Mリーグ1/4① 内川vs高宮 熾烈なトップ争い!

1.はじめに

 1月4日(月)のMリーグ。2日に後半戦が開幕して、3日連続の試合。てか、この1週間で6日間も試合あるんですけど、、。多すぎて観戦記が書ききれないよー。

 ほんとは、初戦の堀さんの四暗刻が出た試合を書いていたんだけど、今日の第一試合が面白かったので、この熱が冷めないうちに書こうと思って書いてみました。

 Mリーグの観戦記は、書くことでじっくり対局を見れて楽しいのと、あと、自分の記憶に各シーンが刷り込まれて、自分が打つ時の糧になるかなと思って、書いています。

 Mリーグは、今季3シーズン目の途中から見始めたんだけど、

 見れば見るほど面白い!

 見ていくとそれぞれの選手の特徴がわかってくるので、それを踏まえて見ると、どんどん面白くなってくる。

 今のところ、特定のチームのファンではないんだけど、好きな選手を上げるなら、

 和久津さん、茅森さん、藤崎さんかな。

2.出場選手

渋谷ABEMAS  白鳥翔

KADOKAWAサクラナイツ内川幸太郎

KONAMI麻雀格闘倶楽部  高宮まり

赤坂ドリブンズ 園田賢

 今日はこの4選手。
 白鳥さんの対局はほとんど見たことないからよく分からない。
 内川さんは、ザオーソドックスって感じだけど、ミスが少なくて切れ味鋭いというか、全般的に高レベルって感じ。
 高宮さんは、手牌ブクブクのイメージしかない(笑) でも、Mリーグの場でああいった手の進め方は貴重だと思うので、他の選手の打ち方との相性を楽しみたい。実績的には他の3選手と比べると劣るのは否めないので、なんか応援したくなる。クリスマスの日のトップも見ていてすっごい嬉しかった!
 園田さんは、テクニカルな感じ。独自の手順でハマるとすごいけど、今シーズンはうまくいっていない感じ?苦しい対局が多いイメージ。あと、園田さんは打ち方がすごくキレイ!自分自身、麻雀打つ時の切り方や所作に最近こだわっていて、園田さんの切り方は参考にしている。

3.対局の概要

 細かい打牌はあとで取り上げるとして、各局のアガリを並べたので見てみてください。

東1局 内川 1000、2000ツモ
東2局 内川 2900ロン(高宮から)
東2局 白鳥 1400、2700ツモ
東3局 高宮 1000オールツモ
東3局 高宮 7700は8000ロン(園田から)
東3局 内川 2200、4200ツモ
東4局 高宮 6400ロン(内川より)
 この局も内川さんがメンホン赤のイーシャンテンでこれをアガレば突き抜けるところを、高宮さんのリーチに不可避な振り込み。

ここまでの点棒状況は、
白鳥 26300点
内川 29400点
高宮 32900点
園田 11400点

園田以外の三人が30000点前後で横並び。

南1局 内川、高宮2人テンパイで流局
 親の白鳥はメンピン赤ドラの完全イーシャンテンから、高宮のカン8ピン棒テンのみ手リーチに押しきれず、ノーテン。ここでトップ争いから振り落とされた。
南2局 内川 2600は2700オールツモ
南2局 高宮 2000は2600ロン(園田から)
南3局 内川 1300、2600ツモ
南4局 高宮 12000ロン(園田から)

 高宮はオーラスハネツモ条件で、条件通りのハネツモ147万待ちリーチをかけ、親の園田から一発でハネマンロン。47万ならタンヤオついてハネツモ確定、1万なら裏1条件であった。最後まで見どころのある半荘であったが、欲を言えば、高宮さんがツモれるかどうかを少なくとも何巡かは見たかったな。

結果としては

内川 45200点
高宮 42700点
白鳥 20800点
園田 -8700点

 となり、内川が接戦を制してトップ。年末の最高得点更新に続き2連勝!ただ、オーラス、高宮さんのアガリ形を見て、助かった、と思っただろうことは言うまでもない。

 全12局のうち、白鳥プロのイチサンニンロクツモ以外は、内川、高宮が仲良く?二人テンパイ1回と5回ずつアガリ、まさに二人のための半荘であった。園田プロは一度も点の点棒が増えることもなく、出番なく終局した。

4.気になった打牌、状況

◯東2局 高宮 5巡目

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ドラの2ソーを重ねてトイツになった場面

瀬戸熊さん「これは嬉しい。タンヤオを見て、、えっ!?」

 解説の瀬戸熊さんは当然のようにタンヤオ移行の899ピン落としの話をしようとしていたら、

 まさかの4ピン切り!!

