Re.大学のススメ⑦ (若い頃の挫折を取り返すために、52才にして大学に入り直すことにした話 第7話)

前回の記事を書いたあとに、実は入院手術を受けていました。さらに団体の役職就任とか会議とか、とにかく勉強に打ち込む時間がまったくなく。このままではまた退学しなくてはいけないのかとすら思っています。

その代わり、地籍問題研究会の発表会に出席したり、多くの学者さんの意見を拝聴したり意見を交わすこともあり、教科書では知り得ない内容を習得しています。

特に学問としての地理ではなく、現実社会の土地にまつわる改正土地基本法に関しての研究がすすみ、今後の事業や私の学習方針にも影響を受けそうな気がしています。

私が生業を「土地家屋調査士」としており、物理的な地理学と、法律(都市計画法や民法)の双方向から毎日時間を費やしていますので、そのあたりを研究テーマとしてまとめたいというのがそもそもの始まりのような気もしています。

私の中では、土地とは点と点を結んで区画をなし、それが時間という縦軸で社会経済や民俗的な視点で活用されてきた、いわば縦、横、高さ、時間という4つの軸を持つ四次元で解釈をしなければならない題材として捉えています。

ちなみに現在取り扱っている事件は、漁村における明治期の地図の現地整合性をどのように検証するのかというのがテーマです。学問よりもよっぽど学問的でしょ。

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