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9月の米非製造業景況感

10月5日 相場はよくわからない動きだった。特に株価がわからない。
2日間の急騰の後の自律反落、ISM非製造業のデータに反応して金利上昇・株価下落の局面もあったが、その後特段の理由もなく持ち直し。

一応、ISM非非製造業(サービス業)景況感指数のデータを見ておく。

総合指数=景況感指数は56.7とやや低下したが、雇用指数が上昇している。人手不足のようだ。

ところで週明けに発表があった製造業指数のデータをもう一度見ると、こちらは、雇用指数が大きく落ち込んでいる。非製造業とは対照的だ。

製造業の雇用指数を見て、金利は低下したが、今回非製造業の雇用指数を見て金利は上昇。忙しい動きだ。

ISM非製造業の雇用指数が多少上昇したからと言って、明日発表の雇用統計の参考にはならない。
ISM指数は、製造業の悪化が明瞭だが、経験的に非製造業はそれに遅れて、これから悪化するだろう。
価格指数を見ると、製造業ではかなり低下しているが、非製造業ではまだ高い。

ISM指数では、サブ指数に一喜一憂している感があるが、今この指数で注目すべきは製造業の総合指数だけだろう。その他は見る必要もないくらいだ。
製造業景況感指数が51を割ってくると、企業収益は減益になっている可能性が高い、47を割ってくるとリセッションに入っている可能性が高い。

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