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3番

ちみすけは保育園が大好きなのだが、だからといってスムーズに登園できるかはその日の気分にもよる。
その日は父と母と3人で行ったのだけれど、なんとなくぐずぐずしていた。

なんとなくぐずぐずベビーカーに乗り、なんとなくぐずぐず入口を通る。
送り終えて出てくるところだったお父さんが、入り口の門を開けておいてくれたのだがいつもと違うその感じが嫌だったのか一度閉めてやりなおした。
玄関のところにある絵本のコーナーに吸い寄せられ(コレはいつも通り)、いつもはなにか一冊読むと満足して階段に進むのに今日はもう一冊もう一冊とねだり、
いやさすがにそろそろ行こうよとちょっと強引に母にてをひかれて階段にむかう。

腹が重い母はゆっくり階段を登っていたので、早く2階の教室に向かわせたい父が「パパ先行っちゃうよー!」とちみを急かして一緒に登って行った。
ちみ「ダメェダメだよーっちみちゃんがいくのっ」(でもぐずぐずして上らない)
父「じゃあちみちゃんのぼりなよーっパパ1番についちゃうよ〜!」
ちみ「だめ!だめなの〜!ウニョゴニョクネクネイー(なんて言ってんのかわかんない声でぐずる。)ちみちゃんがいちばん!」(ようやくのぼり出す)
父「(とりあえず歩き出してホッ)ハイハイちみちゃんがいちばんね〜パパは2番」
ちみ「ぱぱーっ!だめ!ぱぱこないでよ〜!ぱぱはさんばん!」
父「えっ2番は?」
ちみ「にばんはまま!ままーっ!」
母、急なご指名に慌てて階段をのぼる。

2番にもなれなかったパパ。
でも今日もめげずにがんばってくれてありがとう。

ちみごはん
・しょうがない生姜焼き(生姜焼きを作るつもりでレシピまだ調べたのに生姜入れるの忘れたのに食べ終わってから気づいたことを報告したらちみ父が命名)
・ひじきの煮物
・トマト
・野菜スープ

ひじきは気に入ったらしく、母の分まで強奪してたべました。しょうがない生姜焼きは生姜がなかったのが功を奏したのか8割くらいたべてくれ、トマトと野菜スープは安定の無視。


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