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秘密のあそび

父が出て行って間もなく、
私たちは母子寮に入った。
幼稚園も辞め、保育園に通うようになった。
ナベちゃんとは相変わらず頻繁に会い、彼の部屋へ遊びに行く事も多かった。
お父さんには時々外で少しだけ会えた。

保育園のクラスにはこどもが5人くらいしか居なかった。
ベリーショートヘアに沖縄米軍のフリーマーケットで買ったボーイッシュな古着を着た、女か男か分からない私に戸惑ってるような子もいたけど
同じ母子寮に住む男の子とは特に仲良くなった。
フニャフニャヘラヘラした歯抜けの顔が可愛くて、私は彼のことが好きだった。

誰にも言ったことがないけど、
彼の家に母と遊びに行ったとき、
母達の目を盗んでチューしたり、お互いのパンツの中を見たりちょこっと触ったりして遊んでいた。
えっ女の子ってち○ち○ないの?!うそー!
ほんとだよ!ほら!ち○ち○ってどんなん?そっちも見せて!えっへっへww
みたいなノリだったけど、親に見つかったら怒られるというのは2人とも分かってて
母同士が台所で話に華を咲かせている時にコソコソやっていた。
好きな男の子が自分に強い興味を抱いてくれるのが嬉しかった。
エッチなことは何となく楽しかった。
彼は今頃どうしてるだろ。元気かな。
もう名前もわからないおともだち。

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