活版印刷ワークショップ「欧文名刺の作成」

画像1 4人の方の参加を得て、欧文活字を使った活版印刷のワークショップを行いました。使用する活字はカッパープレートゴシックライトの四号と6ポです。
画像2 一人ひとりに鉄板のゲラを組みゲラに見立て、名刺を作る要領で五号4倍クワタ6枚と五号2分の木製インテルを使っ欧文名刺を作るワークショップです。文選箱とセッテンを用意しましたが、ここには映っていませんが、ステッキを使ったので、文選箱は使いませんでした。
画像3 6ポの活字は先日紹介した活字の持ち運びに使うケースにいれて会場に運び、そのままこのケースから活字を拾っていただきます。
画像4 四号活字はすだれに並べました。これは旧四号です。東京の活字店から購入して揃えたものの一部です。
画像5 込物です。6ポの込物は小さいので二分と三分と四分、特に三分と四分がなかなか見分けられないことが多く、後で混じってしまう恐れがあります。
画像6 欧文活字は一文字毎に横幅が違うのでこれで金属のインテルを切って揃えていきます。赤く見えるのは1ポの厚みのインテルです。
画像7 印刷に使用する印刷機はアナダのの2HSです。これは、私が所有した最初の活版印刷機です。とても重いです。この後に発売されたエイトファイブはこれよりも大きい紙に刷れますが、この機械よりも軽いです。出来上がりの画像はないので、ここまででワークショップの紹介は終わりですが、自分ですだれから活字を拾って組版する作業は参加者にとっては難しそうでした。特に、文字数が多くなるとそれだけで時間が過ぎていきます。
土佐和紙ヤケ入り機械欧文 でき上がりはこんな漢字だったかな。人が集まれるようになったら、名刺づ作り(欧文でも日本語でも)のワークショップを行いたいと思っています。

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