自転車で溺れた

今日の夕方、用を済ませて帰ろうとすると雨が降っていた。
めんどくさいな、と思いつつもレインコートを羽織って自転車に乗った。

最初はよかったのだけれどだんだん雨が激しくなってきた。
そして、まさしく「ゲリラ豪雨」という段階になって私は溺れた。

向かい風も手伝って大量の雨が私の顔を濡らした。目や鼻にも入ってきて私は走りながらにして溺れた。息ができない、苦しい、鼻やらのどやらも痛い。着ているものはまるで水の中に飛び込んだかのように乾いているところが無くなってしまった。

ようやく家にたどりついて私は心底ほっとした。
服は全部着替えて、冷えた体を温めるためシャワーに入った。

自転車で溺れるというある意味貴重な体験だった。もう二度と体験したくないけど。

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