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390 最近の市況 2024年1月19日

年始からの動き
・長期金利:米金利上昇、世界的にも上昇

・為替:米金利上昇からドル高 特に、円に対して強い
・株価:日本だけが突出して強い。中国は軟調、他はほぼ横ばい(先週末だけ上昇)。但し、前年末に米国は上昇、日本は停滞していた。

長期金利について、年始までの市場の見方は、「2024年1月5日 379 現在及び今後の経済・金融状況の市場の見方」ということだったので、異なる展開になっている。
その理由は、早期・急速な利下げを見込み過ぎていたのを修正。そもそも、FRBのドットチャートでも今年3回の利下げ見通しなのに、市場は6回と見込んでいた。

最初は、特に理由もなく、修正が始まった。そして、先物で債券ショートしすぎていた向きが締め上げられて、金利のアンワインド(上昇)。理由に使われたのは、「雇用の減速傾向は続いているが、依然堅調」ということ。

今、注目されるのは、今週末(26日)発表の米国PCE。先日発表の小売売上高は堅調だったが、個人消費支出で再確認されるか? そして、勿論、最重要なのはFRBの目標対象のコアPCE価格指数。

米国株がやや強含んでいるのは、依然、企業業績の堅調が続いていること。これまでの利上げによる景気減速が起きていない。不思議なのはPERが拡大していること。理由としては、利上げ(金融引き締め)にも拘わらず、カネ余り状態ということだろう?

日本株が年始から強い。1月第2週(1月9~12日)では、新NISAの買いはそれほどなかった模様(200億円程度?)。中国からの買いもそれほどなかったようだ(不明だが、400億円程度?)。中国は資本規制があるので、中国投資家は買いたくても買えない。では、日本株を押し上げたのは、やっぱり海外投資家。

東京証券取引所が18日に発表した1月第2週(1月9~12日)の投資部門別売買動向は、現物の海外投資家が9557億990万円と2週連続の買い越しとなった。買い越し額は昨年6月第1週(9854億2493万円)以来の水準に膨らんだ。前週は1405億7473万円の買い越しだった。先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)では海外投資家は4881億円の買い越し。現物・先物の合計では1兆4439億円と2週ぶりの大幅買い越しとなった。前週は1130億円の売り越しだった。

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202401180945

海外投資家が買っている背景は、

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