 これにはさすがに驚いた。しかも結構ノータイムに近かった。

 赤5ソーも1枚あるしチートイツを見たってことはないと思うけど、ピンズが高い場(と言っても5巡目だけど)で、内川が4巡目に8ピン切っていたので、7ピン、9ピンは持っていないと読んでの打4ピンだったのだろう。

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 そうだとしても、2ピンから切って1巡でも5ピン引きに備えた方が良かったとは思う。しかしカン3ピンに自信を持てなかったとしても、ドラドラ赤のタンヤオ含みの手牌で、マンガン級の仕掛けを拒否してまでの優位性は無かったとは思う。

◯東2局  1本場  白鳥5巡目

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 受け入れ枚数重視で2万をツモ切るか、満貫以上確定の打点重視で2万アタマ固定の1万3万落としをするか、の選択。

 白鳥プロは打2万を選択。

それぞれの選択の優劣を見ていこう。

・2万ツモ切り 9種29枚

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テンパイ時の打点、形を見てみる。(テンパイ即リーチを前提とする。

ツモ4万.6万.7万
 メンピン赤3900点

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ツモ5万 3ソー単騎リーチ5200点

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ツモ8万 3ソー単騎リーチ2600点

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ツモ2ソー.5ソー  
 メンピン赤 3900点

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ツモ3ソー.4ソー

 メンピン赤 3900点
 メンピン一盃口赤 8000点

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 平均打点は裏ドラ入れると5000点くらいか?(テキトーです、、。)テンパイ速度は圧倒的にこっちの方が早い。58万が先に入った場合に、3ソー単騎リーチを迷いなく打てるかがポイントか。

・2万アタマ固定 4種15枚

ツモ58万 マンガン

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ツモ25ソー マンガン

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 マンガンが確定するので打点的な魅力はこっちの選択の方が高い。あとは、巡目が早いうちはしないと思うが、タンヤオのチーテン取れるのもメリットかな。あと、5万引きテンパイの場合は、ダマテンでマンガンのアガリをねらうことも

 基本的には受け入れ枚数重視で良いが、南場で点棒状況によっては打点を追う選択肢もあり。

◯東3局 内川プロ、テンパイはずし

内川 4巡目テンパイ ドラ6ピン

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 内川プロ、ここではリーチせずダマ。一手替わりは、5万を引いた時のリャンメンテンパイくらい。ここでリーチするMリーガーも当然いるだろう。

内川 5巡目 ツモ5ピン、打1ピン

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 タンヤオを確定させて、メンタン赤の5200テンパイは最低限組める形に持っていった。

内川 7巡目 ツモ6万、打8万リーチ

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 マンズがアタマになっての36ピンリーチ。4巡目の2600リーチが、高め一発か裏1でMaxハネツモまでに仕上がった。

 現代麻雀的には4巡目テンパイ即リーが基本だと思うが、内川プロもいろいろ考えた上でのテンパイだったのであろう。

①巡目
②他家の進行状況、仕掛けの状況
③打点上昇率 
 今回は、タンヤオにしやすい、ドラが6ピン
④点棒状況、東場、南場など
 東3、南家、点棒は3万点くらい。

 東場で打点アップが見込める状況だったため、テンパイを崩した。これがトップ目の南3局であったなら、2着目以下にプレッシャーをかけ、隙を与えないように即リーした可能性もあるだろう。(もちろん、安全を追って役アリを目指す可能性もある)

 内川プロは、手牌進行自体はオーソドックスで視聴者的にも分かりやすいが、こういった状況判断が特に優れていると思う。

 ちなみに、結果どうだったかはどうでもいいんだけど、数巡後に3ピンをツモって、2000、4000は2200、4200のアガリに結びついている。
 かなりの結果論から言うと、このアガリが2600出アガりやセンニセンツモだったなら、オーラスに高宮プロにまくられていたので、打点向上を目指した判断は正しかったと言える。

