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498 日本株(TOPIX)と企業業績

昨年度(2023年度)の業績発表が終わった。
予想よりかなり良かった。しかし、日本株が足踏みしている。米経済が失速しない期待が再び広がったことで、米国株が上昇しているのとは対照的だ。

日本株が足踏みしているのは、3月期企業の決算発表で「慎重」な今期利益計画の表明が相次いだことが要因だ。
日本経済新聞の集計では、東証プライム上場企業のうち前期と比較可能な約1070社が25年3月期の純利益を前期比4%減と5年ぶりの減益予想をする。

日本株、米欧高でも足踏み 企業の慎重な業績予想が壁 - 日本経済新聞

以下は、私のTOPIX業績推移の推計だ。

2023年度(2024/3月期)のTOPIXのepsは前年度比15.4%になった。しかし、1年前には、2023年度のTOPIXのepsは7%増と予想していた。

予想の推移は次の通り。当初は2023年度(2024/3月期)のTOPIXのeps予想(緑の線)は153だった。それが時とともに上昇し、最終的(結果)には165となった。
今期については、会社発表ではほぼフラット。私の現時点の予想は172(+4.2%)だ。

上記をもとに、株価と向こう12カ月のeps予想の関係は以下のグラフの通り。

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