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不妊治療と仕事の両立は会社の理解と協力が不可欠。

こんにちは!
keiです。


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今回は不妊治療と仕事の両立について
書きたいと思います。


不妊治療が女性のキャリアに与える影響
大きいですよね。


これから不妊治療を始めようとする方の中にも
「今の仕事を続けながら
 不妊治療できるのだろうか?」

と思うことがあるかもしれません。


以前は
男性は外で仕事、女性は家庭を守るものといった
考えが主流な時代もありましたが、
現在では女性の社会進出が当たり前になりました。


社会で女性が活躍できるのは
とても素晴らしい事!
けれども、一方で
女性は家庭生活のイベントが
職業生活に及ぼす影響が多い
のも事実です。


妊娠、出産、育児、介護、、、
そして不妊治療もその一つですよね。


男性よりも
圧倒的に通院回数が多いのは
女性なんです。


過去の私の経験も交えながら
『不妊治療と仕事』について
考えてみたいと思います。



【体験談】不妊治療前の仕事は?

不妊治療前の仕事はこんな感じでした。

  • 正社員

  • 泊まり勤務を伴うシフト制

  • サービス業

  • 早退、遅刻ができない。
    欠勤もかなりしづらい。
    してしまうと、
    誰かが私の代わりに出勤しなくてはいけない。

  • 同じ職種の中で出産、育児している人がいない。
    (妊娠中の人はいましたが、
     産休を取ったのかは不明)

  • 日勤は拘束時間が12時間くらい。
    朝6:30に出社して
    退勤するのが19:00など、
    拘束時間が長い。
    (準備や制服に着替える時間もあるので
    会社にいる時間が長い。)

  • 不妊治療に対する福利厚生はなし。


休むと、誰かに迷惑が掛かるというのが
とてもプレッシャーでした。
従業員数も多い大きな会社で
女性も多かったけれども
不妊治療に対するサポートはありませんでした。


【体験談】不妊治療のタイミング法と仕事の両立

「日勤(泊まり勤務ではない)」の日は
クリニックには行けませんでした。
「明け」といって、
泊まり勤務明けの日だと、
午前中には仕事が終わるので、
この日を狙ってクリニックに行っていました。


この頃はタイミング法をしていました。
通院回数も少なく
服薬して、排卵日近くに卵胞チェックに行き、
タイミング指示を受けていました。
けれども妊娠には至りませんでした。


タイミング法はできたけれど、
人工授精は私の勤務体制では
難しいと感じ、
踏み切れませんでした。


【体験談】正社員の仕事を辞めた理由は?

私は不妊治療と正社員の仕事の両立だけでなく
【義父の介護】としての役割もありました。


この3つを平行して、
心穏やかに進めていくことはできない
と判断し、退職
しました。


不妊治療のストレスというよりは
仕事と介護のストレスが大きかったです。


不妊治療は続けていきたいし、
ステップアップも考え始めていました。
介護は辞めるという選択は
この時はなかったので
正社員の仕事を手放し、
以前より
心と時間に余裕が持てる
ようになりました。


【体験談】パートの仕事と不妊治療の両立

正社員の仕事を辞めた後、
社会との関わりを持っていたかったのと、
経済的にもお金が必要だったので
パートでオフィスワークのお仕事を始めました。


週4、午後から出社という体制で
勤務していました。


クリニックは開始すぐの時間で予約を取り、
お昼過ぎまでには
治療を終えられて
午後からは会社に行っていました。


採卵や移植も
午前中で完結するクリニックだったので
体外受精の周期も
会社を休むことなく
通勤と通院を両立
できていました。


しかしながら
得られる賃金は正社員の時に比べ
だいぶ減ってしまいました。
これも優先順位を考えた上での決断でした。
お給料で生活が回らなかったので
私は治療期間中は貯蓄することを手放し、
貯金を切り崩していました。


