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バス14時間の帰省➁

9時間乗り続けて、ようやく広島。
日が昇り、スマホも扱いやすくなったので、前回の続き。

地元大分と東京の違い。
そりゃ、ごまんとある。

でも、一番違うのは「空気」だ。
東京の人はせかせかしていて余裕がない。上京して間もない頃は、東京の人は冷たいなんて思ったけど、冷たいわけではない。ただ忙しいのだ。

地元に帰ると、突如として余裕が生まれる。
そりゃ、東京で大学生活を送る僕からすれば、地元での時間は非日常な訳で、やるべきことはさほど多くない。ただ、その事実を考慮しても、地元には余裕がある。そんな「空気」がある。

(話の展開が急で恐縮だが。)
だからと言って、東京の「空気」が嫌いなわけではない。
世界有数の経済都市である東京で過ごすメリットは計り知れない。

僕は毎日新宿駅を使う。世界で最も乗降者数が多い駅だ。
観光客もいるが、彼らを圧倒するのは余裕のない「空気」を放つ社会人だ。
彼らが日本の経済を動かしている。自分も頑張らなきゃと嫌でも思わされる。

「空気」は一人で作るものではない。
「空気」と個が持つ雰囲気は一致しない。

だから、時には「空気」に呑み込まれている社会人を目にすることもある。

その気持ちはよく分かる。夜中に新宿のビル群を見つめると、威圧されているように感じる。そして、雨の日に靄で、それらが隠されると、より一層不気味に感じる。

「空気」に呑み込まれるのでなく
「空気」を生み出す側になりたい。

僕はあくまで、東京で。
もしくは実際に見てきたロンドンやNYといった大都市で生きていきたい。

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