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191 2020年4月20日 Philly Fed Idx他

4月20日の市場の話題は、Teslaの自動車価格値下げ、Philly Fed index(フィラデルフィア連銀製造業景況指数)の悪化、新規失業保険申請件数の増加。
米金利低下、ドル安、株価は下げたものの僅か。

<参考>
テスラ株11%安、時価総額7兆円失う 値下げ減益に懸念 - 日本経済新聞
米テスラ急落、目標株価下げ相次ぐ マスク氏が値下げ継続示唆 | ロイター
米国の失業保険、新規申請24.5万件 2週連続増 - 日本経済新聞
米新規失業保険申請、5000件増の24.5万件 労働市場の減速示唆 | ロイター
米東部3州の製造業景況感、2年ぶり低水準 地区連銀 - 日本経済新聞
米フィラデルフィア連銀業況指数、4月はマイナス31.3 | ロイター

(1)Teslaの自動車価格値下げ
19日発表した2023年1〜3月決算が約3年ぶりの減益となり、今後の収益低下に対する懸念が広がった。1月から本格化したEVの値下げで、採算が悪化した。

(2) Philly Fed index(フィラデルフィア連銀製造業景況指数)
17日に発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数は予想外によくて、米金利上昇、ドル高になった。20日に発表になったフィラデルフィア連銀製造業景況指数は大きく悪化して米金利低下、ドル安になった。

(注)米国経済状況を計る総合指数はGDP、
それの先行指標になるのがISM製造業指数(先月のデータが翌月1日に発表される)、
ISM製造業指数を予想する指数としてPhilly Fed index(当月のデータが当月に発表になる)、
さらに早く発表されるのがニューヨーク連銀製造業景気指数。
ただし、ニューヨーク連銀製造業景気指数はブレが大きすぎて信頼性に欠ける。

4月のPhilly Fed Idxの下げは大きい。ISMでは42に相当する。完全に景気後退レベルだ。これで株価が大きく下げないのは不思議。


17日に発表された4月のNY連銀景気指数は跳ね上がった。ブレの大きい指数ではあるが、訳が分からん。

(3)新規失業保険申請件数
週次データで発表が早い。
毎週の些細な動きよりも、70年代の再来になるかが興味。


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