◯南1局 この半荘の最重要曲面

 この局の結果だけ言えば、内川、高宮の二人テンパイで、この半荘唯一アガリが出なかった局であった。しかし、この半荘の中で一番見応えのある局であり、かつ、分岐点となった1局であった。

まず4人の点棒状況と配牌

白鳥(東家)  26300点

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内川(南家)  29400点

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高宮(西家)  32900点

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園田(北家)  11400円

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点棒状況は園田を除けば横一線。そして配牌は、

みんな悪い、、、

一見、つまらなさそうな一局の予感、、、

〜6巡目までの展開
とりあえず全員真っ直ぐ進めていた。親の白鳥とラス目の園田は目一杯に、内川と高宮は安全牌を残しつつ、という感じで。

7巡目〜

白鳥  7巡目 

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白鳥 8巡目

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白鳥 10巡目

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 ドラは6万。あの悪かった配牌が、メンピン赤ドラの親マンの完全イーシャンテンに!!

 一方、他の選手は!?

内川 12巡目

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 ドラドラではあるが、この巡目で苦しい形。安牌の西を抱えて守備気味に展開。

高宮 13巡目「リーチ!」

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 ドラも赤もないノミ手リーチ。解説の瀬戸熊さんは、このリーチに否定的であった。(瀬戸熊さん「本当のガラクタリーチ。僕は打ったことないです、これ。」

  もちろん高宮プロも、この手がアガリやすい、アガれると思ってリーチを打っているわけではない。

 でも、勇気を出してかけたリーチ!

 これで、親やラス目から逆襲されて討ち取られようものなら、ネット上で何を言われるかわかったものじゃない(笑) 実際に親の白鳥の手牌と比べて、打点、待ちともに雲泥の差。

白鳥 14巡目 ツモ6ソー(長考)

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 この手牌にリーチを受けて、一発目で引かされたのが6ソー。リーチ者の高宮の河には、1段目、2段目に5ソーと4ソーが切られている。ソーズが当たり牌なら69ソーはかなり危険に見える。(実際には、入り目)

 ここは5巡目に4万、6巡目に2万と切られている河を見て、いったん3万を切る。

 親の勝負手、簡単にオリる訳にはいかない。

白鳥 15巡目 ツモ8ソー

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 白鳥プロ、ここで打2万。

 白鳥プロなら、9ソーは打たないにしても、スジの8ソーを打ってテンパったら9ソー勝負に行くと思っていたので、かなり意外だった。

 巡目が深く、あと3巡しかないから安全に行った。辺7ソーが埋まれば36ピン待ちリーチ、36ピンが埋まればダマテン。36ピン、7ソーはチーしてケイテンもとっただろう。

 それにしても、前巡捨てた3万を連打せずに、2万を切ったのは何故だろう?(2万も3万もリーチに通っている。)

  結果として、白鳥プロの捨てた2万を内川プロがチーして、この形。

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 さらにこのチーで、3ソーが高宮プロのツモ筋に流れてツモ切り。これを同順で白鳥プロが合わせ打って、内川プロは3ソーをチーしてタンヤオドラドラのテンパイを入れることとなる。

 ちなみに、白鳥プロが8ソーをツモった時に、そのままツモ切っていれば、内川プロのチーが入らず、高宮プロに9ソー(6ソーだったかも?)がいきツモ切り。そうすると、白鳥プロは8ソー、9ソーと落としていくことができ、最終ツモで無理せずにテンパイを入れることができ、親の連荘につながっていた。

 結構意外な打牌だったけど、チーム状況的にリスクをおかしてまでトップを取りに行くこともないというところも影響したのかな。

5.最後に

 ほんとはもう少し書こうと思っていたんだけど、放送見てからもう1週間以上たっちゃったので、とりあえずこの辺でアップしちゃいます。

 Mリーグも軽く見るなら1日2試合のこのペースで良いんだけど、じっくり見るには2日、3日連続だと見るのがほんと追いつかない、、。

 そうこうしているうちに緊急事態宣言が出てしまったよー。夜、会社帰りにスタバとかでMリーグ見ながらnote書くのが好きだったのに、、。てか、夜の8時までしか飲食店やっていないから、帰りに寄れるところなくて困る。

