の主はどうにも不老不死的なものに興味があったようです。なんか嫌な予感するんだけど。
あと、近所での失踪事件の新聞記事。
……確実に嫌な予感するんだけど。

図書館の奥に進むと模型っぽいのをゲットできます。
これがこのゲームで重要なギミックになってますが。
まぁ、それはともかく。

奥で模型をゲットして、図書館入り口に戻ると……

紙がふわふわ浮いてるー。
本がバラバラになってる。
超現象ー。
新手のハウスダストかな?

で、そのまま模型持って玄関フロアに戻ると……

爆音と共に屋敷の全ての電気が消えます。

びっくりしてゲームパッドを取り落とす有里。
画面の向こう、弾みで持ってた模型をぶん投げる主人公。
有里のとなり、悲鳴を上げる友人。

まだ、序盤です。
序盤なのに、散々な状況です。

それでも、戦いはこれから……

以降のプレイは懐中電灯が使用可能になります。
素晴らしく準備の良い主人公です。
サバイバーだね。

カチッとスイッチON。

……照らした先には、なにかを引きずったような血の跡。
これはまさか、と恐る恐る大階段を照らしてみれば、もう其処には誰も居ない……

マネキン先生は何処に。

もうこれ、絶対追い掛けてくるやつじゃん!

でも、人間とは不思議なもんで、隣に自分より怖がっている人がいると冷静になれるもんですね。
とりあえず私がゲームパッドをぶん投げた結果、主人公がぶん投げてしまった模型を回収。

友人「なんでそんなに冷静なの……」

お前のせいだよ(半ギレ)

模型を玄関フロア中央の大テーブルの上に持っていくと、クレイヴン氏のお屋敷の模型が……!
置いてあるのは主人公がいる玄関部分だけですが、その両サイド上部には何かが置いてあった跡。

なるほど、跡に従って模型を置いていけば良いらしい。

初めに拾ったのはワインセラーモデル。
それを対応箇所に置くと、実際の屋敷の扉も連動して開く仕組みです。

すごいからくり屋敷。
めっちゃテンションあがります。

というわけで、暗い玄関フロアに「こっち行け」とシュンシュン飛ぶ光に誘われ、新しく開いた扉へ。

……真っ暗な地下フロアへ。

行きたくなーい。

ですが、「いいから行け」とばかりに光が地下を指しています。

恐る恐る階段を下ってみる。

友人の視線もどんどん下って床に固定されます。
もうあなた画面見てないじゃない!

懐中電灯の小さい灯りでは、フロア全体が見えないのでより怖くなりますね。
あと、灯りの端は少し暗くなってていやですね。リアルですね、懐中電灯。そういうリアルは嬉しくない。

床を照らすとー……

\ゴキブリの群れー/

その先を見てみるとー……

\深く考えたくない赤い汁/

……ま、ワインセラーだしね。
赤い汁が床に引きずられててもおかしくないよね。

……いや、おかしいよね。

ワインセラーには、何故か引っ掻き傷のある絵画や、クレイヴン氏の経営していた会社のブラックな実態等々の資料が。

こういう断片的な情報を繋ぎあわせて、ストーリーを考えていくのが面白い。
きっと一度のプレイでは見落としている情報もあるだろうし、私の英語力では読めなかった記述もあるので、自分でじっくり遊ぶのが面白いゲームだと感じます。

ちょっと楽しくなってきたので、わくわくとワインセラーを探索。
この頃には友人も復活してきて、共に情報を読みつつ色々と憶測。
なにせ、先の図書館でダンテの『神曲』に『失楽園』、機械人形の記述やらなんやら見てたらテンションもあがります。
しかも、舞台はからくり屋敷。

めっちゃ楽しい。

情報集めつつ、さくさくと奥へ。
奥へ……

分かれ道に差し掛かったとき

一瞬現れる金ぴかの影。

バンッ、という音と暗転。
通路に閉じ込められます。

……ごめん、探索全然楽しくないです。

マネキン氏のお陰で見事に一方通行になったので、覚悟を決めつつゲームパッドを握り直し、先へ。

これもう、居るよね。
あいつ居るよね!!

ちなみにこのとき友人は完全に心折れた様子で、でも画面から目も離せなかったらしく、私の腕を握りしめてプレイを見守っていました。
……誰のゲームだっけ、コレ。

進む。

奥から逃げてくるゴキブリの群れ。

足元には血の跡。

……あー、帰りたい。

先には、思った通り、金ぴかが待ち構えておりました。

マネキンさん、こんにちは。

正直近付きたくはない。
でも、これ近付かないと話進まないと踏み、意を決して歩みを進めます。

マネキンは動きません。

あれ、これ、もしかして何も起きないとかそんな……

 

暗転。

 

ですよねー。

暗転後は目の前からマネキン先生は消え、奥の壁に血文字が出現!

『Get Out』

友人「……略して『GO』かな!」(涙目)
有里「落ち着け」

『帰れ』と言われても帰れないからホラーゲームなんだよ、マネキンさん……

 

これ以降は、振り返るとマネキンが追っかけてくる素敵仕様なイベントでした。
思い出したくないです。
 

ただ、このホラーゲームの良いところは、

・特定イベント内でしかマネキンが追いかけてこない。
・暗転が起こるか視線を反らさない限り襲いかかってこない。

という制限があり、マネキンがぬるぬる動いて常に追い続けてくるようなことはないので、視界に気をつけて移動すれば大体どうにかなるところですね。
あと、捕まってもADボタンの連打で逃げられます。
ビバ救済措置!

反射神経でどうにかしなきゃいけないところが少ないのは嬉しいなぁ。
ホラーゲームだけど、落ち着いてマネキンを見つめ続ければどうにかなります。
……見つめ続けたせいか、段々かわいく見えてきますからね、マネキン。

 

基本は、

・屋敷を探索して模型を回収
・ミニチュア模型を正しい位置に配置
・配置した箇所を探索

の、繰り返しです。

模型探しの合間に写真を見付けたり、クレイヴン氏についての資料があったり(多分手記だと思う)、マネキンに追いかけられたり、嘘つきパズルを解いたり、という小イベントがあって、きちんと誘導されながら進むのでホント遊びやすいです。
迷子になって進めるの嫌になっちゃうことってありますしね。
そういうのが無い探索ゲームは良いゲームだとおもいます、個人的に。

怖い感じも、ただびっくりさせるだけじゃなく、雰囲気で作り上げられている感じがして、そういう意味ではすごく良かったですねー。

2時間ほどでクリアできました。
……何度もゲームオーバーになっちゃったので、うまい人はもっとはやくクリア出来ると思います。

ところで、今回友人と遊んだのは無料のベータ版でしたが、今私のPCには製品版がDLされております(どや顔)。
ベータ版でもきっちり最後まで遊べるのですが、イマイチクレイヴン氏について説明不足な面はあったので製品版も楽しみです。

『Get Out』略して『GO』の心意気で遊んできます。

というわけで、ホラーゲーム『Kraven Manor』の紹介でした。
是非ともプレイしてみてください♪

みんな夢の中までマネキンに追い掛けられてしまえばいいんだ(

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