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213 mini安倍トレード

2013年黒田氏が日銀総裁になった時「安倍トレード」が起きた(実際は野田氏がタオルを投げた2012年11月から大金融緩和を想定して起きた)。
安倍トレードとは、ヘッジファンドが得意としてきた「ダブル・デッカー(2階建て)」と呼ばれる取引手法で、日本株(特に日経平均)ロングと円ショートの組み合わせを言う。
これが、2012年11月半ば以降の円安・日本株高、いわゆる「アベノミクス相場」をけん引してきた。

10年経って、植田氏が日銀総裁になると、利上げ観測を否定し、金融緩和継続の方針を宣言した。そして起きたのが今回のmini安倍トレード。

安倍トレードに興味があれば、「日本株 アベ トレード」で検索。

日本株と米国株

ここにきて、日経平均がNYダウを上回ってきた。

しかし、彼らから見れば(ドルベースで見れば)円安で、日経平均はNYダウに大きく劣る

日本の投資家からしても、日経平均へ投資するよりNYダウに投資していた方がパフォーマンスはよかった。

最初のグラフに見るように、海外投資家が日本の金融緩和相場を取ろうとすると、為替はヘッジして日本株を買うのが良いことになる。つまり、植田トレード=mini安倍トレードだ。

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