第73回目「ASKA Terminal Melody」【ゲスト・ASKA】(6月26日放送分)

今年は例年より梅雨明けが早く感じる。

さて、今回のゲストはターミナル長のASKA
前回のゲスト芳野藤丸氏は、40年ぶりにASKAと再会したら饒舌で驚いたが、デビュー当時はあまり喋らなかったと話していた。
このことについてASKAは、当時の藤丸氏は将軍様でスタジオでも2時間しか滞在しなかったため、多忙で世間話をする間もほとんどなかったという。また、その時は膝を合わせながら藤丸氏の話をじっと聞いていたそうだ。
でも、確かに長い月日が経つと、お互いに打ち解けられるようになって会話もしやすくなるのかもしれない。僕自身もこれまでの人生でお世話になった大人たちがたくさんいるので、その人たちとお互い歳をとってまた再会した時は気楽に話せるようになれたらなー。僕の場合は子供の頃から今に至るまでかなり寡黙だけど(笑)

また、プロレスの過激実況で有名なアナウンサー・古舘伊知郎氏とのYoutubeでの対談についても触れた。
古館氏とは約20年ぶりの再会になるそうだが、ツアー最終日のライブ直前に顔を合わせ、コラボもスムーズに実現したという。ASKAと古館氏が初めて共演したのが『オールナイトフジ』という80年代の深夜番組であったが、古館氏は実況をエンタメ化したことでも知られており、アナウンサーでありながら単品で様々な番組に呼ばれ、重宝がられていたという。以降も夜ヒットなどで数多くの共演があり、プライベートでは家族同士の親交もあったそうだ。

僕自身も対談動画を拝見したが、ASKAファンでありながら、初めて耳にする逸話をたくさん聞いた。
チャゲアスの『YAH YAH YAH』の歌詞に「今から一緒に これから一緒に 殴りに行こうか」とあるが、その殴りに行く相手は秋元康氏だったということや、万里の河がヒットした時に買った愛車のソアラが連続放火魔に燃やされた話など…
僕自身は「殴りに行こうか」の歌詞を、他人を殴るのではなく「弱っている自分を殴ることで自身を鼓舞する」というように解釈していたため、聞いた時はショックが大きかった(笑)。連続放火魔が燃やすターゲットにしていたのは海外産の車で、ASKAのソアラは唯一国産で燃やされた車だという。海外産だと間違えたかもしれないけど、その時のASKAはかなり落ち込んだだろうな…

また、古館氏はASKAと同じく饒舌な人であるが、朝仕事に行く時にある特訓をしているという。信号を渡る通行人の様子など、自分に飛び込んでくる視覚情報を瞬時に言語化し、実況するそうだ。それがプロレスの実況にも繋がるようで、僕も試しにやってみよう…としたが、なかなかできぬ。やはりあの高度なスキルは並大抵の努力では培えないもので、才能が大きいんだなってつくづく思う。

そしてスピリチュアルな世界を信じてるという話に移る(ASKAの口から「スピリチュアル」という言葉が出たときは内心ドキッとしたが)。科学というものは人間が生み出した最先端のものであるが、一方で世の中は科学ではなかなか割り切れないものも多い。しかし、科学で割り切れないからといってそれが存在しないとも言えない。そこで、ASKAは「宇宙全体にある万物が科学」だという。中でも、人との出会いについて「出会わない人とは、たとえ自分の近くに住んでいたとしても出会わない。出会う人はひょんなことから出会う。」と話している。
確かに僕自身も、チャゲアス・ASKAの音楽に出会うことで、世代を超えた色んな方と繋がることができた。だからその縁は大切にしないとな、ってつくづく思う。しかし人付き合いが苦手で不器用な僕は、あることで相手を傷つけてしまったり、傷つけられたり、裏切られるようなことも多い。
それでも、今もTwitterで農学部の講義を不定期になってからも受講してくれる人や、このブログを読んでくれる人たちにはとても感謝しています。ありがとだよ。

今回放送された曲は、なんとASKAソロの『太陽と埃の中で』
しかもまだ未完成の状態で流れたため、めったに聴けるものじゃない。普段ラジオは録音しない僕であるが、今回はきっちり録音・保存させてもらった。
この曲は元々チャゲアスの曲で、1990年のアルバム『SEE YA』の11曲目に収録されており、後にシングルカットされ、2002年のアルバム『STAMP』でもカバーされている。僕自身の「好きなチャゲアスランキング」では、5本の指に入る曲だ。

そして今回のアレンジを聴いたら…簡単に言葉じゃ表現できないくらい超超超大作だ
出だしのピアノとサビ部分を歌うASKAの歌声から引き込まれてしまう。そしてイントロは、オリジナルとSTAMPバージョンのメロディが合体し、とてつもない壮大感が生まれた。
ダメだ…感動しすぎてやはり言葉がうまくまとまんね笑

僕は諸事情でFellowsを辞めた。

だけど
「音楽ファンは一生続ける。音楽を好きで居続ける」

改めてそう思った。

生きていくうえでチャゲアス・ASKAさんの音楽に救われたのは紛れもない事実だし、嫌いになったら自分の人生を否定するのと同じことだ。

それぐらい思い入れがある。

10月にはアルバムが発売されるそうだが、実現すればぜひ買おう。

さて、来月はリクエスト特集。
また書けるかな〜



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