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ネズミ講の計算式「1ヶ月に2人入会させるだけ」を数学的に検証してみた

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ネズミ講とは1ヶ間でどれだけの数を増殖させられるかをネズミに例えたテクニックのことです。

一般的にマルチ商法(ネットワークビジネス)と混合されがちですが厳密に言うと違います。

ネズミ講は法律(無限連鎖防止法)で禁じられている一方、マルチ商法は認められている広報ビジネスなのです。


✔︎ネズミ講の勧誘パターンは「1ヵ月に2人入会させるだけ」

ネズミ講の代表的なパターンは「1ヶ月に2人、入会させるだけ。後はその2人が新しい会員を2人ずつ増やしていくから確実に儲かるよ」と、いうものです。

そして、その”入会費”の一部が紹介料として収入になります。

「最初に会費を払うが紹介料が入ればあとは紹介した2人が増やしてくれる」

このような軽い気持ちで始めてしまう人が多いから蔓延しやすいのです。

しかしよく考えてみると人口は有限ですから最終的には崩壊する仕組みとなっています。

このようにネズミ講の勧誘はピラミッド型となり、1人が2人に、その2人が計4人に、さらに4人が計8人に…という勧誘パターンとなっています。


✔︎ネズミ講を数学的に検証してみた結果…

ネズミ講のビジネスシステムを数学的に検証していきましょう。

先ほどもご説明しましたが『 1人が2人を募り、それぞれ2人がさらに2人を勧誘していく』というモデル。

これはネズミ講であり、”ねずみ算”とも呼ばれす。

3ヶ月目の勧誘ケースをみると
「1 +2 +2 × 2」であり、「1+2 +4」ともいえることから答えは合計7人です。

このように会員が増えていくと、日本の人口約1億2000万に達するまでには、約何年かかるのでしょうか。

計算を簡単に行うために、ここでは指数を使った計算式をご紹介します。

指数とは「23は= 8」の”3”のことです。

2ヶ月目の場合「22− 1」= 3人
3ヶ月目の場合「23− 1」= 7人

となり、「− 1」はピラミッドのてっぺんの人を表すために使います。

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ちなみに電卓での累乗計算は...
22の場合「2 × × =」
23の場合「2 × × = = 」
24の場合「2 × × = = =」
のようになります。)
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このように=を押し続け計算していくことで、数字が1億2000万人を超えたときの2の”乗数”
が全国民を巻き込んだ限界値を意味します。

計算した結果、27ヶ月目に会員数が
[1億3421万7727人]と日本の人口を超えました。

そうです。

ネズミ講に引っかかる人は頭が良くない証拠。

しかし不安定な心理状態のときには正しい判断ができないのが人間です。

理想を描き、追いかけてしまいがちですが
「なぜありえないのか」を頭に入れておくと冷静な判断ができるのではないでしょうか。

正しい知識を身に付けておくことが今後いっそう大切になってきそうです。

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