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597 米国GDP 堅調持続

相場の基本的スタンスは 2024年7月19日 今後の相場のキーは、米国が景気後退に陥るかどうか で変わっていない。
その後、米国の金融政策の転換があったが、基本に変わりはない。

しかし、世界経済と違って、米国経済の減速は全く明確でない。まだ、株にしろ、為替にしろ明確な方向性は出ていない。
参照 565 米国GDP堅調 なら、相場はどうなる?

GDPはまったりした指標で、発表も遅いが、総合的な指標としてチェックしていく。とくに、パウエル議長は、6月12日 FOMC後の記者会見で、『米経済は堅調なペースで拡大。24年1-3月期の在庫・政府支出・輸出を除く民間最終需要は2.8%成長と依然強い。』と言っており、メディアにあまり載らない民間最終需要もみていく。

米商務省が8月29日に発表した4-6月期のGDP改定値は年率換算で前期比2.952%増と、速報値の2.8%増から上方改定された。民間最終需要は前期比年率で2.92%。安定して堅調。景気減速感は全くない。

さて、今回は4-6月期の企業収益も発表された。堅調だった。赤線(左軸)はS&P500 のepsで、2024年7-9月期以降は市場の予想。今の相場はこの予想に基づいて形成されている。線形目盛だと放物線的拡大になるので、参考まで対数目盛も示した。はたして、今後こんな堅調な業績が続くのだろうか?

上図を対数目盛にすると、





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