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Azure Analytics Day 2022をオンライン視聴しながら乱発したツイートをまとめた

MicrosoftのAzure Analytics Day 2022をオンラインで拝見しながら感想をツイートしまくってタイムラインを荒らしたKei@ガールズバーの人です。
ついつい楽しくて5時間近くのイベントの中で2分半に1回くらいツイートしていたようで。

スパム扱いされなくてよかった(一度アカウント制限された人の本音)

さて、企業がMicrosoft Azure(https://azure.microsoft.com/ja-jp/)を活用してDXを推進する8事例と基調講演をSUNABACO八代(https://sunabaco.com/yatsushiro/)でオンライン視聴してきました!

LAWSONやUCC、住友生命など馴染み深い企業の事例も多く、特にこの2,3年で各社でDXが推し進められていることを感じることができる時間でした。
住友生命の発表の中でもありましたが、皮肉なことに新型コロナウイルスがリモートワークやオンラインでの業務を広げたこともDXが推し進められた要因のようですが…。

5時間の中で語られたことは多かったのですが、特に共通していたことや、印象深かったことを自分のメモ的に、よければどなたかのお役に立つように少しまとめてみます。

★DXは、まずデータから!

DXってシステム変えました!とか、センサーいっぱい置きました!で達成しましたとか言いそうな感じがするんですが、そうしたところから得たデータをどのように活用するのか、これが根底にあるというのが全ての事例に共通していました。

★目的を持ったデータの収集と利活用!

基調講演でもお話されたことで、最後のマギー株式会社さんの流通小売業ストアにおける先進事例で特に「こういうことか!」と気づきを得た点。まずは、「なに(誰)が」「どうなると」嬉しいのかということをしっかりと考えて、そこに関係するデータを収集・利活用していこうということ。

例えば、
「各店舗での」「売上が上がると」嬉しい
「商品の在庫が」「あまり過ぎないようになると」嬉しい
「従業員の」「生産性が上がると」嬉しい

リーダーが方針を打ち出すことからスタート→目的に応じた社内外のデータを探索・検討→課題とデータに応じた適切な分析をミニマムに結果にたどり着けるように行う……ということが肝要だと感じました。

リーダーの方針がないままに「とりあえずデータ集めて分析してみる?」だと逆に無駄な労力になることも……データ集めて分析することが目的化してはいけないということが明確になりました。

こうしたデータの探索・検討や分析にAzureは有用なツールであると8つの事例は十分に示してくれていますが、

★最終的に大事なのは「人」

なのです。

いずれの事例もAzureにより、AIによる予測や分析、情報共有や可視化など多岐に渡る実例を見せてくださいました。
ただ、最終的には人間の判断であったり管理が必要なのです。
これこそ、「システムを入れたからOKー!」ということではない部分。

リーダーには最初の段階で方針を固め、打ち出すリーダーシップが必要です。
データを管理する人はデータの活用まで意識したマネジメントが必要です。
この点については、UCCにおいては、「データをより自分達の責任をもってつかうもの」として、データに「品質管理者」を置くということまでして、しっかりとしたマネジメントをされているようです。
少し飛びましたが、ついで、分析を担当する人はデータと現場の乖離を埋めるというテクニックが必要です。

加えて、ツイートを乱発する中でSUNABACOの中村代表にTwitterでコメントを頂いた部分で改めて気付かされましたが「元のデータの信用性も大切」になります。
一部を恣意的に抜いたり、丸めたりしたデータではないか?そういった判断もまた、人が行う必要がある部分になります。

また、これは個人的な感想な部分になりますが、多くの事例でPower BIによる可視化を実現していました。
可視化って大事なことで、目的の達成にも近づくし、何より身内ウケがいいんじゃないかと思います。
DXの推進というのは企業の風土や文化を変えることに繋がる、というか本質があると感じているのですが、成果が見えないものには残念ながら人は着いてきづらいものです。
そこで、「こういう風に変わるんだよ」「こんな便利なんだよ」と見せる(可視化する)ことで風土や文化を変える方向に誘導することができるし、最終的な調整は要するにしても、そこまで誘導できればユーザーにとっても使いやすいシステムの構築ができるのではないかなと、特に多国に事業所を展開している東京エレクトロンの事例を伺いながら思いました。

超端的に申し上げると、デジタルだITだ何だと言いながら、最終的に訴求するのは人ですし、判断をするのもまた人であることを忘れて、データ分析やシステムの導入が目的化してはいけないということを強く心に刻まれる時間でした。

★Azureの何がよかったの?

んで、勿論、今回の事例はMicrosoft Azureを活用した事例の紹介でした。
Azureについての説明は省くとして、各企業、それぞれのアプローチでAzureにたどり着き、DXを推進されていました。その中でもわかりやすく、いくつかの企業がAzureを採用されていた共通点をいくつか挙げておしまいにしたいと思います。

■親和性
これを挙げられていた企業が多くいらっしゃいました。これまでの既存のシステムや他のシステムとの親和性が高く採用している。(どこの事例かツイートし損ねていて抜けているのですが)「将来出現しうるシステム」との親和性まで考慮してAzureを選択されている企業もありました。
これはある意味、エンジニアさんの目線での評価、ですね。

■コスト面
ベンダーに依頼してシステムを作り上げて保守管理をするよりも、データ量に応じた使用料、他のシステム等と比較しても安価な運用ができるコスト面での選択をされている企業もありました。特に、カルビーはこの点を細かく、データの管理やアウトプットに至るまでコスト面での優位性について解説いただきました。

■運用保守
運用保守ってまたエンジニアの目線かよと思われるかもしれませんが、運用保守が簡易であるというのはシステムを利用する者にとってもメリットが大きいと思います。自分でどうにかできるから(語彙力)。
語彙力とかいってふざけている訳ではなく、自分達で構築・保守運営ができるということはシステムを利用する職員にとっても扱いやすいということであり、エンジニアの負荷も少ないということ。
また、外部委託した場合にはシステム構築やデータ分析といったノウハウが自社には残りませんが、こうした経験値が自社に貯まっていく。つまり、次の事業展開にも活用できるということになります。
こうした保守管理や自社での経験値の蓄積といった点も複数の企業が挙げられていました。

★最後に

あくまで、Azure Analytics Day 2022を視聴した1ユーザーとしての感想であり、最初から最後までMicrosoftさんとは一切関係ない個人の感想ですのでご了承くださいませ。
しかし、こうしたオンラインでのセミナーが地方都市でも拝見できるというのは良い時代になったな、と思います。直接会ってお話するのには、それはその良さがあるんですけどね。

改めてDXについて学ばせて頂いたMicrosoftさんと、今回視聴するにあたり会場を提供いただいたSUNABACO八代さん、ロールケーキを買ってくれた同じ職場のもとまりに感謝を込めて、まとめは終わりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





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