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【ちるこン】カトラス・ヴァルク

このnoteは書きたいことを書き溜めていくので、唐突にプラモデルの話をします。
友人のケイタロー氏の企画「ちるこン」参加のプラモデルとなります。
コンペ概要はこちら。

今回の主役

今回では製作中に考えていたことの裏話を中心に書いていこうかなと思います。

※2023/7/22 追記
コンペ結果を追加しました。


本体の加工

コンセプト

ちるこさんとは時々Apex Ledgendsで遊んでいるので、企画を聞いた段階でそちらのネタに寄せることにしました。
ちるこさんはApexではヴァルキリーをよく使用しているので、「ヴァルキリーをモチーフとした人型機動兵器」が全体の方針となります。

これがヴァルキリー

ベース機体の選定

ベースキットにはフレームアームズのカトラスを使用しました。

ガンプラベースも考えましたが、ガンプラの場合は元の機体がある程度のストーリー性を持っていまい、そちらに引きずられてコンセプトがぼやけてしまうかなと思いました。
例えば、ガンダムエアリアルベースでヴァルキリーに寄せる、というとちょっとぼやっとした感じになってしまいますよね。
かといって量産機ベースだと、今度は一騎当千のヒーローであるApexのレジェンドの元にするのは、それはそれで違うかなぁと思います。

なので「背景のストーリー性が(一般的には)希薄である」「それでいて見た目のヒロイックさもほしい」という2点を満たす素材として、フレームアームズのカトラスがいい感じにマッチしたので採用しました。
(フレームアームズファン的には上記の話はちょっと違うのですが、あくまでも審査員の視点に立った思考ということで)

ヴァルキリーに寄せるということ

コンセプトとしては「ヴァルキリーの要素を取り込んだ人型機動兵器」であり、フレームアームズの世界観である衆暦世界に準じるものとします。
ヴァルキリーは空中戦を得意とするレジェンドなので、作品もそのような方向性になります。

単純にApexの要素を足すのであれば、Apex世界のマーキングなどを機体に配するのがキャッチーで分かりやすいのですが、それはコンセプトとはちょっと違うかなと思ったので、そういった要素は取り込まないことにしました。

そのため、ヴァルキリーに寄せるための工作ポイントは以下に絞りました(もちろんポイントを絞ることで工数を削減するという側面もあります)。

  • 本体の加工はバックパックに集中し、それ以外は基本的にカトラスから構成を変更しない。

  • 本体の加工をしない分の工数を武器のスクラッチに充てる。

本体

前述の通りほぼカトラスから変更なし。
肩のみそのままだと翼と干渉するのでガルツバーグのものに変更し、もともとの肩はブロックごと脚部に配置しました。
翼やミサイルでボリュームアップする上半身に対して下半身のボリュームが気になっていたので、そこをいい感じに補ってくれたかなと思います。

バックパック

人型機動兵器は背中が命

基部は3Dプリンタで作成しました。ウイング部分の可動はMSGのジョイントパーツを使用し、構造は異なるもののある程度ヴァルキリーのウイングと同じように動かせるようにしました。
追加のブースターは3DプリンタとMSGのブースターの組み合わせ。下側はカトラスのバックユニットほぼそのままです。

バックパック基部

武器関連

サブマシンガン

Apex要素として、装備する武器はApexに登場するものをベースとして製作。
ちるこさんが好きな武器から、サブマシンガンのR-99を選択しました。

これがR-99。

ゲーム中ではかなり強力なサブマシンガンでしたが、投稿時点ではクラフト武器になっちゃって拾えなくなっちゃいました(S17スプリット2)。

R-99もゲーム画面のキャプチャや資料を参考にモデリングして作成しています。サイズや諸々の都合でだいぶ簡略化しています。

Apexは2つの武器を拾って戦うゲームで、射程や特性を考えて持つ武器の組み合わせを考える必要があるので、基本的には2つの異なる武器を持つのがセオリーです。
ただ、R-99のモデリングが完成した時点で締め切りまでのスケジュールを考えるともう一つの武器のモデルを作成するのは難しそうだと考えたので、R-99二丁持ちにすることにしました。
長物に対抗できなくはなりますが、連射速度が速すぎてマガジンの弾をすぐ撃ち切ってしまうR-99を二丁持つこと自体は理にかなっていると言えば言えます(たまーにちるこさんもR-99二丁持ちしてたし)。
ちなみに、もう一丁の候補はロングボウDMRかセンチネルあたりを考えていました。

W鳥

なお、Apexでは普通片方の武器しか使えないのですが(武器同時発射できるチートあったけど)、こちらはあくまで人型機動兵器ということでWトリガーできる想定にしています。
また、ヴァルキリーは空中ではジェットパックの操作で両手がふさがるため銃が撃てないのですが、こちらは人型機動兵器なので問答無用で撃ちます。

ミサイルポッド

既存のパーツでちょうどいい大きさや形状のものがなかったので、前面にMSGを使用して基部を3Dプリンタで作成しています。
バックパックとの接続アームもMSG。配置などの関係でヴァルキリーのものとは接続方法が若干変わっています。

EMPグレネード

スケジュールを考えて1週余裕を見て作成していましたが、予定通り完成したので残りの時間でEMPグレネードを作りました。
Apexのゲーム中だとアークスターと呼ばれるグレネードですね。
基本的に回転対称なのでモデリング作業もスムーズにできました。

カラーリング

Apexでは多様なスキンが用意されているので、カラーリングはそれらのうちから選択しました。今回はレジェンダリースキンの「ブルーボマー」をモチーフとしています。
数少ないキャラピック画面の演出が変化するスキンですね。
※このスキン持ってないので画像は割愛。

ググるなりして画像を見てもらえば分かるのですが、このスキンは黒系の配色をベースにイエローとブルーがサブカラーやアクセント程度に使われています。
この配色を素直にカトラスに反映してしまうと人型機動兵器としてはちょっとチグハグな感じになってしまうと判断しました。

そのため、配色自体はカトラスに準じるものとしてイエローをベース、ブルーをアクセントとするようにしました。結果、人型機動兵器として違和感なく、パッと見でブルーボマーっぽくなったかなと思います。

レシピ

  • 本体イエロー:8番シルバー > キアライエロー

  • 本体ブルー:コバルトブルー

  • 関節などグレー:メカサフスーパーヘヴィ

  • 武器などガンメタル:ウイノーブラック+8番シルバー少量

  • 武器ダークイエロー:ダークイエロー

余談

ちゃんと資料見て作ろうと思って資料集買ったのですが、なぜか英語版が超安くなってました。でも、翻訳するの面倒だったので普通に日本語版買いました。

なお、実装時期の関係でヴァルキリーは載っていませんでした。

それでは今回はこの辺りで。

結果発表!

2位でした。惜しかったけど楽しかったのでヨシ!
※掲載許可済み

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