【体験談】切迫流産で退職を勧められる→自主退職という形に。

パートとして仕事をするようになってから
順調に仕事と不妊治療を両立していました。


体外受精で妊娠でき、
その後も勤務していましたが、
妊娠9Wで流産してしまいました。


手術や気持ちの落ち込みなども
あったので、
3週間ほど、お休みをいただきました。


直属の上司にだけ伝え、
「会社のことは気にせずゆっくりしてね。」
と優しい言葉をかけていただき、
復帰後も、
私が妊娠→流産したことを
知っている人は
上司1人だったので
これまでどおり振舞うことができました。


その1年後、
再び体外受精で妊娠することができたのですが、
妊娠初期に出血があり、
「切迫流産」との診断を受け、
仕事を休むことにしました。
安定期までお休みをいただくことを
了承していただき、
1か月くらいお休みしていたところでした。



上司から1本の電話がきたんですね・・・



内容をまとめると、

「前回のこともあるし(流産したこと)、
 仕事に復帰できるかも分からないから
 退職した方がよいのではないか?」

と言われたんですね。


辞めたくないことを
伝えましたが、


「けいさんのためだから。
 無理して働いて
 前のようになってしまったら後悔するでしょ?
 会社としてもずっと仕事に穴が
 空いてしまうのは大変なことなんだ。」

とのことでした。


パートだから
仕方ないのかもしれません。


けれども
私としては、
人間関係もとても良く
職場の雰囲気や仕事内容も好きでしたので
退職を勧められたのは
とてもショックでした。


仲の良かった先輩が
私を辞めさせないように
掛け合ってくれたそうですが、
上司の考えは
変わらなかったようです。
一度このような話になってしまったら
戻りづらくなってしまい、
自ら退職を選びました。



もしパートではなく
これが正社員だったら退職を
勧められることはなかったかもしれません。


(この切迫流産が死産につながったので
 辞めてよかったとも言えるかもしれません。)

なぜ不妊治療と仕事の両立が難しいのか

スケジュール調整が難しいことが
大きいと思います。


体外受精の周期は
採卵から移植まで、
何回も通院が必要です。


待ち時間も
なかなか読めません。
早く行っても
3時間くらいかかることも
ありました。


タイミング法においても、
排卵日間近に卵胞チェックに行ったら
まだ卵胞が大きくなくて
「また2日後来院してください」
と言われることもありました。


通院スケジュールが急に決まったり、
変更になったりすることが
仕事にも大きく影響
しますよね。


そして、精神的な負担も要因です。


具体的には
会社に不妊治療していることを伝えにくい、
伝えたとしても
妊娠できなかった時にいづらくなる、
不妊ということを周りに知られたくない、
周囲に急な通院で迷惑をかけてしまう、
などが挙げられます。


移植日が
どうしても休めない仕事と重なり、
泣く泣くその周期を諦めたという
友人もいました。


仕事と不妊治療の両立状況(厚生労働省調べ)

厚生労働省では、
令和5年度に委託事業
「不妊治療を受けやすい休暇制度等環境整備事業」
(委託先:有限責任監査法人トーマツ)の中で、
企業及び労働者に対し
不妊治療と仕事の両立に関する
アンケート調査を行い、
その結果をまとめました。
(厚生労働省
「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」結果について』より引用)

https://www.mhlw.go.jp/content/11910000/001013518.pdf


出典:厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」


4人に1人以上の人が
仕事と治療の両立が難しい

感じている・・・
これは大きな数字ですよね。


不妊治療と仕事の両立は会社の理解が不可欠

不妊治療が保険適用になり、
だいぶ社会にも「不妊治療」が
認知されてきたように思います。
しかし、まだまだ
不妊治療に対する理解は
得られていないのではと思います。


仕事をしている女性にとって
不妊治療をすることに対しての
会社の理解は不可欠です。


治療はどういう大変さがあるのか、
不妊治療とはどんなものなのか、
もっと社会全体に
理解が広まってほしい
です。


不妊治療連絡カードというものがあります。
厚生労働省HP参照:

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30b.pdf


医師に不妊治療していること、
配慮が必要なことを
記入していただく連絡カードです。
会社側に、口頭で伝えるだけでなく、
このような医師が作成したものがあると
仕事と両立するうえで
より理解の助けとなるツールになると思います。


会社を辞めずに
堂々と不妊治療ができる人が
増える世の中になってほしいな
と思います。




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