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ドイツ景気後退入り確実に

独IFO経済研究所が26日発表した9月の業況指数は悪化。特に独企業期待指数は75.2とリーマンショック時並みに下落している。確実にドイツ経済はリセッションに突入しつつある。
エネルギー価格の高騰で事業活動は大きなダメージを受けている。
エネルギー価格ショックは消費者の購買力を低下させるとともに、企業のコストを上昇させ、採算が合わなくなっている。

実質GDPは前年同期比増加率
実質GDPは前期比増加率(年率化していない)

因みに、米国でも、9月15日発表の9月のフィラデルフィア連銀製造業の見通し指数はリーマンショック時並みの水準に落ちている。

こういうなかで、欧州でも、米国でもインフレ抑制の為に利上げが続く。
商品価格の下落が激しいので、既に物価上昇率はピークアウトしたのは間違いないだろうが、労働コストの方はまだ残っている。中銀が満足できるほど物価は下がらないだろう。

欧州でも、米国でも、景気はこれからますます悪くなっていく。市場は、まだ現況指数に引っ張られている面があり、これからの景気悪化を十分織り込んでいない。つまり、株価は悲惨なほどこれからも下落するということだ。

ちょっと気になっているのがロシア。追い詰められて核兵器を使用するとなると・・・。 しかし、降伏、和平となると、少なくとも一時的に株価は暴騰、金利は低下、ドル安(というより、売り込まれた通貨の反騰)が起きるだろう。
あまり調子に乗って、株を大きくショート、ドルロング、金利ショートするのもリスクがあるような気がする。特に、株には注意した方がいいような気がする? 気がするだけで、勿論本線ではない。

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