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ガンダムサダルスードII

※本記事は以前TINAMIに投稿したもの(https://www.tinami.com/view/1025069) を修正してnoteに再掲したものになります。


ビルドコン(https://twipla.jp/events/431484 )参加機体です。
せっかくのガンプラバトルなので、最推しの機体をベースに構築してみました。

00世界における設定

※(ビルダーの妄想です)
イノベイドとの戦いが終わった後、アロウズは解体され世界は軍縮と平和への道を辿り始めていた。
ソレスタルビーイングは表舞台から姿を消し、その主たる活動は積極的な紛争への介入から世界の抑止力としての水面下の活動へ移行した。それに伴いサポート組織のフェレシュテも同様の方針へと転換することになった。
この状況下において、かつてフェレシュテが運用していた、センサー機能と索敵に特化したMSであるガンダムサダルスードの存在が再び注目されることとなった。戦闘を前提としない長期間の監視ミッションなど、その機体特性が必要になるケースが予想されたためである。

フェレシュテはガンダムマイスター ヒクサー・フェルミがイノベイドとの戦闘で使用したガンダムサダルスードType-Fを保管していたが、元々が第二世代のガンダムであり基礎設計が古くなっていたことと、フェレシュテの組織規模を勘案してMSの保有台数に余裕がないことが問題になっていた。
そこで、サダルスードの兵装をオプション化し、既存の機体の装備とするセカンドプランが採用されることとなった。換装元の機体には、同系列機であるケルディムガンダムが選ばれた。

こうして完成した機体がガンダムサダルスードIIである。上記の経緯により、この機体はサダルスードの名を冠するものの、実態はケルディムガンダムの装備バリエーションの一つである。
原型機からの最大の更新点はGNセンサービットの採用である。これにより、索敵ポイントを状況に応じて変更したり、MSでは侵入不可能なポイントにビットを送り込んだりと、運用の柔軟性が飛躍的に向上している。ビットの制御は、ケルディムガンダム同様に支援AIのハロが担当する。
また、長期間のミッションを想定し、大型のGNコンデンサを内蔵したGNマザービットも搭載している。GNマザービットに他のビットへの粒子供給を担当させることにより、GNセンサービットを広範囲に長時間展開させることができるようになった。あわせて、本体にGN粒子貯蔵タンクを増設している。

搭載武装は少なくGNスナイパーライフルII(バルカンモードのみ)とGNライフルビットしか装備してないが、そもそも積極的な戦闘を前提としない機体であるため大きな問題にはなっていない。

こうして完成したガンダムサダルスードIIは、ガンダムマイスター レオ・ジークによって運用された。直接の戦果はほぼ無いものの、その優れた索敵能力と電子戦能力により、ソレスタルビーイングや国連軍を影から支え続けていたのである。


ビルドコン世界における設定

(私の妄想です)
ガンダムサダルスードを使用していたダイバーが、とある強敵とのバトルに敗れたことをきっかけに、かねてより構想していた強化プランに基づき制作したガンプラ。
フォース戦における電子戦・サポート性能に特化しており、対面戦闘は苦手としている。
サポート用の兵装・スキルを限界まで積むために、GNビームピストルすら排除している。太陽炉搭載機のスキル事情も勘案して自衛用の兵装もすべてビーム属性なので、Iフィールドやナノラミネートアーマー持ちの相手に踏み込まれるとほぼ勝ち目はない。

フォース戦のメインルールである5~10機での直接戦闘において、対面での戦闘を放棄した機体が1機いるということは、それだけで他のメンバーに多大な負担やそれを前提とした戦術を強いることになる。それでもサポート特化機を使用するのは、それによって得られるメリットがそれだけ大きいということである。
「常時敵機の位置やフィールドギミックの状況を把握できる」
「敵機やフィールドギミックによるジャミングがあっても、味方機間の意思疎通が常に確保できる」
これらのメリットがどれほどのものであるかは、ダイバーであれば理解いただけるだろう。

武装解説

・GNセンサービット

GNシールドビットをベースにGNセンサーを組み込んだ兵装。元武装の持つ攻撃や防御性能は有していない。
フィールド内に観測点を自在に配置することができるため、「広範囲に展開して大まかな状況を一度に得る」、「複数のビットで特定領域を集中して精査することで、ハイパージャマーやミラージュコロイドなどのステルスアビリティ持ちの機体を捕捉する」(当然、発見できるかどうかは彼我のアビリティレベルに寄る)、「GXやZZなどの大火力持ちの機体に常時張り付けて射線予測やチャージ状況を味方機と共有する」、「要塞内に先行で突入させ内部を探査する」等など、状況に応じた柔軟な対応が可能になる。
また、通信中継機能も備えているため、ジャミングへの耐性も持つ。
代償としてビルダーはビットの配置や取得情報の精査で忙殺されるため、対面戦闘にはほぼ参加できない。

・GNマザービット

GNプロトビットをベースとするビット。大型のGNコンデンサを内蔵し、GNセンサービット・GNライフルビットへの粒子供給を担当する。これにより各種ビットを長時間広範囲に展開することが可能になる。
また、粒子補給のために呼び戻したビットの軌道から本体の位置がバレることを防ぐ役割もある。

緊急時には味方機にコントロールを渡して合体することで補助ブースターとして機能する他、味方機のGNコンデンサへの粒子供給も可能。

・GNビームサーベル

左腕の固定兵装。敵に踏み込まれた場合に使用する最後の手段。「ケルディムはビームサーベルを持っていない」というガンダムファンの知識を利用した、いわゆる初見殺し的な要素を持つ。
サーベルのマウントのため、左前腕はセラヴィーガンダムより移植した構成になっている。

・軽装モード


兵装を整理、換装した形態。単体のガンプラとして見た場合、総合的なステータスのバランスはこの形態の方が優れているため、主にソロプレイ時に使用する。
GNマザービットおよび1基のGNセンサーシールドを廃した代わりに、GNライフルビット2基とGNスナイパーライフルII、GNビームピストルIIを装備し、原型機のケルディムに近い構成となっている。



製作の話

・本体
ほぼケルディムそのままです。
足が細いのが気になったので、ふくらはぎをプラ板でボリュームアップしたのと、太ももはキットより一回り太いものを新造しています。
後はフロントスカートをサダルスードと同じ形状のものにしています。

・バックユニット

GN粒子貯蔵タンクを3Dモデリングして作成しています。ここに設けた3mm穴を介してGNマザービット接続用のジョイントを付けられるようにしています。

・GNセンサーシールド

以前サダルスードを作成した際のデータをベースにサイズの調整と追加パーツを設計して出力しています。

・GNセンサービット、GNマザービット

それぞれGNシールドビット、GNプロトビットを採寸した測定値から新規で設計して出力しています。

今回の新造部分はほぼ3Dプリンタで出力していますが、メリットもデメリットも両方見えてきました。
新規部分の設計には非常に強いのですが、積層方向の都合で破損しやすい部分が出るのと、複数の同型パーツすべての積層痕処理にかなり時間と労力を割くことになりました。

また、理屈上エッジがきれいに出ないためにそちらの処理も必要だったことと、スジ彫りの両側面のエッジも処理が大変でした。

一つ作成したら完璧に積層痕処理した上で複製するなどの方策が必要かもしれませんね。

では、今回はここまで。

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