「決意」かな。人災と震災と。

『きけ わだつみのこえ』を読みました。
戦没学生の手記がまとめられたものです。

彼らの多くは、今風に言うならば、将来が嘱望された優秀な学生たちです。
戦争で命を失った若者の中でも、彼らはこころを言葉で表す能力と精神力がありました。

そんな彼らの悲痛の叫びに、なんども本を閉じ、涙をこらえながら、なんとか上巻を読み終えることができました。

家族の支援のもと、期待を胸に、学生生活に励んでいた彼らが、戦争の時代に生きていなければ...。 そう思うばかりでした。

70年以上がたち、平和で豊かな時代だと実感しています。
それでも、政治的、経済的、社会的な対立がなくなることはありません。

資本主義の功罪が指摘されるようになってから長いです。
「ないものねだり」ばかりせずに、あるものをいかに分配していくのか。
大学院で政治を修め、この難題に取り組んでいきたいと思います。

今日は、東日本大震災から8年が経過した日であります。
自然災害。これは仕方ないものだとも感じます。

「生きるということは死ぬことだ。」
ベタな物言いではありますが、今を生き、未来を作っていく以上、
誠実に前を向いて生きていこうと思います。

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