 緊急事態宣言出た後の3連休に1回だけ雀荘行ったけど、最初さすがに空いてるかなぁと思っていたけど、夜になると10卓以上あるのに満卓に近くなっていてビックリ。そもそも雀荘来る人は、コロナ気にしていない人多いよね。
 雀荘って、検温とかアルコールはするけど、あんまり意味ないよね。マスクしているけど、飲み物飲んだり、加熱式タバコ吸ったりするときはマスクずらすし、そしてマスクを触った手で、当然牌を触るしね(笑)
   あと、換気をしている雀荘は少ないと思う。冬だから寒いからってのもあるけど、ジャラジャラ音がうるさいからかなぁ。換気が一番大事だと思うけど。個人的に思うのは、緊急事態宣言中はフリードリンクというか、飲み物無くした方が良いと思う。長時間やる時は飲みたくなるけど、この1ヶ月くらいは我慢してもいいかなと。(それだったら麻雀をするなって!?)

 なんか、雀荘でも飲食物を提供する許可を取っているところは、飲食店と同じで時短営業すれば1月8日から2月7日までは1日6万円の協力金の支給を受けられるみたいだね。

 でも20時までの時短営業をすると、平日はほとんど開店休業状態になるから、休業して、従業員休ませて雇用調整助成金もらってが短期的には良さそうだけど、お客さんが離れていってしまう可能性が高いから、1日6万円の協力金は諦めて、通常営業するのが良いんだろうね。

 だって雀荘に来る人の多くはコロナを気にしていないから。気にしている人はそもそも緊急事態宣言が出る前から雀荘に来ていないし。

 自分自身は、真っ直ぐ家に帰る気にもならないけど、雀荘はさすがにリスクが高いし、それならパチンコ店の方がよっぽど安全性が高いと思って、今日は、19時頃に松屋でキムカル丼食べて、パチンコ屋行って、そのあと満喫に行って、Mリーグ見てました、、。

 パチ屋は狭い店はちょっと嫌だけど、大型店は広いし、台間ボードあるし、天井高いし、気分的にはかなり安心感ある。でも、帰る時はちゃんと手を洗ってアルコールして、コロナに対する最低限の抵抗はしています。

 パチ屋の客付きは、新台や北斗無双、源さんは当然満席。海はガラガラだったね。やっぱりおばちゃんとかはコロナ気にしているのかな。自分の周りだと高齢者のおじいちゃん(80歳前後)はコロナをあまり気にしていなくて、耳が悪いからむしろマスク外して話せとか言ってくるし(笑)

  今日打ったのは、とあるのパチンコ。1930くらいから打ったけど、結構空きがあった。夜から打つのに天井とか関係ないから、オカルト的に角の30回弱当たりがついていたST後15回転くらいの台をチョイス。(どうせ打っても1〜2万だし)

 なんかST後のお風呂モード?で地味に当たったけど、STスルー。まぁ投資1000円だし、当たりを楽しめたから良しとしよう。その後、単発分の出玉と8000円使ったところで当たり、6連5000発ほど。初めて5連超えた。初当たり15回くらいしかとってないけど、体感的には平均3.5連というところか。

 昨日打った時は、アクセラレータのSTにしたんだけど、ほんと何も演出起きず(多分演出起きているんだけど、ほとんど動きがない)さすがに耐えられず、基本のトウマさんにしといた。

 この台は、アニメが好きだから通常時も曲聴いたり、ハズレ演出見ているだけでも楽しい。新台も出て少しスクだろうから、当分は仕事帰りにこれ打とうかな。

 新台のコードギアスはどうだろうね。楽園池袋のデータサイト見たら、大当たり158回、最高連荘68連で77800発出ていた台があった。ちなみに源さんでも前日10万発オーバーの台があったり、大型店は台数多いから夢が見れていいわ。

 とりあえずは、当面の目標は、とあるで10連オーバーだな。欲を言えば、久しぶりに3万発とか出したい。


おしまい。


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